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大浴場の入浴料が200円ということもあり,地元の人からは共同湯のように使われている藤島旅館。そのため,人が多いというイメージがあり,なかなか足が向きませんでした。今回は,ちょうど昼時ということもあり,多少は人が少ないかなと思い,訪れてみました。
実は,中浴場(入浴料300円)を狙っていたのですが,宿の人に切り出すこともできず,200円を手渡し,大浴場へ向かいました。
縦長の脱衣スペースの片側は服などを入れておく棚があり,もう片側はガラス張りで浴室が見えるようになっています。浴室の真ん中に6m×5mくらいの大き目の湯船があり,左にカランが5つくらいでした。
お湯は明るめの笹濁りで,黒い1~2cmくらいの湯の花が若干見られます。冷泉も加えられているようなので,注がれているお湯の温度はそんなに高いものではありませんでした。少し焦げたような硫黄臭も,お湯の感じも,共同浴場に比べるとマイルドに感じました。
ただ,浴槽の大きさに比して,注がれるお湯の量が少ないように思えましたので,確かに入浴客の多いときの夕方などはお湯がなまってしまう可能性がありそうです。
それにしても,ここは地元の人に愛されているお風呂だなぁ,と感じる場所です。常連のおじいちゃんたちは,思い思いのスタイルでお風呂を楽しんでいます。トドになって掛け湯をしている人や,湯口に足を乗せてトドっている人。ゆったりとできる空間のようです。200円で,このお風呂。やっぱり鳴子のレベルは凄いです。
(歴史のありそうな外観です)
(大浴場の湯口
湯船の広さから考えると,ちょっと物足りない気もします)
(笹濁りのお湯に,黒い湯花がチラホラ)
(開けた窓から入ってくる風が,実に気持ち良いです)
(角に打たせ湯がありましたが,誰も使っていませんでした)
(入り口~大浴場までの間にあったウッドチェア)
(回遊式の2000坪の自然庭園
2代目の主がいるそうです)
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