2020年4月10日金曜日

大崎市「川渡温泉 藤島旅館」

2008年5月,日帰り入浴。

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 大浴場の入浴料が200円ということもあり,地元の人からは共同湯のように使われている藤島旅館。そのため,人が多いというイメージがあり,なかなか足が向きませんでした。今回は,ちょうど昼時ということもあり,多少は人が少ないかなと思い,訪れてみました。

 実は,中浴場(入浴料300円)を狙っていたのですが,宿の人に切り出すこともできず,200円を手渡し,大浴場へ向かいました。

 縦長の脱衣スペースの片側は服などを入れておく棚があり,もう片側はガラス張りで浴室が見えるようになっています。浴室の真ん中に6m×5mくらいの大き目の湯船があり,左にカランが5つくらいでした。

 お湯は明るめの笹濁りで,黒い1~2cmくらいの湯の花が若干見られます。冷泉も加えられているようなので,注がれているお湯の温度はそんなに高いものではありませんでした。少し焦げたような硫黄臭も,お湯の感じも,共同浴場に比べるとマイルドに感じました。

 ただ,浴槽の大きさに比して,注がれるお湯の量が少ないように思えましたので,確かに入浴客の多いときの夕方などはお湯がなまってしまう可能性がありそうです。

 それにしても,ここは地元の人に愛されているお風呂だなぁ,と感じる場所です。常連のおじいちゃんたちは,思い思いのスタイルでお風呂を楽しんでいます。トドになって掛け湯をしている人や,湯口に足を乗せてトドっている人。ゆったりとできる空間のようです。200円で,このお風呂。やっぱり鳴子のレベルは凄いです。

ここ藤島旅館には庭園があるので,お風呂上りには,ちょっとフラフラしてみたいところです。2代目になるという主のいる池(丸々と太った鯉が随分いました)や草木などを見ながら,火照った体をさますのが良いと思います。

(歴史のありそうな外観です)


(大浴場の湯口
 湯船の広さから考えると,ちょっと物足りない気もします)

(笹濁りのお湯に,黒い湯花がチラホラ)

(開けた窓から入ってくる風が,実に気持ち良いです)

(角に打たせ湯がありましたが,誰も使っていませんでした)

(入り口~大浴場までの間にあったウッドチェア)

(回遊式の2000坪の自然庭園
2代目の主がいるそうです)


(お風呂上りの湯冷ましに良さそうです)



【温泉の情報】
川渡温泉 藤島旅館
宮城県大崎市鳴子温泉字川渡84

男女別大浴場,貸切家族風呂(一人500円)
含硫黄-ナトリウム・炭酸水素塩・硫酸塩泉 
 [源泉名/真癒の湯高温+真癒の湯冷泉A+真癒の湯冷泉B 混合泉]

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