2019年4月30日火曜日

横手市「南郷温泉 共林荘」1

2004年11月宿泊。お勧めです。

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某格安宿予約サイト経由で申し込んだので,通常の宿泊料金より安く泊まることができました。

宿は横手から北上に向かう途中,道の駅のところを脇道に曲がり進んだところにあります。黄緑色の外壁の建物(新館)が目に入りますので,迷うことはないと思います。

受付は新館の先にある旧館で行います。旧館側にも部屋はありますが,夕食時の食事処となっているようで,実際に泊まる部屋は新館の方になります。

私の泊まった部屋は,新しくはないもののトイレ・洗面所付の10畳程度の大きさで,窓の外からは裏手の川と山が見渡せるようになっていました。

近所の人たちに親しまれているようで,日帰りのお客さんが沢山います。ゆったり入るためには泊まるしかないかなと思い,宿泊することにしました。

でも,部屋でお風呂の説明を見てみると,「元湯は夜9時までしか入浴ができず,翌日も朝11時以降。大浴場も夜11時までで,こちらは翌日朝5時から入浴が可能」とのこと。

ご飯を食べて一休みしていると,元湯には入れなくなってしまいそうだったので,湯疲れしている体にむちを打って夕食前に元湯へ行きました。

3本の泉質を持っており,それぞれを掛け流しで使っています。元湯は3本のうち2本の源泉を使っていますが,うち1本は湧出量が少なく,元湯の浴場の中に木枠の一人用の湯船に注いでいるだけです。

この時は,体格のいい人が入った後だったのか,お湯の量が少なくなっており入浴はあきらめました。

元湯の大きい湯船は,薄黄緑色のほんの少し白濁しているようなお湯でした。硫黄の香りがフッと香ってきます。お湯に入り,腕をなでてみるとぬるぬるっとします。

夕食後に入った大浴場との泉質の違いは,ちょっとした硫黄の含まれ方の違いぐらいだと思うのですが,やはり浴感は元湯の方が好きでした。

ただ,やはり人が多いのが難点。せっかくの良いお湯だったので,もっとゆったり入れたらなぁと思いながら後にしました。

(元湯(中浴場)の女湯。大浴場とは異なり硫黄の香りもします)


(木風呂は元湯とは別源泉
 お湯はチョロチョロなので,誰かが入った後は水位が低いです)


(この日の夕方は,薄黄緑色で濁っているお湯でした)


(翌日の元湯(中浴場) 男湯
 気持ちの良い掛け流しっぷり これが貸切です)


(湯船からお湯がザバザバと,,,)


(木風呂も朝一番だと新鮮
 他の2本よりもぬるく,ゆっくりと浸かることができます)


(これが宿泊した朝のお湯
 色付がなく,透明です黒っぽくなることもあるらしいですね)


(部屋から見た裏山の風景。散歩しても気持ち良さそうです)



【宿の情報】
南郷(夢)温泉 共林荘 
秋田県横手市山内南郷大払川139−1

元湯,露天風呂付大浴場

①アルカリ性単純硫黄泉(元湯),②ナトリウム-塩化物・炭酸水素泉(元湯木風呂) ③単純温泉(大浴場) 
 [源泉名/①南郷温泉1号井,②南郷温泉,③南郷温泉2号井]

2019年4月29日月曜日

仙北市「かくのだて温泉」

2004年11月,日帰り入浴。

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角館はみちのくの小京都と呼ばれる町並みが残っています。そのまちなかに「かくのだて温泉」があります。本当に街中にあって,お風呂上りに散策をしてしまったほどです。

比較的新しい温泉で,建物もまだキレイです。ロビーや脱衣所の床が(恐らく温泉熱によって)暖められているのが心地いいです。浴室内も屋根が高く作られていて,湯気がこもらないのがうれしいですね。

いまどき風の浴場で,整えられた十分な数のカランとゆったりとした長方形型の湯船。一風変わっているのが,湯船の中にある大きな岩。

男湯は右側に大きいものが一つ,女湯はそれよりも小さいものが二つありました。

また,入って正面のところに飲泉所があります。洗面所のように整えられた蛇口と,その脇に家庭にあるような湯船。飲泉所の設備をキチンと整えているっていうのは好印象です。

ちなみに家庭にあるような湯船に入っていたのはサウナ用の冷たい水(温泉?)でした。飲泉は,慢性便秘・腎臓病・通風などに効くみたいです。ただし,塩味+エグ味が感じられる味で,あまり量は飲めませんでした。

湯船のお湯は熱め。キリッと気が引き締まるような感じがします。無色透明ですが,塩化物の泉質を感じることができます。

硫酸塩泉と塩化物泉の良いところをとったような,肌さわり。お湯で顔を洗うと,肌の調子がどんどん良くなっていくのが判ります。

お湯の温度が熱めなこと,そして意外と塩化物を含む量が多かったようで,しっかりと体が温まります。

熱めのお湯なので,湯上りがさっぱりとしそうなところですが,そこは塩化物泉なので,ちょっと肌がべたつくような感じが残り,体の中まで温まっていきます。

湯上り後も床暖房のロビーが良い感じです。近くのおばちゃん達は,大広間も使わずロビー脇のスペースで,お漬物の交換会をやっていました。

午前中だというのに缶ビールを飲んでいたおばあちゃんも。近所の人たちに愛されている温泉のようで,ほんわかしてました。

それにしても街中で,こんな凄い温泉が湧き出ているなんて驚きですね。

(ゆったりとした浴室です。天井も高いので湯気がこもりません)


(浴室の真ん中には飲泉所があります
 飲泉できるよう整えられている姿勢が嬉しいです
 飲みやすくはありませんでしたが(笑))


(飲泉所の脇にはポリ風呂?
 脱衣所にサウナがあるので,そのための水風呂のようです)


(湯船には大きな岩があります。独特の雰囲気を醸し出しています)


(無色透明のお湯。少し熱めで,キリッとします)


(女湯には岩が2ヶ所。男湯と構造は同じです
 飲泉所の脇にポリ風呂はありません)



【宿の情報】
かくのだて温泉 
秋田県仙北市角館町下中町28

男女別内湯(サウナは男湯のみ)
カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 [源泉名/かくのだて源泉]

2019年4月27日土曜日

仙北市「乳頭温泉郷  乳頭温泉 休暇村」3(14年宿泊編)

2014年5月,宿泊利用。

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前回は11月中旬にもかかわらず大雪で大変な思いをしましたが,今回は季節の良い時期の訪問。日陰などに雪は残っていましたが,気持ちの良い天候でした。

お風呂は相変わらずの2源泉。

手前大き目の浴槽が黄色っぽい「乳頭の湯」,先の小さめの浴槽と露天風呂は「田沢湖・高原の湯」。

「乳頭の湯」は,ほんのりと油臭がただよっており,このあたりでは珍しい泉質だと思います。お湯も熱くないように調整されており,良い感じでゆったりと入浴できます。

「田沢湖・高原の湯」は,田沢湖温泉郷で使用されている乳白色系のお湯で,内湯は少し熱め,露天風呂はぬるめになっています。前回の冬の訪問時とは違って,お風呂の周りの景色を見ながら入る露天風呂もなかなか気持ちが良いものです。

(男湯の内湯。源泉の注ぎ口は一ヶ所ですが,手前と奥で別源泉)


(「田沢湖・高原の湯」。外が明るいので乳白色が映えます)


(「乳頭の湯」。少し深い黄緑色の湯。ここが気持ち良いですねぇ)


(露天風呂。新緑の景色も心地良い)


(陽の光が湯面に反射します)



夕食はいつもとおりのバイキング。揚げたての天ぷらをはじめ,シーズン到来となったジュンサイなどいろいろ。

日替りの地元の鍋は前回同様「だまこ鍋」。もしかしたら日替りとは言いながらも,「山の芋鍋」とかは時々なのかな。

(夕食の取り分け。天ぷらは揚げたて)


(曲がり竹はお勧め)


(朝食の取り分け)



【宿の情報】
乳頭温泉郷  乳頭温泉 休暇村 
秋田県仙北市田沢湖駒ケ岳2-1

男女別露天風呂付き大浴場
乳頭の湯(ナトリウム-炭酸水素塩泉/純重曹泉),1号・2号・4号混合泉(単純硫黄泉/単純硫化水素泉)

2019年4月26日金曜日

仙北市「乳頭温泉郷  乳頭温泉 休暇村」2(12年食事編)


夕食・朝食共に会場は同じで,プランにもよるのでしょうが,基本はバイキングとなります。

夕食のみ早い時間スタート,遅い時間スタートに別れています。夕食は天ぷらの実演があったり,日替わりの鍋(だまこ鍋)があったりします。

メインとなるような肉の料理はないのですが,地元の食材を使ったいろいろな料理があり,一通り食べるだけでお腹一杯になります。

味付けも濃すぎることもなく,休暇村全般に言えることなのですが,総じて満足感がある内容となっていました。

朝食もメニューは変わりますがバイキング。夕食に比べるとご飯の友的なものが多いですが,こちらも美味しくいただきました。

(8畳の和室。キチンと掃除されていました)


(11月中旬だというのに,窓の外はこんなことになっていました(驚))


(夕食バイキング「のどぐろの天ぷら」や「さつまいもの天ぷら」
 ある程度揚げるといなくなり,量が少なくなると追加する感じでした)


(「はたはたの塩焼き」は子持ちが美味しいというのですが,,,
 日替わりの鍋は「だまこ鍋」)


(お惣菜類もいろいろ)


(本日のお造りは「真つぶ」「蛸」「刺身蒟蒻」「鯉」)


(ご飯の友も沢山)


(多少,肉系のメニューも)


(ご飯はあきたこまち。パンも若干準備されています)


(〆はアイスクリーム)


(よそってみたところです)


(こちらも)



(様子が変わって翌日の朝食。サラダ類はしっかり)


(少しずつ盛ってみたところです)


2019年4月25日木曜日

仙北市「乳頭温泉郷  乳頭温泉 休暇村」1(12年温泉編)

2012年11月,宿泊です。

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11月中旬に訪れました。雪が積もらないことを願っていましたが,どうやら天気予報を見ると雪模様。慌てて前日にタイヤ交換。峠を越えるときも雪が積もっていましたが,休暇村の近くもコンコンと雪が降っていました。

車はキチンと雪支度をしていたものの,靴は冬用ではなかったため,スッテンコロリン転びました。

この日は,天候も悪く途中に寄るところもあまりないため,予定よりも早く着いてしまいました。ロビーで少し待ったもの,若干早めに部屋には案内してもらえました。

部屋はお風呂近くの和室。豪華さはないものの,キレイに整えられた部屋でした。空の冷蔵庫が準備されているなど,使い勝手も悪くありません。

ここのお風呂は油の匂いがするという独自源泉と田沢湖温泉郷から引いている硫黄泉の2種類が楽しめるということで楽しみにしていました。

脱衣所も広く,きれいでしたが,今の時期にしては空調の設定が低すぎました。湯冷めしてしまいそうなくらいだったので,もう少し高めの設定にしてほしいところです。

浴室に入ると右側に洗い場,左側に浴槽があります。左側手前の広めの浴槽が独自源泉,奥の小さめの浴槽が田沢湖温泉郷源泉になります。

さらに外に出ると露天風呂があり,そこには田沢湖温泉郷源泉が注がれています。

独自源泉の浴槽は,深緑で濁った感じの色をしたお湯です。底までは見える濁り具合です。少しぬるめで,そんなにキツくないアブラの臭いがします。

ちょっとベトベト感のある肌さわりでした。ぬるめなので,じっくり温まります。湯上りも少しベッタリする感じも。

田沢湖温泉郷源泉の方は小さな浴槽の分,少し熱め。硫黄の香りがしています。

口に含んでみると,ちょっと酸味があります。白く濁ったお湯で,透明度は底までは見えないくらい。

露天風呂の方はさらに熱め。でも吹雪いていたので,お湯の上に出ている顔のところは寒い(笑)。周りには壁があるし,屋根もかかっているので開放感溢れている訳ではありませんが,ブナ林に囲まれておりいい感じ。

良い風も入るんでしょうが,この日は髪がカッチコッチに凍りました。

(脱衣所への入り口。お風呂上りに一休みするスペースもあります)


(広々とした内湯。左手前が独自源泉)


(天井も高いので,外が雪でも湯気がこもりません)


(独自源泉側から田沢湖温泉郷源泉を見て)


(同じ場所から源泉は注がれています
 当然,右が田沢湖温泉郷源泉左が独自源泉)


(同じく浴槽を右と左で比べた写真
 朝に写真を撮ったせいか,夜よりも透明感があるような感じがします)


(田沢湖温泉郷源泉も,これはこれで悪くありません)


(吹雪いていなければ,露天風呂もこんな感じで快適)


(内湯よりも湯温が高めに設定されていました)


(周りはブナ林に囲まれています)


(吹雪いているタイミング
 とてもじゃありませんが,ゆったりとは出来ませんでした(笑))


(日が暮れてからの露天風呂
 相変わらず吹雪いていましたが,風情が出てきました)


(洗い場スペースもゆったり)


(湯上りには美味しい冷水が準備されています)



【宿の情報】
乳頭温泉郷  乳頭温泉 休暇村 
秋田県仙北市田沢湖駒ケ岳2-1

男女別露天風呂付き大浴場
乳頭の湯(ナトリウム-炭酸水素塩泉/純重曹泉),1号・2号・4号混合泉(単純硫黄泉/単純硫化水素泉)