2019年7月31日水曜日

米沢市「新高湯温泉 吾妻屋旅館」2(内風呂)


食事は朝晩とも部屋食。夕食は午後5時半ころからと,だいぶ早いスタート。手際よく部屋にセットしていきます。あまり量は多くないよという話も聞いていたのですが,芋煮の鍋が結構なボリュームで私はお腹一杯でした。味付けも,しょっぱすぎず,甘すぎず。

お布団は自分で敷くことになっているので,いつでも横になりたい時に敷くことができます。もちろん,食後に横になりたい時も。

ただ,18時30分~19時30分まで,外の露天風呂は女性専用タイムです。女性専用の露天風呂が男性用にならないのは,お風呂に行く途中から混浴露天風呂が見えてしまうからです,きっと。

一休みした後は,内湯へ。檜で造られた浴室は,とても風情があります。決して大きくない湯船に注がれる温泉。さすがにちょっと熱めだったので30秒ほど水で薄めさせてもらいました。

お湯の感じは,露天風呂よりも,よく感じることができます。熱さでピリピリしているところもあるのでしょうが(笑),効いているような気がします。

一つ注意は,夜の露天風呂。どうしても山奥の宿なので,虫(主に蛾)がいます。ちょうど私の行った時期は,小さく白い蛾を見かけました。一匹一匹はどうってことはありませんが,ある程度数が集まるとさすがに。

こればっかりは,しょうがないので,気合を入れていくか,諦めて内風呂にするか。まぁ,もしかしたら,今の時期で,かつ雨が降っていたという天気のせいかもしれません。ちなみに,宿の中では見かけませんでので,ご安心を。

ここの宿も夜は静かなものです。しーんと夜は更けていきます。 食事は部屋食なので,食べるときに布団を脇に寄せる必要があります。

朝,ゆったり寝坊をしていたい私には辛いかなぁ。でも,食べ終わった後に,もう一度敷けば良いのか(笑)。


最後にもう一度お風呂へ。昨日入っていない女性用露天風呂に。相変わらず雨が降っているものの,ガスはだいぶ晴れています。誰も入っていないので,また貸切だ!

石と石が組み合わされていて,その奥からお湯が出ています。ずっと雨が降っていたせいか,お風呂の温度はぬるめ。ちょっと入っているには厳しい。もう少し,天気の良い日にチャレンジしたいなぁ,と思ってしまいます。

もう一度,温まらなきゃ,ということで内風呂へ。昨日よりも熱かったかも。さっと入って体を温めました。そして,いつものように,時間ギリギリまで,部屋でゆったりしてからチェックアウトしました。


(女性専用露天風呂です。奥の方からお湯が注いでいます)


(奥から外を見たアングルです。岩の陰なので雨は防げます)


(女性専用露天風呂の脱衣所です)


(総ヒバの内湯(女性)です。お湯は内湯が一番)


(浴室の上のほうから湯煙が抜けます)


(総ヒバの内湯(男性)です)


(夕食の一部です。豪華ではありませんが,それぞれ美味しい一品です)


(山形といえば芋煮の鍋。これでお腹が一杯になりました)


(部屋から見た景色。翌朝は若干,もやが晴れました)


2019年7月30日火曜日

米沢市「新高湯温泉 吾妻屋旅館」1(露天風呂)

2003年9月,宿泊。お勧めです。

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米沢天元台から,さらに車で1kmほど登ったところにある宿 吾妻屋旅館。今の時期なら四駆じゃなくても登れるとはいえ,結構な急斜面。アスファルト舗装も8割くらいされているとはいえ,1台分の舗装なので,すれ違うときはヒヤヒヤです。

でも,やがて見える露天風呂,そして宿の建物。宿泊者は宿に近いところに停められるのはありがたいです。

建物に入ると,すぐに宿の人が対応してくれます。そして入り口のフロアーには薪がくべられていて,ほのかに暖かいです。今日のように,ちょっと寒い日には助かります。

部屋は奥へ奥へと進み,3階の部屋。最近,建替えたばかりなので,真新しいです。部屋には,小さなテレビとガス・ヒーターがあるだけのシンプルな造りですが十分。トイレも共同ですが,新しいくてウォシュレット。また,お風呂にはカランが無いので,髪を洗えるようにシャワー付きの洗面所もあります。


天気は良くないものの,日中のうちに,まずは露天風呂へ。混浴露天風呂・女性用露天風呂のどちらにしても,宿の建物を一度出るようになります。宿の下駄とカサを借りてお風呂まで。ただ,階段を下りていかなければならないので,雨の日は辛いです。

混浴露天風呂からチャレンジ。大きな湯船の真ん中に,大きな石がどすんと構えています。雨が降っていたせいか,お湯は少し温め。硫黄泉ながら,無色透明で,硫黄の匂いもそんなに強くはありません。薄い茶色の湯の花が舞っています。

お風呂からの眺めは,電線が目に入るし,ガスっていて遠くは見えないし,(あまり人は通りませんが)道路からも見えるような感じなんですが,それでも開放感はバッチリです。もっと天気が良ければなぁ。

真ん中の大きな石は,ゆったりと寄りかかるにはピッタリの形状です。これに寄りかかっての景色は最高なことでしょう。


ふと,根っこ風呂を覗いてみると誰もいません。よし,とばかり入浴。縦に置いてくり抜いているタイプと,横に置いてくり抜いているタイプの2つがあります。しばらく先客はいなかったようで,どちらの湯船にもお湯はたっぷたっぷです。

縦置きの方に入ると,お湯はざぶざぶざぶぅーっと,外に溢れ出します。湯船は小さく,足を抱えて入るようになりますが,その小ささが幸いしてか,お湯は新鮮,かつこの日の天気でも良い感じの温度になっています。こちらは屋根が無いので,降り注ぐ雨が頭にあたりますが,それはそれ。タオルを頭にまいちゃえ。

横置きの方は,縦置きよりはゆったりと体を横にすることができますが,その分,お湯の溢れ出しかたはおとなしめ。個人的には縦置きの方が好きでした。

再び,縦置きの方にお湯が貯まるのをまっていましたが,誰かがくる気配があったので,断念して途中でもう一度入って,ざぶざぶぅ。


(天元台スキー場へのロープウェイを過ぎ,
 この鳥居の後,約1kmの山道)


(宿の外見。改装され,真新しいです)


(入り口すぐのところにある,薪で焚くストーブ)


(屋根付き露天風呂。奥に見えるのが女性専用露天風呂)


(この大きな岩に背を持たれて,ゆったりと入っているのが気持ち良いです)


(屋根つき露天風呂の外見です)


(木の根っこ露天風呂(丸型)です。
 入るとザバザバお湯が溢れます。幸せ(笑))


(この日は,ガスっていたので,せっかくの眺望が,,,(涙))


(木の根っこ露天風呂(横型)。こちらも一人専用です)



【宿の情報】
新高湯温泉 吾妻屋旅館 
山形県米沢市大字関湯の入沢

屋根付き大露天風呂,木の根っこ露天風呂(丸型,横型),天然大岩露天風呂(女性専用),男女総ヒバ内湯
含石膏硫化水素泉

2019年7月28日日曜日

米沢市「白布温泉 西屋旅館」

2003年9月,日帰り入浴。お勧めです。

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以前は茅葺屋根を持つ宿として,西屋・中屋・東屋の3軒が並んでいたのですが,火事で中屋と東屋が消失してしまい,今,現存しているのはここ西屋のみです。

宿の前の駐車場に車を停めて,外から宿の外見を眺めると,風格のある佇まいを感じさせます。入り口を入ると,さらに雰囲気の素晴らしいこと。決して古めかしいのではなく,歴史を感じさせながらも,とてもきれいに整えられていることに感心しました。

お風呂は男女別の内湯になります。それぞれ,滝湯と大き目の湯船と小さめの湯船といった造りになっています。

まず,浴室に入ってビックリするのが,湯船から流れているお湯の量です。これが本当の掛け流しなのでしょうか。湯船もヘリも全部黒くなっているので,パッと見,どこからどこまでが湯船なのか判らないくらいの量でお湯が流れています。

凄いと聞いていた滝湯は,上から3本の滝となって落ちてきています。まずはと思い,肩に当ててみると,痛いというよりはお湯の熱さが染みて大変,って感じでした。1分弱くらいは当てていましたが,それが私にとっての限界でした。

滝湯で落ちてきたお湯が,そのまま大き目の湯船のお湯となります。豊富な量の滝湯が3本あるので,そのまま湯船から溢れていくのです。また,滝湯のゴォーという大きな音が浴室に響きわたります。

お湯の感じを掴むには,小さめの湯船が一番だと思います。お湯は無色透明のように感じました。湯の花が舞っており,黒っぽいものと白っぽいものの両方が確認できました。肌を弾くようなお湯です。小さい湯船は,たっぷたっぷになっているので,そこに浸かった時に流れ出るお湯も気持ちが良いものです。

全体的に少し熱めのお湯ですが,これがちょうど適温に熱い。小さめの湯船の方が若干温めか。ともかく,ここまで新鮮な温泉に入れるのは幸せです。しかも驚くべきは,この贅沢なお湯を私は独り占めしていたこと。

帰り際に脱衣所で人と一緒になりましたが,ほぼ30分近くを貸し切り状態に。米沢市内からも少し遠いこと,また,新しく建替えられた東屋のほうにでも人が集まってしまうせいなのでしょうか。まぁ,理由は何であれ,贅沢な一時でした。

湯上りに,日帰り客が見れるエリアをふらふらしてみましたが,ぜひ一度泊まりにも来てみたい,そんな風に思わせる宿でした。


(白布温泉で茅葺屋根の宿は,ここ西屋だけになりました)


(お風呂への通路。手前が女湯,奥に男湯の入り口です)


(女性用の内風呂です。外光は入るものの,ライトが雰囲気を出します)


(女性用の滝湯。これが湯船のお湯となります)


(男性用の内湯から,天井を望んで)


(男性用の内湯。構成は女湯と同じ。
 小さい方の湯船になります)


(湯船からお湯が溢れているのが判りますか?
 真ん中よりも左の濃い黒が湯船です)


(男性用の滝湯です。3本あります)


(入り口脇にあります。ここから,もう雰囲気が良いです)


(入り口右手にある宿泊棟の通路。ゴザが敷いているのが嬉しいです)


(浴室の先にある宿泊棟。
 左下に立っているのが,「日帰り客はこの先は~」の看板です)



【宿の情報】
白布温泉 西屋旅館 
山形県米沢市大字関1527

湯滝つき男女別内湯
含石膏一硫化水素泉 (弱アルカリ性)

2019年7月27日土曜日

米沢市「白布温泉 中屋別館不動閣」

2000年3月,日帰り入浴。

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通常,白布温泉といえば,”東屋旅館”や”中屋本館”といった萱葺き屋根の旅館が有名ですが,この中屋別館不動閣は,その”中屋本館”の別館にあたる宿です。

残念ながら,私がいった一週間あとに本館の方は火事によって燃えてしまい,その風情ある宿を楽しむ事はできなくなっています。

さて,この宿にあるお風呂ですが,まぁ川の流れを見ながら入る露天風呂もなかなかのものですが,面白みから言いますと,やはり「オリンピック風呂」と名づけられた大浴場かと思います。

川沿いに面し,細長い湯船は,端から端まで泳ぐのにもちょっと良いくらいかな,って思わせる長さがあります。(人がいなかったので,実際に泳いでみようかとも思ったのですが,十分な水深がなかったので諦めました)

お湯は無色透明。 焼けてしまった本館に比べると近代的な設備だったということですが,それなりに風情のある建物になっています。(すごく新しくて立派,っていう訳ではないです。)


(日が照らす露天風呂)


(これが噂の”オリンピック風呂”。
 ちょっと煙っていますが,湯船の長さ,わかってもらえますか?)



【宿の情報】
白布温泉 中屋別館不動閣 
山形県米沢市大字関1514

大浴場(オリンピック風呂),露天風呂
含石膏硫化水素泉

2019年7月25日木曜日

南陽市「赤湯温泉 瀧波」3(’09食事編)


夕食は18時からでお願いしました。イスとテーブルの食事処「柳茶屋」で,隣との間は衝立で区切られています。隣の人のことは気にならない位でした。

赤湯の地元のワイナリーで造られたというワインのヌーボーで乾杯。白とロゼがあり,白を選んだのですが,キツイところがなく,ふんわりと香りが広がりました。

山形牛と米沢牛の食べ比べということで,固形燃料で熱した石の上で肉を焼くようになります。山形牛は赤身が多く柔らかい感じ。米沢牛はさしがしっかり入っていて,脂身が美味しい感じでした(石が小さくて焼くのが大変でしたが,,,)。

芋煮は,山形らしい余計なものが入っていない牛肉・醤油味付けタイプ。今まで食べたことが無いくらい,薄味で上品でした。

炊き込みご飯は,ほんのり松茸が香るものでしたが,新米で水加減を失敗したのか,ちょっと柔らかすぎ。一方,お願いして出してもらった白いご飯は,とても強気にパッチリ炊かれていました。一粒一粒は小さいのですが,やっぱり「はえぬき」は美味しいです。

全般的にほかの料理も薄味で,個人的にはとても美味しくいただきました。


翌朝は7時45分から2階の大広間で朝食。時間になると放送が流れるので,みんなでゾロゾロ。 宿のご主人のオンステージです。毎朝のこととはいえ,とても手慣れた感じで,完成されたエンターテイメントです。

餅つきも最後の方では,希望者に杵をつかせてくれるので,ちょっとした思い出になります(参加者には小さな杵と臼の置物がもらえました)。

お雑煮から始まって,じんだん(ずんだ)・あんこ・きなこ,納豆などと進み,源泉を使ったおかゆもあります。つきたてのお餅はとても柔らかく,お餅好きには堪りません。


(飲泉所もあります)




(ここでチェックイン手続き)


(チェックインは抹茶を飲みながら)


(地元の野菜も売っています)


(館内は入り組んでいます)


(階段も趣きあり)


(廊下にも趣向が)



(以下,夕食)


(味付けは全体薄めで良い感じ)




(米沢牛と山形牛の食べ比べ他にキノコ類・ネギ・ピーマン)


(熱した石の上で焼きます。手前 山形牛,奥 米沢牛)


(岩塩を削って肉に付けます)




(山形名物 芋煮。ちょっと肉に手をつけた後)





(朝食の餅つき)




(お雑煮)


(あんこ餅ときなこ餅,じんだん餅(これもちょっと食べかけ))