2019年3月7日木曜日

花巻市「大沢温泉 山水閣」2(04年豊沢・薬師・大沢の湯編)


「豊沢の湯」は,山水閣側にあるお風呂ですが,自炊部・菊水館に宿泊している人も利用できます。そのせいか,大沢の湯以上に混んでいたことが多いように感じました。

ここは半露天風呂ということで,冬期には豊沢側に覆いができるため,開放感は若干落ちてしまいます。見た目は掛け流しになっているような感じではありません。

大きめな湯船でゆったりはできるのですが,どうもお湯は「大沢の湯」などの方が良いような感じがしました。

(半露天風呂「豊沢の湯」
 半循環・掛け流しまだ,今の時期はガラスで区切られています)


(きっと,この左側のところが取り外されるのでしょう)



「薬師の湯」は,湯治部にある内湯です。お風呂の入り口自体,廊下から下に降りていくのですが,実際のお風呂には更に階段を下りることになります。

脱衣所スペースと湯船の間は一面ガラスで区切られているので,お風呂に下りていくときに湯船の様子を見ることができます。当時にしては洒落た造りだったのではないでしょうか。

浴室は2階分の高さがあるため天井が高く,男湯と女湯の間には1階分の高さくらいの塀があります。

湯船は2つあり,1つがぬるめに,1つが熱めに設定されているようです。が,温度を測りにきた宿の人の話だと,この日は両方とも43度くらいだよ,とのこと。

湯船がタイルのせいか,湯船の底などがヌルヌルするように感じられます。片方の湯船にはお湯が注がれていましたが,もう一つの方はどこからお湯が注がれていたのかな?

(自炊部「薬師の湯」
 脱衣所と浴室の間は,ガラスで区切られています)


(天井が高く気持ち良いです。男湯はこの向こう側)


(正方形の湯船と,曲がりナスのような湯船の2つがあります)



さて,いよいよ大沢温泉の肝,「大沢の湯」です。階段が老朽化しているということで,改築工事をやっていました。

GW前には工事が終わり,女性用の脱衣所が新しくできるようです。これは嬉しいニュースですね。

豊沢川を望む「大沢の湯」は,川向にある菊水館の建物や水車を見ることができるなど景色を楽しむことができる反面,逆に見られてしまうということにもなってしまいます。

特に,菊水館へ向かう橋には釣り人をはじめ,「南部の湯」に向かう人も通ります。また,脱衣スペースもこれまでは男女の区別無く,お風呂の脇に簡易に設けられているのみということで女性にとっては難易度の高い混浴露天風呂となっています。

ただし,先ほど述べたように女性用の脱衣所ができれば,湯船脇までバスタオルを巻いてきて,奥の方の少しだけ陰になる部分に入ることもできるようになるでしょう。(それでも,無色透明なお湯は厳しいと思いますが)

お湯の注ぎ口を最初,見つけることができませんでしたが,真中あたりのお湯のなかから注いでいるようです。直接,注がれるお湯の量を確認することは出来ませんでしたが,掛け流しされるお湯の量を見る限り,結構な量だと思います。

どうしても露天風呂の場合,お湯の質が落ちることが心配されますけど,ここはキチンとぬるぬるしていました。

やはり,男性はもちろんのこと,女性にもチャレンジしてもらいたい気持ち良さ。川のせせらぎを聞きながら,少し熱めのお湯に入る幸せ。

誰も入っていない事などないと考えていいので,女性は人が少ないと思ったら勢いをつけて入るしかないと思います。到着してすぐの時間,あるいは翌日の出発間際がチャンスかなぁ。

湯治部の人とかもいるので,まったく人がいないことは無いのでしょうが。

(自炊部「大沢の湯」
 源泉掛け流し・夏期加水あり。豊沢川向かいから見たところ)


(大沢の湯から豊沢川を見て)


(味のある湯船の底。無色透明で熱めのお湯)


(曲り橋と菊水館の茅葺屋根の建物)


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