2019年3月31日日曜日

鹿角市「湯瀬温泉 鶴の湯ホテル」

2004年9月,日帰り入浴。

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日本三大美人の湯の一つとしてあげられている湯瀬温泉。(ちなみに,三大美人の湯は川中温泉[群馬]・龍神温泉[和歌山]と,ここ湯瀬温泉を言ってます。湯瀬温泉の代わりに,湯ノ川温泉[島根]を言うこともあるようです)

比較的大きなホテルが立ち並ぶ温泉ですが,今回は,湯元であるという鶴の湯ホテルを選んでみました。通常,共同浴場のお湯が間違いないのかもしれませんが,ここの共同浴場はスーパー銭湯ちっくであるという話を聞いていたので。

ホテルの名前の“鶴の湯”ですが,鶴が傷を癒したことがあるという由来があるようです。

午後2時過ぎということで,フロントにも人はなく,声を掛けてみると女将さんらしき人がでてきました。まだ,お風呂を溜めている最中らしく,様子を見に行ってくれました。

男性用の内湯はまだたまっていないし,女性用の内湯も半分くらいらしく,露天風呂だと大丈夫だけど,それで良いですか,とのこと。

それでも良しとして,入れてもらうことにしました。入れないのは判っていましたが,内湯の様子を見たくて,まずは男性用の内湯へ。

噂どおり,浴室の真ん中には鶴の姿がありました(くちばしは折れてしまったようで,補強されていましたが)。浴槽の中を見てみると,あきらかに循環なんかできなさそうな造り。この鶴を見ながら入るお風呂も格別だったかもしれません。

女性用の内湯は,男性用の内湯よりも1階下にあります。こちらは長方形の普通の浴室。鶴もいません。ちょっと味気ないかな。

(男性用内風呂(お湯が溜まっている途中)
 名物の鶴が中央にいます丸い湯船が風情ありますね)


(女性用の内風呂
 長方形の湯船で,男性用に比べるとインパクトが弱いです)


(無色透明のお湯。これが美人の湯です)



露天風呂は,内湯とは離れていて,一度建物を出るようになります。湯船の脇に男女それぞれの脱衣所があります。湯船は男性用の方が大きかったです。

お湯は,この旅で明らかに一番熱い温度。堪らず水を一生懸命出しましたが,一向にぬるくなる気配もありません。注がれるお湯の量は,そんなに多かったわけではないんですけれど。

やっとのことで,我慢できる温度にまで下がってから,チャポン。う~ん,熱い。無色透明なお湯で,特に香りもなく,きっと適温なら肌に良いであろう温泉なんでしょうが,残念ながらこの熱さではそこまで感じることはできませんでした。

途中で脱衣所にハチの巣があることに気がついてしまい,落ち着いて入ることもできず。しょうがなく,露天風呂を上がりました。

内湯の方で,お湯を口に含んでみましたが,ちょっと味のする硬水といった感じでした。お湯は,アルカリ性の優しい肌さわりのする感じで適温でしたので,こちらでゆったりと入ってみたかったです。男湯の鶴を見ながら,,,

(露天風呂の男湯側
 ずっと昔は,女湯との区切りがなく,一つの湯船だったみたいです)


(露天風呂 女湯側)


(激熱たったので,水で一生懸命,薄めました)



【宿の情報】
湯瀬温泉 鶴の湯ホテル
秋田県鹿角市八幡平湯瀬

男女別内湯,男女別露天風呂
単純温泉 62度 PH9.0 [源泉名/-]

2019年3月30日土曜日

大館市「大滝温泉 富士屋ホテル」《廃業》

2000年11月,日帰り入浴。廃業しました(2017年5月)

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大館市の奥座敷的な存在の大滝温泉ですが,以前の賑わいからは程遠く,営業していない旅館もちらほら見れるなど,今は錆びれてしまった雰囲気を隠すことが難しいです。

そんな温泉街の中でも平成11年にお風呂をリニューアルしたここの宿は,立派な外観で,元気な宿なのではないでしょうか。

私が行ったのは4時くらいです。 結婚式場もあるため逆に平日じゃあまり客がいないのか,ロビーには人がいません。中に入ると,宿の人がすぐ来て,きちんと脱衣所まで案内してくれました。というのも,風呂に入る客は私だけなので電気をつけてくれたんですが(笑)。

でも,貸し切りのお風呂の気持ちの良いこと。 温泉街にある小奇麗な普通の温泉宿,って言ってしまえばそれまでですが,貸し切りっていうのはポイントが高いです。

特に露天風呂が気持ち良いです。 川に面している訳では無いのが残念ですが,空さえ見えれば十分でしょうか。

暗くなってきたので自分で露天風呂の方の電気をつけてみましたが,雰囲気あります。貸し切りは良い。

1時間くらい入った後,上がろうと脱衣所に行った時,ロビーで受付をしてくれた人が入ってきました(笑)。 今日は,ホントにお客さん,いないようです。

でも,こういったところで,貸切のお風呂を楽しむっていうのも全然悪くないな,と思いました。

(お昼の露天風呂。
 恐らく2つの風呂は1日おきに,男女交代するんでしょうね)


(内湯もキレイで良かったのですが,やはり露天)


(暗くなってきて,明かりを(勝手に)つけた状態の露天風呂です)


(周りは他の建物に囲まれていますが,なかなか良い雰囲気)


(目線のアングル)


(暗くて分かりませんが,新しい建物です)



【宿の情報】
大滝温泉 富士屋ホテル
秋田県大館市十二所

大浴場「すすきの湯」 「鶴の湯」(それぞれ泡風呂つき),露天檜風呂・露天岩風呂
含石膏弱食塩泉

2019年3月29日金曜日

鹿角市「奥奥八九郎温泉」

2011年6月の日帰り訪問。お勧めです。

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基本的には,野湯的なものは苦手なのですが,ここ「八九郎温泉」は憧れの場所の一つで,特に比較的整っているといわれている「奥奥八九郎温泉」には一度は行かなきゃいけないなぁ,と思っていました。

いろいろとネットを見ていると,アブの来襲が厳しいと書かれており,虫も苦手な自分は,6月の上旬というタイミングを選んでやってきました。

小坂ICを降りてからは,青森方面に向かい,「特養老人ホームサンホーム大石平」「あすなろ」という消えかかった看板が右に見えてきたら,そこを右折。集落を越えてT字路に突き当たったら,そこを左折。後は道なりで,微妙に迷うところは標識が赤くなっている方を選んでいけば正解です。

道は結構でこぼこになってきて,ちょっと不安になってきたころ,右手に「奥奥八九郎温泉」が見えてきます。


赤茶けた硬い地面に,穴が開いていて,どんどこと溢れ出てくるお湯。最初の湯舟から,溢れたお湯が他の湯舟にたまっていきます。

青空脱衣もあるし,桶もたくさん。空には虹も見えて,最高のシチュエーションです。 車の中で裸になると,湯舟へ突入。

少し熱めにも感じましたが,まずまずの湯温。水面でパチパチと炭酸が弾けています。若干ひっかかるような肌さわりがします。

口に含むと,多少旨みがあり,後味で甘さも。うーん,幸せですねぇ。

と言いつつ,アブのようなアブでもないような虫が一匹。気の小さい自分は,それだけでゆったりしきれなかったりします。

顔をタオルで覆って,それなりには入りましたが,どうにもリラックスできていないのが「私」。 裸のまま車に戻ります。

が,車に戻ったのは良いのですが,なかなか汗がひきません。思いのほかひきません。汗がダラダラ流れるのを一生懸拭きながら,落ち着いてくるのを待ちました。

でも,来て良かった。

(途中の分かれ道では標識があります。
 後は,右の看板の赤い方を選んで選んでいきます)


(バックに山々。手前には,立派な温泉です)


(右奥のところが一番湯
 左奥と,手前にお湯が溢れてきています)


(天然のジャグジーで,至福の一時です)


(これが溢れ出したところの湯舟。
 慌てていたので,デジカメの紐が,,,)


(更に少し離れたところにも湯舟があります)


(桶やイスも,何でっていうくらい揃っています)


(低めの目線で,,,)


(立て看板があります「公衆浴場法第1条の入浴施設ではありません」)



【宿の情報】
奥奥八九郎温泉
秋田県鹿角市小坂町小坂

野湯
ヒドロ炭酸泉?

2019年3月27日水曜日

大館市「日景温泉 旅館」

2000年11月,日帰り入浴。

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大館市から弘前市に向かう国道7号線を左に曲がって少しのところにある温泉。国道から数百メートル程入っただけなので,ここは「日本秘湯を守る会」の宿の中では気軽に行ける宿ではないでしょうか?(大館あるいは弘前までの道程を別として)

明治26年の開湯ということですが,雰囲気があります。大浴場には湯船が二つあり,一つは普通の湯船で,もうひとつは底の浅い湯船で二人程度,横になれるような感じです。

きちんと頭を載せられるように,板もわたしてあります(下の写真を見てください)。

浴室に入ったとき,少し酸っぱい(?)ような匂いがしましたが,木の匂いがたちこめていたものでした。天井も高く,お風呂の熱気は上手く上に逃げていくようです。

泉質は塩化土類含有硫化水素食塩水とのことですが,白濁しており,すこししょっぱく,味のある感じがします。

大浴場の方よりは露天の方が,より白くお湯が見えます。ここの露天は源泉の温度が低いのか,春から秋にかけてのみ入浴できる温度になっています。

私の言った11月下旬にもなると,もうお湯もぬるくなっており,十分体を温めたあと,ちょこっと気分を味わいに入れたくらいです。他の人は誰も入ろうとはしませんでした。

旅館部の他に湯治客用の客舎があるというのが,湯治用の温泉の多い秋田らしいところです。年期の入っている建物ではありましたが,雰囲気のある宿です。

卓球台も1台あり,温泉卓球なんかも楽しめるのではないでしょうか。


今回,久しぶりに情報を整理しなおそうと,公式ホームページを見てみたら,凄くお洒落になっている部分もあり,ビックリしました。

(入り口の両脇に「日本秘湯を守る会」の提灯があります)


(以下,煙ってて見にくいですが,だいたいの雰囲気です)


(天井は高く,熱気は上に逃げていくので,浴場は気持ちが良いです)


(寝湯です。左に見える,湯船にかかっている板に頭を載せて寝ます)


(男湯と女湯の間にある露天風呂
 混浴ですが,6時くらいからだったか,女性専用タイムもあります)


(残念ながら,11月ではお湯の温度が低く,しっかり入ることはできませんでした)



【宿の情報】
日景温泉 旅館
秋田県大館市長走三七

大浴場・露天風呂(混浴/冬期不可)・家族風呂(冬期のみ)
含ホウ酸食塩硫化水素泉 [源泉名/日景の湯]

2019年3月26日火曜日

北上市「湯田温泉峡 ほっと ゆだ」

2002年9月、日帰り入浴。

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ちょっと時間も出来たことだし,先日,TVでやっていたのを見たばっかりだったし,,,ということで“ほっとゆだ”へやってきました。

JR北上線のほっとゆだ駅(旧陸中川尻駅)に併設されている日帰り用の温泉施設なのですが,何といってもその料金の安さにはびっくりです。

もともと温泉を町のシンボルとしようという部分もあるのかもしれませんが,一人200円。町がやっている施設だといっても,凄く安いです。

男湯・女湯・貸切風呂とありました。浴室にはシャンプーやリンスなどは無いので,必要な場合は自分で持ってくる必要があります。慣れた人たちは一式を籠に入れてやってきます。

ここの特徴の一つなんですが,浴室の中に信号があります。電車がやってくる時間まであと何分あるかによって,信号の色が変わります。

45分前に鳴ると青い信号で,15分刻みで黄色・赤色と変化していきます。残念ながら,私が入っているときに信号は点灯しませんでしたが,,,

浴槽は,あつい湯船とぬるい湯船,そして横になれるような湯船があります。でも,ぬるいとなっている湯船であってもお湯の熱さはちょうど良いくらい。

あつい湯船になると,とても熱いです。私はぬるい方に入っていて,最後に足の部分をつけていた程度です。

ここはアルカリ度が高い(PH7.5)そうですが,どうも熱いお湯の印象しかなくって,,, でも,とても気持ち良く入ることができました。

次のときは,砂に埋められるタイプの温泉の「砂っこ」に入りたいものです。

(奥がゆるめ,手前があつめ。右端に切れているのが寝湯。
 とっても清潔な浴場です)


(あつめは半端じゃなく,熱いです)


(ぬるめでもそこそこの熱さ。下から気泡が出ています)


(これが有名な信号。
 電車の発車時刻までの時間で,青,黄,赤と変わります)



【宿の情報】
湯田温泉峡 山尻温泉 ほっと ゆだ
岩手県北上市和賀郡湯田町川尻 

男女内湯(あつめ,ぬるめ,寝湯),家族風呂
ナトリウム、カルシウム-硫酸塩、塩化物温泉 (低張性弱アルカリ性高温泉)

2019年3月25日月曜日

西和賀町「巣郷温泉 でめきん食堂」

2013年11月,日帰り入浴。お勧めです。

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11時過ぎに到着。まだ昼前だったせいか,まだお客さんはいませんでした。注文を聞きにきたお店の方に,中華そば(450円)と入浴をお願いすると,違和感無く了解。まぁ,お風呂セットを片手にお店に入ったので,判るのでしょうが(笑)。

中華そばは,麺がやわらかめ,色合いが濃いめですが,あっさりしたスープ。他にも麺・御飯物のメニューがいろいろあり,お風呂無しでも楽しめそうな感じです。

また,取材や温泉に入りに来た人のサインも飾られており,一種独特な世界観を持つ,このお風呂の人気の高さを窺い知ることができます。

食事を終え,レジ脇の暖簾をくぐってお風呂へ。ソファーの置かれた脱衣所に入る時点で,強めの油臭がプーン・ツーンと鼻を襲ってきます。これは期待してしまいます。

浴室は意外とこじんまり。とても趣のある浴槽とタイルに書かれた絵。そして何よりも,湯船に貯められているお湯から漂うガソリンスタンド系のきつめの匂い。お湯は少しぬるいくらいでしたが,じんわりと暖まります。

湯花なら見られませんでしたが,うっすらと濁ったお湯でした。先ほどの砂風呂のせいかもしれませんが,足先もジンジンと感じます。

口に含んでみると,口の中がちょっとベトベト。まぁ,この油系のお湯で美味しかったことはありませんけど。

驚きだったのが,家に帰ってお風呂に入った時。肌に染み入っていた油臭が再訪。普通のお風呂に入っているのに,油の香りがしてきます(笑)。

一回の入浴で,二度楽しむことができました。とはいえ,匂いのついた服は服は単独で洗うこととなりましたが(笑)

(見た目は国道沿いにある普通のドライブイン。でも,実は,,,)


(やたらとメニューが多い(笑))


(食後,お店の人にお願いしてお風呂へ。ここは脱衣スペース)


(湯船へのドアを開けたところ。左手に湯船があります)


(不思議な雰囲気のある湯船の形
 小さいながらも,これが貸切の贅沢)


(壁には金魚(でめきん?)の絵も)


(お湯は直接湯船に注がれています)


(まったりと,あぶら臭のするお湯に浸かります)



【宿の情報】
巣郷温泉 でめきん食堂
岩手県和賀郡西和賀町巣郷63地割159−14

内湯
単純硫黄泉 [源泉名/-]

2019年3月23日土曜日

西和賀町「巣郷温泉 蘭寿苑」《廃業》

2004年11月,日帰り入浴。廃業しました(2013年5月)

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オイリーな温泉郷,巣郷温泉郷。気にはなっていた場所だったのですが,やっと訪れることができました。

事前にいろいろ調べてみると,宿泊自動車免許取得コースの宿泊場所になっているようです。疲れた体を温泉で癒すんでしょうか。こんな免許取得は羨ましいですね。 お風呂は男女別の内湯と露天風呂になります。

浴室へのドアは自動ドアになっているのですが,男湯の方は壊れていて手動に変わっていました(今は直ったのかな?)。

浴室に入ると,ぷぅ~んとアブラ臭が漂ってきます。内湯はお湯の注ぎ口に布が巻きつけられ濾しているためか無色透明で,そんなにアブラ系の温泉らしさはありません。やはり,運転免許を取りに来る若者にアブラたっぷりの温泉は強烈すぎるからなのでしょうか。

ただ,この日は激熱で,お湯に浸かることができませんでした(常連の人いわく,今日は熱すぎ) 。

そこで露天風呂へ。宿の裏に広がった畑を望みながら入ることができます。国道沿いの宿とは思えない,原風景が楽しめます。

湯船もゆったり10畳くらいはありそうな大きさ。ここに,薄茶系の透き通ったお湯がたたえられていました。 不思議と注がれている場所が見当たらなく,底をフラフラ散策してみると,男湯と女湯の境の底からお湯が出てきているようです。

結構熱めのお湯です。露天風呂は広々としている分,内湯ほどアブラ臭はしませんでした。

内湯でアブラ臭を吸った後に露天風呂に来ると,一番幸せかもしれません。柔らかで,肌には少しツルツルする感じのお湯が,とても気持ちが良いです。

こんな気持ちの良い露天風呂が200円というのも驚きでした。雪景色もキレイかも。

PS.以前は,超音波装置浴槽なるものだったようですが,今は稼動していませんでした。

(湯の内湯です。浴室に入るとアブラ臭がします)


(内湯のお湯は無色透明です。湯の花も舞っていません)


(男湯の内湯です。とても熱いお湯でした)


(お湯の注ぎ口には,布がかぶされています。
 これで湯の花などを濾しているのかな)


(宿の外に広がる風景。こんな景色を見ながらの露天風呂)


(女湯の露天風呂です変形5角形の湯船。
 真ん中に大きな石があります)


(男湯の露天風呂です。
 こちらは長方形の湯船天気が良かったので,湯面がキレイに反射しています)


(露天風呂は薄茶色の透明なお湯。湯の花も舞っていました)



【宿の情報】
巣郷温泉 蘭寿苑
岩手県和賀郡湯田町巣郷63-158-54

男女別内湯・露天風呂
単純硫黄泉 [源泉名/-]

2019年3月22日金曜日

西和賀町「湯田温泉峡 砂ゆっこ」

2013年11月、日帰り入浴です。

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10時すぎくらいの訪問で,最初のお客だったようです。初めての訪問だったので,丁寧に砂風呂のシステムについて説明してもらいました。

裸になった後に,ゆかたを着て,砂風呂スペースにむかいます。 脱衣所から,普通の内湯があり,その先に砂を落とすための内湯,さらにその先にある通路を通って砂風呂へ。

砂風呂は2部屋あり,平日のような客が少ない時はどちらか片方だけのようで,この時は奥の方でした。

砂風呂スペースには,既に寝る場所の両脇に砂の小山が盛られており,その間に寝ます。木の枕に頭を乗せると,両脇から砂をのせられます。どんどん身体にかけられますが,結構な重さ。

すぐに足元からじんわりと暖まってきます。ずっと身体を動かさないでいると低温やけどになることもあるとのことで,適当に身体を動かします。

砂が重いので,なかなか動かせませんが,両手を脇に広げ,お腹のところを上げると,ちょっと空間ができ,楽になりました。

10分くらいすると,水で濡らしたタオルで顔のところを拭いてくれるのが気持ち良いです。ベースは15分間ですが,5分延長ができます。良い感じだったので,延長してもらいました。

その際には,手と足を砂の中から出して,お尻のあたりも下につきっぱなしにならないようにしました。

砂風呂終了後は,砂を落とすためのお風呂へ。あれだけポカポカしていたゆかたも,通路を歩いているうちに,すっかり冷たくなりました。

さっさと脱いでシャワーを浴びますが,思っていた以上に身体に砂がついています。しっかりとシャワーを浴びた後,砂落としようの内風呂に入りました。

ぬるめのお湯だったので,恐らく加水された温泉が,投入されていました。肌さわりは,それでもツルツルしています。

砂を落とした後は,脱衣所に近い普通のうち風呂へ。湯船は2つあり,大きさで温度を変えているようです。それぞれの湯船の間から,源泉がチョロチョロと投入されていました。

肌さわりは,やはり最初はツルツルしていましたが,やがてギッシリとした感じに。無味無臭で,湯花などは舞っていませんでしたが,熱めでキリッとした浴感です。

湯上りもサッパリ。ただし足の先までジンジンと暖まった感じがしました。

(脱衣所から最初の浴室
 このお風呂だけの利用も可能です)


(広くはありませんが,清潔な洗い場です)


(湯船は2人が入るくらいのものが2つ)


(これは砂を洗い落とすための湯船
 シャワーを浴びた後,ここに入ります)


(砂落としの手順。これが大事)


残念ながら,砂風呂の写真はありません。

【宿の情報】
湯田温泉峡 槻沢温泉 砂ゆっこ
岩手県西和賀町槻沢25地割16-8

砂湯,男女内湯(内湯,砂落し用内湯)
ナトリウム、カルシウム-硫酸塩、塩化物泉