2020年4月29日水曜日

大崎市「豆坂温泉 三峰荘」3('07)

2007年11月,日帰り入浴。凄く良かったです。

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 今回は,貸切風呂を利用してみました。料金は,通常の入浴料のほかに,1部屋1時間1575円。貸切風呂のない部屋は1時間1050円ですから,高くはないかなぁ,と思います。

 6畳の和室に,3畳程度の脱衣スペース,お風呂,トイレという構成です。テレビもありますし,大広間と同様,食べ物を注文することも可能でした。

 肝心のお風呂は,2人で入るくらいの大きさの湯船に掛け流し。蛇口を閉める,あるいは水を出すことによってお湯の温度は調整できます。若干,黄色みがかったお湯は,大浴場と同様です。泡付の感じや肌さわりも同じです。正直,ここは大浴場でも十分お湯は良いので,貸切風呂だからこそ,っていうプレミアは少ないかもしれません。

 とはいえ,周りを気にせず,ゆっくり入れるのは良いものです。決して,ガツン,とくるような泉質ではない分,こういった貸切風呂で味わうのも悪くないかもしれません。


 入浴後,フロントで売っていたリンゴを買いましたが,粒は小さいものの,蜜がたっぷり入っている美味しいリンゴでした。

(一人なら,足を伸ばしてゆったり
 蛇口からは,源泉を出し放題です)

(手前の蛇口からは源泉が出ています
 奥の蛇口は温度調節用の水です)

(薄い黄色のお湯はスベスベです
 右のほうから細かい泡が来ているのが,見えますでしょうか?)

(脱衣スペース)


【温泉の情報】
豆坂温泉 三峰荘
宮城県大崎市三本木新沼中谷地屋敷4 

2020年4月27日月曜日

大崎市「豆坂温泉 三峰荘」2('05)

2005年2月,日帰り入浴。凄く良かったです。

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 今回,平日に行ったということで,初めてセンター系のお風呂でゆっくり過ごしました。平日だと入館から4時間以内という制限はあるものの,500円で入ることができます。平日というのに結構,人はいるようです。寒いこともあり,みんなあたたまりに来ているのかな?
 
 外が寒いので,内湯のなかは湯気で煙っています。でも,そんな内湯には見向きもせず,露天風呂へ向かいます。外も寒いので,温泉から湯気がもうもうと立っています。雪見露天風呂状態を楽しみたかったのですが,周りに少し雪が積もっていた程度。仕方がありません。

 露天風呂の大きな湯船は透明な黄色がかったお湯。源泉をそのまま注いでいるということなので,熱めのお湯です。記憶していたほどの泡つきはありません。美化しすぎていたのかと,ちょっとガックリ。ただ,掛け流しのお湯は気持ちが良いですね。外気の寒さとお湯の熱さが対照的でした。

 それじゃあ,と,桶風呂へ。たっぷりと溜まっている湯船に浸かると,ザバザバァーとお湯が溢れ出すのは何回やっても気持ちが良いものです。少し小さい湯船なので手足を伸ばすわけにはいきませんけれど。

 湯船に浸かると,すぐ泡が肌に付き始めました。この小さい湯船だと,お湯の鮮度がすこぶる良いようです。これ,この泡付きを期待していました。とても細かい泡がお湯の中に出来てくるのが判ります。

 じっと匂いを嗅いでみると,ほんのり鉄臭も感じられたような。でも,そんなに鉄分は含んでいなかったはずなんだけれど。口に含んでみると,炭酸特有の苦味がありました。やはり繊細なお湯ほど,小さい湯船で楽しむべきなんでしょう。

 次は箱風呂へ。こちらも同じように泡付きが楽しめました。桶風呂よりも若干大きい分,お湯はぬるめになっていて,ゆっくり入るには箱風呂の方が適していると思います。どちらにしても,しっかり体があたたまりますが(笑)。

 入浴後は,フロント脇のスペースで休憩。お昼時間にもなったので,評判の中華料理を食べてみました。周りの人も食べていた「五目やきそば 700円」は,麺に軽く焼き目もついていましたし,あんの味付けもいい感じです。「タンメン 700円」も,塩味が強くなく野菜の旨みがしっかり。麺も細麺なのにモチモチっとして美味しかったです。

 一休みしてから,もう一度お風呂に入りました。浴室に入ってすぐのところにある,源泉槽は浸かることはできません。でも,その泡で白濁しているお湯を見ていると,ホント,入ってみたい誘惑に駆られてしまいます。この炭酸は凄い。

 すっかりクタクタになった一日でしたが,満足しました。午後3時からは,雑誌じゃらんの取材が来ていました。モデルの人も来ていたので,巻頭特集に取り上げられるのかな?

(寒波到来で朝方まで雪が降っていました
 空も雲が覆っています)


(灯篭の上や奥の木々に,雪が積もっているのが見えます
 外気が寒くて,湯気が凄くたちます)

(今回のベストショット(笑)
 泡が立っている様子を,浴槽内から空に向かって撮ってみました)

(同じく泡の感じを撮りました
 細かい泡がたっています)

(写真を撮る前に箸で触ってしまいました
 周りの人も,これを注文してました)


2020年4月26日日曜日

大崎市「豆坂温泉 三峰荘」1('03)

2003年3月,日帰り入浴。凄く良かったです。

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 三本木町というエリアに良い温泉がある? って,ちょっと疑問に思いながらも,行ってみました。場所を移転したのは最近なので,建物は新しくなっています。早速,中に入ってみると左奥に下駄箱があり,また左の方には入湯券の自動販売機が。ふ~ん,センター系の温泉なんだな。

 ところが,自動販売機に向かうと,宿の人が脇でにこやかに笑って待っています。いやぁ,丁寧に自動販売機の説明でもしてくれるのかな,と思いきやそうでもありません。入浴料をその人に渡すと,入浴券をもぎってくれました。あれ,じゃあ,あの自動販売機は???

 休憩スペーズと大広間が大きく取られているのですが,お昼前ということもあり人はまばら。大広間ではカラオケタイムもあるようですが,今の時間は静かなものです。

 さて,お風呂へ行ってみると,内湯のほうには数人が入っています。が,露天好きの私としては,真っ直ぐ外へ。外へ出てみると,ゆったりとした普通の露天風呂に,打たせ湯,箱湯,桶湯と幾つかのお風呂があるではないですか。

 まずは,普通の露天風呂へ。少しお湯は熱めかなぁ。透明ながらも緑がかったお湯で,若干の匂いもしました。でも凄くて感動してしまうのが,炭酸泉のお湯。この炭酸が逃げないように,地下から噴出したお湯を高圧にしておいて,湯船に注いでいるという努力の賜物です。じわぁ~っと,肌に小さな泡が付いていくのが判ります。肌を撫でると,泡が肌から離れていくのが楽しいですね。

 景色自体は山奥に位置している訳でもない事から,周りを塀が囲んでおり,眺望が開けているわけではありませんが,景色を遮るような高い建物も無く,塀の上に広がる空を気持ちよく眺めることができます。左に小さな箱湯,真ん中に打たせ湯,右に樽湯と並んでいるのを見るのも楽しいです。また,季節的に暖かくなってきたせいか,吹いている風も優しいような気がします。

 普通の露天風呂を楽しんだ後は,まず箱風呂から。樽風呂もそうなのですが,箱湯の箱も小さいので,一人が入るのが精一杯。自分の家のお風呂が露天になったような感じです。当然,自分の前にしばらく入っている人がいないと,お湯はタプタプです。そこに身を沈めると,お湯がざばざばと溢れ出します。何か凄く贅沢なことをしている気分になります。箱湯の中で小さくなっていても,気持ちは大きく,ゆったりとすることができます。

 次は打たせ湯。下にお湯が張っているところに椅子があり,そこに座って上から落ちてくるお湯に身を当てることになります。足はお湯につけているので体を冷やさず,打たせ湯をすることができます。この打たせ湯も一筋のお湯しか落ちてきていないので,貸切気分です。

 さぁ,最後に桶風呂へ。普通の露天風呂に比べて,お湯は少し温めで,かつ炭酸の濃度が濃いように思います。箱風呂と同じように,湯船に身を沈めるとザバァーっとお湯が溢れます。しかも,湯船のヘリの高さが右が低くなるように作られているので,キレイに右の方から溢れだすようになっています。鮮やかなものです。しかも,お湯の感じが心地よいのですから。

 その後も,露天の方で十分ゆったり。内湯の方には人が一杯いるのですが,あまり露天の方には人が来ないようです。来ても,お湯が少し熱めなのか,すぐに戻ってしまう人ばかり。ま,人は少ない方が歓迎ですけれど。

 内湯にも入ってみましたが,露天風呂ほどの炭酸は感じられませんでした。下から人工的に泡を出している(ジャグジー状態)せいなのでしょうか。源泉の感じをより味わうなら露天でしょうか。ちなみに,サウナもついていますので,ちょっとしたスーパー銭湯風ですね。

 最後に。脱衣所から浴室に入ってすぐのところに,本当の源泉そのままのお湯(?)が木桶に注がれていますが,そこはもう炭酸泉で白く濁っているのです。これを見ると,凄いお湯なんだなぁって,再度感激してしまうこと間違いありません。三本木で見つけたお勧めのお風呂です。

(露天風呂です。緑がかったお湯。
 脇に置いてある木の椅子に座れます)


(桶風呂です。脇に作った人の名前がさされてます)


(打たせ湯です。
 目の前に塀があるので,
 跳ねるお湯を気にする必要がありません)

(箱風呂です。この小ささが絶妙に気持ち良いです)

(小さな泡が見えますか?)

(露天風呂からの景色です)

(内湯になります。窓から光が射し込んでいます)

(源泉だそうです。この白濁具合が感激です)



【温泉の情報】
豆坂温泉 三峰荘
宮城県大崎市三本木新沼中谷地屋敷4

大浴場(サウナ付),露天風呂(露天風呂,箱風呂,桶風呂,打たせ湯),貸切風呂
単純泉(炭酸を含む) 低張性中性高温泉
   [源泉名 豆板温泉 四季彩の湯]

 

2020年4月24日金曜日

登米市「長沼温泉 ヴィーナスの湯」

2003年11月,日帰り入浴。

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 長沼ウィングガーデン内に出来た温泉施設です。地ビール工場が併設されているので,湯上りにビールを飲むこともできます(帰りの運転はできませんが)。

 お風呂は和風と洋風の2タイプがあり,日替わりで男女が交互に入ることになります。ですので,二日続けてくれば,どちらのタイプも入浴できますね(笑)。

 和風タイプは,ジャグジー付きの大きな湯船の他,低周波バスとハーブ湯,そして湿式サウナになります。一方,洋風タイプは,ジャグジー付きの大きな湯船は同じですが,ジェットノズルによるマッサージ付きの寝湯と深さが1m以上あり立って入るエステバス,そして乾式サウナになります。どちらとも,こんなに必要なのかって思うほどの洗い場があるので,体を洗うのに不自由はしないでしょう。

 お湯は少しだけ濁りのある黄緑色のお湯。源泉の温度が39度なので,加熱してから浴槽に注がれています。でも,大きな浴槽の方だと,少し温めになっているので,ゆったりと長い時間浸かっている事ができます。

 それほど湯船に注がれるお湯の量は多くは無いのですが,きちんと掛け流しになっています。どうしても,こういった日帰りセンター系の施設は循環になることが多いので,掛け流しは嬉しいです。

 お湯の香りはそんなに感じられませんが,よくよく嗅ぐと鉄の香りがするような気がしました。特徴的なのは,お湯の味。結構,内陸に位置しているはずなのに,凄い塩分を感じます。つまり,しょっぱいのです。肌にとても馴染むような気もします。美人の湯というのも,決して宣伝文句ではないですね。

 ただ大きな湯船はジャグジーが付いているため,(十分楽しみましたけれども)お湯の感じを味わうには,ちょっとお湯が攪拌されています。そこで,目をつけたのがハーブ湯(もう一方であれば,エステバス)。湯船が小さい割りに,注がれるお湯の量は同じですし,お湯も落ち着いた状態です。

 ハーブ湯の場合,ハーブを漬けていますがそんなにハーブらしさを感じる訳ではないと思います。また,嬉しいことに,湯船に身を沈めると,底に沈んでいた湯の花が舞います。そんなに大きなものではありませんが,薄い茶色の湯花です。湯船が小さい分,お湯の温度も高めです。

 外に足湯があるので,お風呂上りに寄ってみました。長沼を望みながら,足湯を楽しむことができるロケーションです。ただ,この寒い時期だったせいか,お湯はぬるめ。実際に足湯を楽しむには,体が暖かくなるまでは厳しいかもしれませんね。

(ヴィーナスの湯の入り口です。
 長沼ウィングガーデンの奥にあります)

(こちらは和風のお風呂です。
 どこらへんが和風なのかわかりませんが,
 和風と洋風は男女が日替わりです)

(低周波のお風呂です。電気が流れているのかな?)

(右から源泉が流れています。
 右側の方がジャグジー状態です)

(入り口脇にある掛け湯です。
 ここが一番,源泉を感じられるのかも)

(ハーブの湯ですが,そんなにハーブっぽくありません。
 源泉を感じることができます)

(細長い造りの足湯です。この日は,温くなっていました)


【温泉の情報】
長沼温泉 ヴィーナスの湯
宮城県登米市迫町北方兵粮120−1

等張性弱アルカリ性温泉(ナトリウム-塩化物泉)
 

2020年4月22日水曜日

石巻市「上品の郷 ふたごの湯」2('17)

2017年3月,日帰り入浴。お勧めです。

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 良い温泉だったものの,人が一杯だった記憶で,なかなか足を運ぶ機会がありませんでしたが,今回,久しぶりの訪問。祝日のお昼前でしたが,溢れかえっている,っていう程ではありませんでした。

 笹濁り色のお湯だったと思っていましたが,この日はキレイなオレンジ色。特に浴室に入って正面の湯船はオレンジ色がより鮮やかで,まるで新玉川温泉あたりのお湯のよう。多少の透明感はあるものの,濁りは強めです。湯船の中が見えないため,段差が判らず,手すりにつかまりながらそろりそろりと入っていきます。

 少し熱めに感じましたが,ゆっくりと身体を沈めます。少し口に含んでみると,しっかりとしょっぱい。肌さわりもギシギシした感じで,浴感も十分です。すぐに足の先からジンジンと温まってくるのが判ります。ただ,前回のように肌への泡付きはありませんでした。浴槽の大きさからすると,注がれているお湯の量は少なめでしょうか。抜群の鮮度ではないものの,そんなに入浴客が多くないせいか,くたびれているお湯ではありませんでした。

 浴室に入って左側の浴槽は少しぬるめの適温。気持ち,最初の浴槽よりも浴感が強くないような感じがします。単に温泉の温度からの違いだけかもしれませんが。

 前回は,サウナにも入っていないのに,源泉水風呂を楽しみましたが,今回(濃そうで,随分,誘惑されたのですが)パスしました。


 入浴後は湯上りどころでコーヒー牛乳を飲んで一休み。休憩スペースも,まだ新しい感じがしてましたし,人で溢れかえっていたわけでもないので,リラックスできました。

(左側にある少し大きめの湯船
 外が明るいのでコントラストが立ちます)

(お湯が良い感じに出てます)

(入って正面の方の湯船
 陽射しのせいか,オレンジ色に見えます)

(前回は,もう少し緑がかった笹濁り色だったのですが)

(明らかに濃い黄土色系
 今回は入浴は我慢しました(笑))


2020年4月21日火曜日

石巻市「上品の郷 ふたごの湯」1('06)

2006年1月,日帰り入浴。お勧めです。

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 「ふたごの湯」は,道の駅「上品(じょうぼん)の郷」に併設されている温泉施設です。今年の初湯は,ここにしようと心に決めていたのですが,やっと訪れることができました。

 お昼過ぎに着いたのですが,すっかり駐車場は一杯になっており,人気の高さを感じさせます。靴を入れるロッカーも数箇所が空いている程度。凄い人ですね。

 基本的に,お風呂は大きめの内湯と一回り小さい露天風呂の2つの湯船があります。ただし,冬の間は,露天風呂の周りは壁で覆われているので,内湯と変わらない状態になっていました。

 露天風呂だったお風呂の方が人が少なめだったので,まずはそちらへ。湧出温度が低めのため循環掛け流しとなっておりますが,濃茶のような色を見ると期待できそうです。(写真で見ると,クリーム色っぽい感じもしますが,実際はもっと透明感がありました。)

 循環しているせいか,そんなに肌さわりはギシギシしません。意外と食塩泉っぽくないなぁと思いながら,ちょっとお湯を口に含んでみると,いやいやシッカリ塩気がします。循環してもこれだと,お湯の実力は高いのでしょうね。人が多かったせいか,お湯がなまり気味だったのが残念でした。

 じゃあ,と内湯の方へも行ってみました。先ほどよりは人が少なくなっていたので,窓際でゆったり。お湯を見てみると,何か細かい細かい泡のようなものが見えます。いや,肌にも泡がびっしり付いています。循環掛け流しなのに,鮮度が良いのでしょうか。湯船の中に入れている分は加熱されているようですが,注ぎ口から入れている分はぬるめなので,源泉そのままなのでしょうか。

 この泡々は,なかなかのつき方。泡の付いた肌を撫でる感触も柔らかくて気持ちが良いです。でも,肌を撫でて泡を取った後,すぐに泡付きがはじまります。う~ん,予想以上のお湯です。

 良いお湯に出会えて嬉しいのですが,ここで終わるわけにはいきません。今日の目的は,この2つの浴槽ではありません。循環掛け流しの2つの湯船の他に,加温もせず,掛け流しの湯船があるんですから。

 それは,サウナ用の水風呂。入り口のすぐ脇にあります。お湯の見た目も,しっかりと濁った黄緑のクリーム色。とても濃そうな感じがします。

 しっかりと体を温めた後,源泉水風呂へ向かいます。1月という時期のせいかもしれませんが,冷え冷えというか,氷水のような冷たさです。気合を入れて体を沈めたものの,1秒くらいしか我慢できませんでした。冷たすぎるせいなのか,泡つきは見られません。肌さわりなどは冷たすぎて,何が何だか判りません。

 足を水風呂につけて徐々に体を慣らして行った後,もう一回チャレンジしてみました。10秒くらい入りましたが,それが精一杯。体をブルブル震わせている私の姿は,周りからは違和感があったかもしれません,もしかしたら。

 天井も高く,洗い場と洗い場の間には間仕切りもしてありますし,とても居心地の良い施設です。夏の暖かい時期にでも,もう一度リベンジしてみたいところでした。

(露天風呂風の浴槽)


(笹濁り色に見えますが,実際にはもう少し透明度のある緑色)


(お湯の注ぎ口は,流石にお湯の濃さを示しています)


(こちらが「かしわ」の大浴槽
 陽が当たると,黄色みが強くなります)

(この源泉の注ぎ口も溜まりません
 熱くは無かったので,源泉そのままなのでしょうね)

(天井も高く,窓も良い感じに取られています)

(憧れの源泉水風呂。色の濁り方が違います
 お湯が引き締まっているように見えますが,
 入ってみると体が引き締まります(寒さで))

(外にあった足湯。寒い時にも楽しめそうです)

【温泉の情報】
上品の郷 ふたごの湯
宮城県石巻市小船越二子北下1-1

含鉄-ナトリウム・カルシウムー塩化物泉 高張性中性冷鉱泉 16.3度
   [源泉名/1号源泉]

2020年4月19日日曜日

女川町「女川温泉 華夕美」

2003年3月,日帰り入浴。

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 牡鹿半島の付け根に位置するここ華夕美は,数年前にホテル王将グループの経営へと変更になりました。この方面にくるお客の絶対数が少ないとはいえ,やはり宿のキャパ自体もあまりないため,それなりに人はやってきているようです。

 今回は,石巻までのドライブのついでに寄ってみました。牡鹿半島といっても,石巻の街中からは15分もあれば着く程度。本当に石巻寄りです。

 あまり日帰り入浴のお客はいないのか,行ったときには他にお客はいませんでした。お風呂はロビーの上の階と下の階に分かれます。下の方のお風呂「愛姫」は以前,男風呂と女風呂で使われていたところの壁をぶち抜いて一つにして使っている感じです。内風呂には,“かじめ”という海藻がネットに入って浮かべてあります。“かじめ”に含まれているミネラルにより,肌がすべすべになるそうです。

 上の方のお風呂「夕雅」は,まずまずの広さの内湯です。入るとすぐに塩素のにおいがします。やっぱり,沸かし湯の場合,きちんと塩素を入れて管理する必要があるのですね。

 すぐ外には露天風呂があります。ちょっと天気が悪く,雲が空を覆っているため,あまり見晴らしは良くありませんが,本当ならもう少し気持ちの良い景色が広がるのでしょう。

 お湯の暑さは,ほんの少し熱め。注ぎ口からドボドボとお湯が湯船に入ってきます。お湯の肌触りは,ちょっとキュッキュという感じでしょうか。当然のことながら無色塩素臭です。ごく普通の沸かし湯ですね。

 と,すっかり沸かし湯気分だったのですが,入浴後,宿のパンフレットを見てみると「女川温泉は平成10年に誕生した新しい温泉」との文字が。エッ!! 

 あまり温泉という感じはしなかったのですが,お湯の量が少ないために,循環循環で回しているためだったのでしょうか。

(男性用のお風呂「夕雅」です。
 窓の外に露天風呂があります)

(夜中の12時過ぎから女風呂にかわります)

(まぁまぁの大きさの湯船。窓もそれなりの大きさです)

(露天風呂です。少し湯船の木の色が変わっています)

(露天風呂に浸かりながら見て)


(露天風呂から海を見て。
 天気はイマイチでしたが,まずまず)


奥の海 万石浦「女川温泉」
 
 女川温泉は平成10年に誕生した新しい温泉です。海を眺める温泉は太平洋岸には数少なく,女川温泉は,三陸のダイナミックな海岸美と温泉の効能の双方を楽しめる恵まれた自然環境にあります。
 また,万石浦はその湾の形から朝日と夕陽を望むことの出来る景勝地であり,絶好のビューポイントに位置する当館からは,大浴場をご利用いただきながら美しい海景を心ゆくまでご堪能いただけます。海の雄大さに包まれる贅沢なひとときをお過ごしください。
 
泉質 カルシウム・ナトリウム塩化物泉・
    高張性アルカリ性温泉
効能 神経質・リウマチ・切り傷など


【温泉の情報】
女川温泉 華夕美
宮城県牡鹿郡女川町浦宿浜字天王130

大浴場「夕雅」「愛姫」,男女露天風呂
カルシウム・ナトリウム塩化物泉 (高張性アルカリ性低温泉)

2020年4月17日金曜日

石巻市「追分温泉 峠の湯」

2003年8月,日帰り入浴。

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 (当時)北上町という三陸海岸沿いの場所にあるため,海は近いのにちょっとした山道を登っていくと,ここに到着します。最近,建替えられたばかりで,外見はとてもキレイになっています。中に入っても,木にこだわっていたというご主人の意気込みが判るようです。

 お風呂場に向かう途中も,宿の人が木でできた廊下を一生懸命,拭いていました。木で作るというのは,その維持も考えると大変だろうに,キチンとがんばっているところをみると,好感がもたれます。

 男女浴室の手前には,ちょっとした休憩スペースがあります。小上がりの畳敷きの場所もありますし,お風呂上りのお約束の珈琲牛乳の自販もありました。それに,トイレの便座も木でできているなど,ここでも拘りを感じられます。

 浴室には洗い場が4つくらいと,大きな湯船とジャグジー状態になっている小さな湯船があります。鉱泉ということで,どちらも循環させているようですが,大きい湯船の方は少し塩素臭はしていたような気がします。小さな湯船の方はお湯は温く,そのせいで臭いは弱かったのかもしれませんが。

 ただ,特筆すべきは,いろいろな本やHPでも書かれているとおり,カヤでできているという浴槽でしょうね。湯船につかった時にあたる背中やお尻への感触。カヤという木材がなかなか手に入らない状況で,このように贅沢な浴槽を作ってもらえたのは嬉しいですね。(なんでも樹齢約500年の北限のカヤの木とのこと)

 浴室の天井は高く取られており,圧迫感はありません。また,全体が木で組まれているので,とてもホッとするものがあります。無色透明なここのお湯は他でも味わえるものなのかもしれませんが,この宿やお風呂の感じ,というのはなかなか味わえないかもしれません。

 300円という値段からいっても,お得です。三陸の魚介類でボリュームタップリな食事を味わえるという宿泊も気にはなりますが,今日はここまででした。

(台風がまさに来ようという時でした。
 奥に見えるのがお風呂の建物です)

(右が大きな湯船で,お湯は少し熱め。
 左の湯船は,下から気泡が出てます)

(木の感じがとても心地よいです)

(木に拘っている宿。浴室も良い感じになっています)

【温泉の情報】
追分温泉 峠の湯
宮城県石巻市北上町女川大峯1

内湯(男女)
鉱泉

2020年4月15日水曜日

大崎市「鳴子温泉郷 XX地区共同浴場」

2006年9月,日帰り入浴。お勧めです。

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 ここは地元専用の共同浴場なので,基本的に部外者は入ることができません。今回は案内人のご協力により,特別に入れていただくことができました。

 のんびりとした風景の中,ふっと現れる小屋らしき建物。ここが今回入れていただく共同浴場でした。

 まず手前に脱衣所があり,その先に浴室があります。浴室に向かうドアの取っ手にはゴムひもが付けられており,開いたドアが元に戻ろうと引っ張られる簡易自動ドア状態になっていました。

 湯船は長方形の小さなもの。でも,そこに透明な黒褐色のモール泉のようなお湯がドバドバと注がれており,湯船からお湯が溢れる様が良い感じです。湯船の縁の高さが,一方が高く,一方が低くなっているので,低い方からお湯が溢れていくのです。また,お湯の表面には泡が立っていました。

 お風呂に入ってみると,お湯が体を優しく包んでくれる感じがします。少しぬるめの温度ですが,細かい泡付もあり,とても柔らかい肌さわり。ホントにゆっくりと入っていたいなぁ,って強く思わせるお湯です。とても幸せな時間でした。

 こんなお湯に毎日浸かることのできる地元の方々がとても羨ましいです。ただし,こういったお風呂を勝手に使い,荒らしていく人達がいるというのも悲しい事実。残念です。

 それにしても,良いお湯です。このエリアのお宅にプチ湯治させていただき,ゆったりと入ってみたい,そんなとても気持ちの良いお湯でした。

(2~3人が入れるくらいの湯船が1つ
 湯船の奥側の縁が低いので,そこからお湯が掛け流しになってます)

(お湯の注ぎ口です)

(お湯が掛け流しになっています
 お湯に浸かっていると,こんな目線でした)

(薄っすらと黒褐色のお湯
 湯面には泡ができてました)



【温泉の情報】
鳴子温泉郷 XX地区共同浴場
宮城県大崎市鳴子温泉XX

浴室1
泉質等不明