2019年4月3日水曜日

鹿角市「ふけの湯(蒸けの湯)」2(夕食・内湯編)


夕食は食堂で6時からになります。山菜などを中心とした料理となります。食事を取り始めて,10分くらい経ったところで,女将が登場します。

そして,料理一品一品やお風呂の説明を(大きく通る声で)します。きっと,お話しすることが好きな女将さんなのかな(笑)。素材に自信がよほどあるんだと思います。

味付けは,薄味好きな私も唸るほどの味付け。山あいながらも,好感の持てる味付けでした。

女将の話で,混浴の露天風呂にあった脱衣所が台風で吹き飛ばされてしまったことや(それで,あそこまで開放感があったのか),以前は4本の源泉があったのだけれども,護岸工事をしているときに,2つの源泉が出なくなったことなどを聞きました。

建物内のお湯は弱酸性,建物から離れたところにある露天風呂は単純泉を使っているとのことでした。

厳密には,子宝としてご利益があったアルカリ性の源泉は今は使われていないようです。

食後,7時30分からは,フロント近くでオカリナ・フルートのコンサートがありました。だいたい30分くらいです。沖縄ブセナテラスのサックスのコンサートを思わせるセッティングでした。

ここまで身近にオカリナやフルートを聞いたことはなかったので,とても面白かったです。最後は「ふるさと」をみんなで歌って終わりでした。

(夕食のお膳。素材にこだわりを持っているようです)


(1枚で撮りきらなかった夕食のお膳の左側
 この豚肉も美味しかった)



夜は建物についているお風呂に入りました。廊下突き当たりに男性用の内湯,その脇に女性用の内湯と露天風呂,さらにその脇に男性用の露天風呂の入り口があります。

女性は内湯から露天風呂に行けるのですが,男性は一度廊下に出ないと露天風呂には行けないです。

女性用の内湯と露天風呂の湯船の脇には金勢様があります。 内湯は浴室内も含めて檜で造られています。

カランが無い代わりに,細長い浴槽のものがあって,そこにお湯が張られています。これを使ってシャンプーとかをしました。

お風呂は青白いお湯の色で,薄く濁っている程度。単純酸性泉って,何気に入ることってあんまりないかもしれません。普通はもっと具がありますよね。

飲んでみると,レストランで出されるようなレモン水のようで,とても飲みやすく,美味しいって感じました。 適度な温度で,とても気持ちの良いお湯です。

ちなみに露天風呂は,雨だったせいで,ぬるめになっていました。屋根が無いので,しょうがないです。日中に見てみたときは,景色も良く,悪くないと思いました。

(建物内にある女性用の内湯
 女性用のお風呂には,それぞれ金勢様が祭られています
 この写真,真ん中に写ってますね)


(カランなどが無い代わりに,ここに溜まったお湯を上がり湯に使います)


(女性用の露天風呂です
 内湯から建物の脇を抜けて来ます。ここにも金勢様が,,,)


(男性用の内湯です
 単純酸性泉のお湯で,薄っすら白濁浴室の木の感じが良いですね)


(建物にある男性用露天風呂
 脱衣所は内湯と別なので,一度服を着る必要があります)


(吸湯口がありますが,決して循環用ではありません
 天気が良い時の露天風呂は最高です)


(建物の2階(入り口)から食堂やお風呂に下りていく階段
 踊り場のところに,ふけの湯の歴史が書かれています)


(ふけの湯神社です。大小様々ですね)


(ふけの湯神社に向かって,後ろの方にあるスペース)



翌日,朝食後,混浴の露天風呂に挑戦してみました。誰もいない貸し切り状態です。脱いだ服の処理に困りましたが,周りに何も無い状態で入ったお風呂は最高でした。

硫黄の湯気が舞っているのに,お湯は単純泉(っていうほど,無色透明ではないんですけど)。2つの湯船のうち,2つ目の方はとてもぬるくて入りませんでした。

でも,この混浴,とっても幸せだなぁ。一番,印象に残りました。(次点は女将のキャラかな)
 

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