2003年6月,日帰り入浴。お勧めです。
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乳頭温泉郷で,鶴の湯があれほどに観光地化したため,本当に鄙びた雰囲気を求めて人気が高い,ここ黒湯温泉。今回の湯めぐりの第一歩として,ここのお風呂を選びました。
田沢湖休暇村の手前,標識が出ているので,そこを右に曲がって進んでいきます。道の両側は木々が茂っており,この6月という時期で緑緑していました。ただし,台風がこちらに向かっているとの事で,空は曇っていましたが。
広い駐車場があり,そこに車を止めて,下のほうへと降りていきます。硫黄の香りもプゥ~ンとしてきます。事務所でスタンプノートを見せて,スタンプをポン! 今回のお湯めぐり,スタート!!
事務所に向かって右手に混浴露天風呂ほか,左手に男女別の内湯となっています。
混浴露天風呂が目当てですが,まずは左手の方へ向かってみます。宿場の間を抜けると,湯畑状態で,もうもうと湯気が出ている場所があり,その先の建物に内湯があります。
ただ,その左手の方にもう少し小さな建物があるので覗いてみると打たせ湯が2つ。ちょっと心は惹かれましたが,長い湯めぐりになるので,ここは我慢。
男女別の内湯は,それぞれ左右対称になっていて,構造上の違いはありません。脱衣所と湯船の間に何も無いタイプです。
キレイに整えられており,とても魅力的に見えましたが,ここでも我慢。女性用の露天風呂は,内湯の方から外に出て行くようになっていました。
来た道を戻り,事務所前を通って混浴露天風呂へ。すでに先客がいたのですが,男女のペアが仲良く露天風呂に入っています。
ここも脱衣所と湯船がすぐ近くにあるので,内湯に男性が入っていたら,女性が着替えるのは大変だろうなと心配してしまいます。まぁ,まずはとりあえず,服を脱いで内湯にチャポン。
結構,加水されているようで,お湯は少し薄いような気がしました。若干薄めの乳白色のお湯の色でした。
でも,長湯するには丁度良いくらいの温度でしたし,加水していたとしても充分な湯の華が舞っていました。
次に脇にある打たせ湯へ向かいます。出てすぐのところに飲むことができるように,お湯が出ており,コップもありました。
飲んでみると,まぁ独特の香りはするものの,決して飲みにくい感じではありませんでした。
打たせ湯の温度も丁度良かったですが,台風が近づいているせいか風が強く,落ちてくる湯の場所がずれてしまいます。ここから見える景色は,混浴露天風呂の景色とほぼ同様で,良い感じです。
さて,いよいよ,混浴露天風呂へ。こちらも混浴内湯と同様に加水されており,湯の感じも同じです。加水自体は残念なのですが,その眺望はなかなかのものです。
(おおよそ)240°のパノラマです。周りに何も無いので,本当に自然の中のお風呂って感じがします。
ここで終わりにするつもりだったのですが,男女別の内湯の方は,お湯の感じが違うらしく,チャレンジしてみることに。
こちらは,見た感じでは加水がされていないようでしたが,熱すぎることも無く,適度な温度でした。お湯の色も混浴露天風呂よりは,キチンと青白い色です。
ただ,こちらの湯の華は小さく,混浴露天風呂の方が大きめだったのは不思議でした。
女性用露天風呂は,内湯と比べて熱く,長く入っているのは大変な感じです。
でも,混浴露天風呂とは,違う方向を望むことができ,こちらもなかなかの眺望です。
入浴を終え,駐車場に戻る途中にある(沢からひいているのかな)飲水所で冷たい水を飲み,黒湯を後にしました。
(男女別内湯の男性用です。
お湯的には,混浴露天風呂よりお勧めです)
(男女別内湯の女性用です。
男性用とちょうど逆になります。女性用だけ露天風呂があります)
(女性用の露天風呂です。
混浴露天風呂に入れない女性用です。とはいえ,景色も十分)
(男女別内湯の近くにある小屋にも,打たせ湯があります)
(こちらが混浴露天風呂の方の内湯。簾の奥に脱衣所があります。
真ん中の出口から混浴露天風呂です)
(混浴露天風呂についている打たせ湯。
お湯に打たれながら見る景色も なかなか悪くありません)
(黒湯名物の混浴露天風呂です。
この殺風景なまでの状態が逆に魅力なのでしょうね)
(別アングルになります。上の裸電球がいかにも)
(混浴露天風呂からの景色です。奥の緑に吸い込まれそうです。
天気がよければもっと綺麗でしょう。)
【宿の情報】
乳頭温泉郷 黒湯温泉
秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢
混浴露天風呂・内湯・打たせ湯,男女別内湯,女性用露天風呂,打たせ湯
単純硫化水素泉
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