2019年11月13日水曜日

西郷村「甲子温泉 大黒屋」2


 一度,建物を出て,川を渡って「岩風呂」「婦人風呂」へ向かいます。天気の悪い日は,少し躊躇してしまうかもしれません。そう考えると,新しくできたお風呂は有難い存在かもしれません。

 「岩風呂」への左手前に,池のような露天風呂のような丸いお湯の溜まったものがあります。当然,橋を渡ってきた人からは丸見えなのですが,やはりみんな気になるのか,「岩風呂」から出てきて入ってみる人が何組かいました。でもみんな,「ぬるいぬるい」って戻っていきましたが。お湯に触ってみると,確かにぬるいです(笑)。「岩風呂」からお湯がきているのかな?

  もう一つ,みんなが気になるのが,「温泉プール」。一筋の滝湯がプールの中に注いでいるのですが,プールの大きさから考えると,決して熱くはならないんでしょうが,それはプールだから良いのかな。熱いプールだと,のぼせちゃいますからね。

 「岩風呂」は窓から射し込む光と,ランプの灯りだけです。どうしても天気の悪い日は,建物の中は薄暗くなります。夜は夜で,結構雰囲気(?)が出てくるので,一人で入るのは勇気がいるかもしれません。

 入り口を開けると,そこにはすぐ湯船があって,脱衣スペースは右手の湯船の脇になります。なので,ちょっと覗いてみるつもりで入り口を開けると,裸になっている人達が目の前にいるのでビックリします。脱衣スペースも,キチンとしたものではないので,混浴とはいえ女性が入るのは厳しいです。諦めて女性専用の時間を狙うのが正解でしょう。(それでもマナーの悪い人がいるのは,どこでも,の話なのかもしれませんが)

 大き目の湯船で,更に深さもあります。1メートルちょっとくらいの深さはありますが,部分部分によって深さの違いはありました。底が岩肌そのままなので「三之亟」のような雰囲気もあるでしょうか。ただ小石があったり,底岩のうねりなんかで歩きにくかったりはします。

 お湯は少しぬるめ。というのも,注がれているお湯は適温なのですが,湯船の底から清水が湧き出ているのです。足元湧出の温泉ならぬ清水です。よーくお湯の中を見ていると,泡が出てくるところがあるので,そこに足をあててみると冷たい清水が湧き出ているのがわかります。これで適温より若干ぬるいくらいの,長く入れるお湯の温度になっているようです。

 石膏泉らしい肌にミッシリとする感じはありました。肌の調子が良くない人は,一日に何度も入ってくださいと館内に張ってありましたが,なるほど入浴後の肌の調子は絶好調です。飲泉もできるようになっていましたので飲んでみると,うむ,なかなか飲みやすいです。

 壁側に岩肌がむき出ているのも雰囲気があります。木で組まれた高い天井から射し込む薄い陽の光,そしてランプの光。ゆったりと目をつぶっていると沢の音だけが聞こえてきて,眠ってしまいそうです。(ズズズズゥ~)

 あと忘れていけないのは,子宝石。湯船の真ん中に大きな石が沈んでいます。これに触ると子宝に恵まれるとのこと。男性のものを模しているものを見ることは偶にありますが,この石は女性のものを模しているような形をしているようなしていないような。

 最初は,お湯を楽しむなら新しいお風呂の方が良いのかなっても思いましたが,この雰囲気があってこその甲子温泉だなって最後には気がつきました。

 この「岩風呂」は基本的には混浴なので,女性は「婦人風呂」を普段は使うようになります。「岩風呂」を小さくした感じで,以前は「婦人風呂」側にも子宝石(を模した石)があったのですが,今は無いようです。

 また,足元湧出の清水もないようですが,「岩風呂」に似せるように,最初から温泉に清水を加えて少しぬるめの温度にしているのかと思いました。


 それにしても有名な温泉であればあるほど,色々なお客さんもいます。気持ちよくお風呂を楽しむためには,最低限のルールは守ってもらいたいものです。日帰りのお客さんも沢山来ているので,よりゆっくりお風呂に入るためには宿泊をお勧めします。とはいえ,宿泊しているすべての人が常識を知っている訳でもないので難しいですね(笑)。


(この階段を使って
 湯小屋まで降りていきます)


(川を渡る橋です
 頑丈な橋の下に見えているのが,以前,使われていた橋
 ちょっと恐かったでしょうね)


(橋を渡ったところにあるお風呂(?)
 ぬるいので今の時期は入れません)


(プール風呂
 温水プールというほどの水温でもありませんでした
 夏期限定ですね)


(「婦人風呂」
 以前は真ん中に子宝石が,あったと思うのですが,,,)

(注がれているお湯は,源泉と沢水をブレンドしたのか,
 最初から,ぬるめでした)


(「岩風呂」
 一番人気なので,こんな風にゆったりできるのは
 珍しいと思います)


(右奥にあるのが脱衣スペース
 この混浴は難易度高いですね
 女性は,専用時間にどうぞ)


(朝の「岩風呂」
 薄暗めの建物内に陽が射し込みます)


(右奥に祠が見えます)


(この岩場が子宝石だと 勘違いしてしまう人もいましたが,
 本当の子宝石は,,,)


(湯の中にあります
 その石にさわると,子供が授かると伝わる,と書いてます)

(湯船の真ん中に石はあります
 座るのに丁度良いですよ)


2019年11月12日火曜日

西郷村「甲子温泉 大黒屋」1

2004年8月,宿泊。

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 ラーメンで有名な白河から国道289線を西郷村方面に向かって,ほぼ行き止まりにある宿「大黒屋」。途中,宿まで3kmくらいからの道は,秘湯ムードを髣髴させるような道のりでした(長く感じた3km)。急カーブで登っていく坂が一番ドキドキしましたが,後で宿の人が「あそこは安心坂といって,登って一安心,下って一安心するんですよ」って話しているのを聞いて納得しました(特に登りは,ねぇ)。

 宿のチェックインは14時と早めなので,ほぼ,その時間に行ってみました。ちょっと手違いがあって,予定していた離れの「勝花亭」ではなく,本館の部屋に宿泊することになりました。「勝花亭」に行くには一度外に出なくてはいけませんが,トイレも共同ではなく,部屋についているのでお勧めです。空いてさえいれば泊まれるので,予約の時に聞いてみると良いでしょう。

 ここのお風呂は,100数段の階段を降りていき,川を渡ったところにある湯小屋にある「岩風呂」「婦人風呂」,そして「温水プール」の3つ,と聞いていました。「温水プール」は暑い夏の時期のみのオープンということで,私が訪れた8月末には誰も入っていませんでした。また,「岩風呂」「婦人風呂」ともに,カランもなく,シャンプー・石鹸もないということで,まさに不便さは秘湯らしい状態。

 ,,,のはずでしたが,実は7月に新しくお風呂が出来たとのこと。「岩風呂」に降りていく階段の途中から,新しいお風呂へ行くことが出来ます。

 新しいお風呂は,露天風呂付きの男女別内湯です。まさに出来たばかりといった感じで,カランもシャンプーも完備。お湯はもちろん掛け流しなのですが,手前に掛け流すことによって浴室の床を濡らすことがないように,奥の方の縁が低くなっていて,ほぼそちらに掛け流しになります。

 男性用の露天風呂は,内湯から出たすぐのところにあるもので,ごくごく普通の露天風呂。上の半分くらいには屋根もついているので雨の心配はいりませんが,あまり眺望も良くはないかも。

 でも,女性用の露天風呂は,建物から出たところにある中庭の真ん中にあります。湯船までの道の脇には小石が敷きつめられ,きちんと箒目が引かれています。横の眺望はやはり良くないのですが,空に向かっての突き抜け方はなかなかのもの。天気が良ければ,とっても気持ち良いでしょうねぇ。

 内湯は,「岩風呂」を模しているのか天井の高い建物で,男性側と女性側の音が響いて聞こえてきます。人がいなければ,男性側と女性側で声を掛け合うことができるかもしれませんが,声が響きすぎて聞き取りにくいでしょうね。

 お湯の量と湯船の大きさの比率からすると,「岩風呂」よりも新鮮なお湯を味わえるかもしれません。「岩風呂」が底から清水が湧出しているため,ぬるくなっているのに対して,ここはしっかりお湯の温度,そのままなので適温です。少し立派過ぎる施設がなんですが,こっちのお風呂の方が好きかも,,,と一度は思いました。

 さて,それではメインの「岩風呂」へ降りていってみましょう。(続く)

       

(勝花亭に掲げられている,甲子温泉の看板です)


(新しく出来た男性用内湯
 平成16年7月に完成したばかり)


(同じく男性用の露天風呂
 少し熱めのお湯が,キリリと気を引き締めます)


(今までと異なり,カランも完備
 便利な秘湯になりました)


(女性用内湯
 男性用とほぼ同じレイアウト)


(無色透明のお湯が,並々と注がれています)


(女性用の露天風呂は,庭園の中にある感じです
 空を見上げると最高の気分)


(周りの緑も気持ち良いです
 男性用よりも○)


(夕食の一部分
 他にメインの鍋などがあります
 秘湯の宿のメニューとはいえ,一通り食べれました)


(国道289号線
 いわゆる「階段国道」(真ん中奥に見える階段))



【宿の情報】
甲子温泉 旅館 大黒屋
福島県西白河郡西郷村大字真船字, 寺平1

混浴「岩風呂」,女性用「婦人風呂」,男女別露天風呂付内湯,温泉プール
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)45.8度 
[源泉名/甲子温泉源泉1号]

2019年11月10日日曜日

天栄村「二岐温泉 大丸あすなろ荘」2


 18時から21時までは,渓流露天風呂が女性専用で,女性専用内湯と露天風呂が男性専用となります。本当は,食事の後はゆったりとしていたいのですが,ここは頑張ってお風呂へ。

 女性専用の露天風呂は,とても柔らかいお湯でした。無色透明なのは渓流露天風呂と同じなのですが,例えるならば水道水とアルカリイオン水の違いのようと言うような感じ。お湯の温度も丁度良く,実は,今回のお風呂の中では一番のお気に入りです。このお湯ならば「子宝」というのも本当のような気がしてしまいます。

 女性用露天風呂は,内湯から外に出るとあります。2つの筒から湯船にお湯が注がれていますが,それぞれ少しぬるめ。ちょうど渓流露天風呂の大きい方くらいです。内湯のような柔らかさも感じられませんでした。基本的には露天好きの私ですが,まぁ景色も見えない状態でしたし,内湯に戻り,しっとり浸かっていました。薄暗い明かりの中の内湯に浸かっているのも風情がありましたよ。

 寝る前に,髪を洗っておこうということで,23時すぎに大浴場へ行きました。大浴場はホテル旅館に負けないような,キレイで洗い場もしっかりあります。でも,塩素の匂いも。この宿で大浴場だけは一部循環のようです。お湯の量が少ないのであれば,無理して大きな浴場を作らなくても良いような気がしますけど。ましてや秘湯の会の会長の宿なのであれば。

 朝食が少し遅めの8時からというのは私には嬉しいですね。ゆったりと寝ていられるというのは。でも,お腹がすく人にはちょっと遅めなのかもしれません。昨日の夕食と同じところでいただくようになります。

 そして朝食後は,名残惜しむべく最後の入浴。渓流露天風呂に入って終わりでした。

 高いお部屋の方には,露天風呂付きの部屋もあったようですが,温泉なのかなぁ。あんまりお湯が無いので,少なくても源泉かけ流しではないんだろうなと考えると,そこまで無理はしなくても良いような気はしました。

 この時期のお風呂も良いですが,冬は冬で,積もった雪を脇に見ながら入るのも気持ちが良いかもしれないなぁ,と思いながら宿を後にしました。

 後日談ですが,肌の調子はすこぶる良かったです。ここの単純泉,肌に良いんですね。


(女性用内湯「子宝の湯」です)


(お湯は,しっかり湯あみされたかのように
 肌に柔らかいです)


(女性用露天風呂
 2本の筒からお湯が出ています)


(渓流露天風呂ほどは,川のそばにありません)


(大浴場「あすなろ湯」
 窓の外に露天風呂が見えます)


(浴室はキレイに整えられています)


(「あすなろ湯」についている露天風呂)


(夕食の様子)


(翌朝の渓流露天風呂
 陽の光が気持ち良いです)


(水面に緑が映ってキレイでした)


(宿泊した部屋
 2部屋の片方はベットがあります)


2019年11月9日土曜日

天栄村「二岐温泉 大丸あすなろ荘」1

2003年7月,宿泊。お勧めです。

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 日本秘湯の会の会長の宿,かつ秘湯の宿の割には値段設定も高めなので,贅沢気分を味わうつもりで,今回宿泊することとしました。郡山ICから宿に向かったのですが,思っていた以上に近かったです。

 入り口から玄関に向かう道も,両脇にモミジなどの木が植えられており,雰囲気があります。玄関を入ると,従業員が出迎えてくれます。きちんとした対応をしてくれるのは流石です。

 部屋は古い方の建物の「湯生亭」でした。玄関が4階にあるので,部屋へは降りていくようになります。2部屋あって,片方にはベッドがあるので,いつでも横になることができますし(やったー),ご飯の時に宿の人が入ってきて布団を引く必要もないのは良いです。畳はきちんと交換されていましたが,部分部分は年期を感じさせます。

 もうひとつの建物の方だと新しいのでしょうが,これはしょうがないですね。ただ,明らかに古くなっていて,宿の雰囲気を損なっているものについては,交換していったほうが良いと思います。

 明るいうちに,ということで,渓流露天風呂へ向かいました。脱衣所の先には,手前に大きい湯船が,奥に一回り小さい湯船があります。手前は温く,奥は熱めということだったので,手前から入りたかったのですが先客がいたので奥へ。

 竹筒からお湯が湯船に注いでいるし,すぐ脇には川が流れていて良い感じです。川の水は透きとおっていているし,釣り人も糸を垂らしているので魚もいるのでしょう(あれっ,釣り人からはお風呂が見えてるなぁ)。

 さて,お湯をチャパチャパかけて,と思ったら,これが熱め。比較的熱めが好きな私ですが,これはなかなか手ごわいです。なんとか体に湯をかけて,その後ソロリソロリと体を静めていきますが,「あちちちっ」と声を出しながらじゃないと,入れません。2分くらい浸かっていましたが,やっぱり熱いので退散。

 すっかり赤くなった肌のまま,大きい湯船の方へ。こちらは逆に少しぬるい位。中間くらいのお湯の温度だったら良いんだけどなぁ。お湯が注いでいる感じはしませんが,湯船の中に直接お湯が入っているので,その筒の近くに陣取ります。

 やっぱり川沿いの露天風呂は気持ちが良いですねぇ。湯船から溢れたお湯は川へ流れていきます。ただ,湯船の大きさの割には注がれているお湯の量は多くは無いような気もしました。まぁ,この宿,全体で言えることかもしれませんが。

 最後に,自噴泉岩風呂。ここは混浴です。岩風呂を覆うように建物が建てられており,中に入ると脱衣所があって,すぐ浴室への入り口があります。無色透明なお湯ですし,入り口から湯船が見えてしまうので,女性が入るのは勇気がいりそうです。朝の6時~8時に女性専用タイムが設けられているので,安心して入るためにはその時間が良いのかも。

 お風呂の感じは実に良い感じです。湯船の底の感じとか,外から注いでくる陽の光とか。言葉足らずで申し訳ありませんが,下の写真でその感じを受け取ってもらえれば。ただ,ここもお湯は熱めです(笑)。渓流露天風呂で慣れてきたので,しっかり入ったものの,なかなか大変。でも,がんばっても入りたい,そんなお風呂でした。

 お湯を薄めるには,おけを使って水を汲んでは湯船に入れて,水を汲んでは湯船に入れて,の繰り返し。これで少しは入りやすい温度にもなります。時々,底から泡がプクプクっと出てくるのを見ていると,あぁ自噴なんだなぁと,しみじみと感じ入ってしまいます。

 部屋に戻ってきて食事まで一休み。食事は6時からになります。こちらの宿泊棟は食事処になります。でも,一部屋に6組で,隣の組とは区切られているので,あまり気になることは無かったです。値段なりに食事の内容も充実。漆器塗りの重箱に少しづつ料理が盛られていたり,食前酒としての“どぶろく”や鍋など。お腹が一杯になってしまいました。


(門をくぐって,入り口に向かう道です
 期待させる雰囲気を持ってます)


(部屋から見た景色です
 右手にもう一つの宿泊棟が見えます)


(露天風呂に向かう途中です
 右が自噴泉,左が渓流風呂と子宝風呂です)


(渓流露天風呂
 手前が大きい湯船で,右奥に見えるのが小さい湯船です)

(渓流露天風呂の小さい湯船の方です
 こちらは,めっぽう熱いです)


(小さい湯船の方から大きい湯船を見て)


(自噴泉岩風呂の湯小屋)


(湯船の底の感じが素敵です
 お湯の透明感と熱さがバッチリ)


(昼間だと湯小屋の中も明るいです
 初夏ということもあり,中が蒸気で煙ることもありません)


【宿の情報】
二岐温泉 大丸あすなろ荘
福島県岩瀬郡天栄村湯本下二俣5

男女別露天風呂付大浴場「あすなろ湯」,渓流露天風呂,女性用内風呂「子宝の湯」・露天風呂,自噴泉岩風呂

カルシウム・硫酸塩温泉(54度)

2019年11月7日木曜日

須賀川市「須賀川温泉 米屋」4(施設)


(米屋への入り口
 なだらかな上りです)


(玄関および建物外観
 立派で大きいことにビックリ)


(ロビーにあるストーブ)


(売店コーナー)


(大浴場へ向かう途中に
 「足湯処」と「飲泉処」があります)


(足湯は少し熱めでした
 タオル完備なので,フラッと入れます)


(飲泉所)




(離れの「おとぎの里」への通路
 おとぎの小道)


(途中に休憩スペース(?))


(可愛らしい石も)


(おとぎの里の手前にある談話スペース)


(トイレ一つにしても
 ちょっとした仕掛けが面白い)