2019年3月10日日曜日

花巻市「大沢温泉 菊水館」1(温泉編)

2011年12月,宿泊。

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山水閣に宿泊した時は,その接客や食事の内容・家族風呂などのクオリティに感激したのですが,その時も茅葺屋根の菊水館が気になっていました。

年末にもかかわらず,決して高くない値段だったこともあり,今回宿泊利用することとしました。

入り口は,山水閣や湯治部とは異なり,川を渡って菊水館の建物入り口からチェックインとなります。細い道で雪も残っており帰りの心配をしましたが,温泉を使って融雪していたので,安心して運転することができました。

山水閣の広々としたロビー,湯治部の年季の入った帳場とも違う,こじんまりとした一昔前の宿の入り口といった感じです。スリッパなどが草臥れているのは,山水閣との差なのでしょうね。

部屋は竹の間5(?)の部屋で2階の一番川沿いの部屋。2部屋続きで,2面に廊下スペースがあります。歴史を感じる部屋ですが,きれいに掃除されていました。

ただ,冬ということもあり,暖房が効き始めるまでに時間がかかりました。部屋の空気は温まるのですが,畳が冷たいままなので,もう1台ファンヒーターをお願いしました。

部屋の鍵はちょっと心もとない感じはあります(笑)。トイレは部屋から出てすぐのところです。

(菊水館側の入り口。雪がたっぷりです)


(2間続きの部屋。冬は窓際から冷たい空気が,,,)


(大き目の暖房機器)



まず,渓流露天風呂を利用。菊水館側から向こうの建物に歩いていかなければならないのですが,この冬の時期はちょっと厳しい。一生懸命,宿の方が雪かきしてくれていますが,寒さはどうしようもありません。

また,脱衣所がお風呂の脇になっているので,お湯に浸かっていない入浴前・入浴後が辛い。でも,お風呂に浸かりながら,軽く舞っている雪が顔に触れている中,ゆったり入るのは雪見風呂としての本望です。

豊沢の湯にも行ってみました。今の時期は窓が閉められているので,半露天ではなく,しっかり湯気がこもっており,端から端は見渡せません。他のところに比べ,一番入浴している人の密度が濃かったように思います。

新しく出来た女性専用露天風呂 かわべの湯は,湯治部のお風呂の脇にあります。場所が判りにくいせいか,タイミングさえ合えば貸切状態もあるようです。


そして最後に,宿泊している菊水館のお風呂。

夕方くらいまでは山水閣などから入りにきていましたが,夜も更けてくるとほぼ菊水館のお客さんのみ。他に1人いるかどうかくらいです。

お風呂の木の感じが優しく,静かにお湯に浸かっている時間は至福の一時でした。

(自炊部へ向かう道。宿の方が一生懸命,雪を寄せています)


(部屋から見た大沢の湯)


(大沢の湯から菊水館を見て。
 2階の角部屋が泊まった部屋)


(部屋から見た南部の湯の建物)


(南部の湯 男湯側)


(カランも2つ。掛け湯用の湯船もあります)


(無色透明のお湯。
 注ぎ口がなく,湯船の底から出てきます)


(お湯がひたひたと掛け流されていて,なかなか気持ちが良いです)



【宿の情報】
大沢温泉 菊水館
岩手県花巻市湯口字大沢181

大浴場「山水の湯」(内湯,露天風呂),半露天風呂「豊沢の湯」,貸切家族風呂(3室) 木造風呂「南部の湯」,大露天風呂「大沢の湯」,大浴場「薬師の湯」

アルカリ性単純泉 51.3度 PH9.2 [源泉名/大沢の湯]

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