2020年4月26日日曜日

大崎市「豆坂温泉 三峰荘」1('03)

2003年3月,日帰り入浴。凄く良かったです。

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 三本木町というエリアに良い温泉がある? って,ちょっと疑問に思いながらも,行ってみました。場所を移転したのは最近なので,建物は新しくなっています。早速,中に入ってみると左奥に下駄箱があり,また左の方には入湯券の自動販売機が。ふ~ん,センター系の温泉なんだな。

 ところが,自動販売機に向かうと,宿の人が脇でにこやかに笑って待っています。いやぁ,丁寧に自動販売機の説明でもしてくれるのかな,と思いきやそうでもありません。入浴料をその人に渡すと,入浴券をもぎってくれました。あれ,じゃあ,あの自動販売機は???

 休憩スペーズと大広間が大きく取られているのですが,お昼前ということもあり人はまばら。大広間ではカラオケタイムもあるようですが,今の時間は静かなものです。

 さて,お風呂へ行ってみると,内湯のほうには数人が入っています。が,露天好きの私としては,真っ直ぐ外へ。外へ出てみると,ゆったりとした普通の露天風呂に,打たせ湯,箱湯,桶湯と幾つかのお風呂があるではないですか。

 まずは,普通の露天風呂へ。少しお湯は熱めかなぁ。透明ながらも緑がかったお湯で,若干の匂いもしました。でも凄くて感動してしまうのが,炭酸泉のお湯。この炭酸が逃げないように,地下から噴出したお湯を高圧にしておいて,湯船に注いでいるという努力の賜物です。じわぁ~っと,肌に小さな泡が付いていくのが判ります。肌を撫でると,泡が肌から離れていくのが楽しいですね。

 景色自体は山奥に位置している訳でもない事から,周りを塀が囲んでおり,眺望が開けているわけではありませんが,景色を遮るような高い建物も無く,塀の上に広がる空を気持ちよく眺めることができます。左に小さな箱湯,真ん中に打たせ湯,右に樽湯と並んでいるのを見るのも楽しいです。また,季節的に暖かくなってきたせいか,吹いている風も優しいような気がします。

 普通の露天風呂を楽しんだ後は,まず箱風呂から。樽風呂もそうなのですが,箱湯の箱も小さいので,一人が入るのが精一杯。自分の家のお風呂が露天になったような感じです。当然,自分の前にしばらく入っている人がいないと,お湯はタプタプです。そこに身を沈めると,お湯がざばざばと溢れ出します。何か凄く贅沢なことをしている気分になります。箱湯の中で小さくなっていても,気持ちは大きく,ゆったりとすることができます。

 次は打たせ湯。下にお湯が張っているところに椅子があり,そこに座って上から落ちてくるお湯に身を当てることになります。足はお湯につけているので体を冷やさず,打たせ湯をすることができます。この打たせ湯も一筋のお湯しか落ちてきていないので,貸切気分です。

 さぁ,最後に桶風呂へ。普通の露天風呂に比べて,お湯は少し温めで,かつ炭酸の濃度が濃いように思います。箱風呂と同じように,湯船に身を沈めるとザバァーっとお湯が溢れます。しかも,湯船のヘリの高さが右が低くなるように作られているので,キレイに右の方から溢れだすようになっています。鮮やかなものです。しかも,お湯の感じが心地よいのですから。

 その後も,露天の方で十分ゆったり。内湯の方には人が一杯いるのですが,あまり露天の方には人が来ないようです。来ても,お湯が少し熱めなのか,すぐに戻ってしまう人ばかり。ま,人は少ない方が歓迎ですけれど。

 内湯にも入ってみましたが,露天風呂ほどの炭酸は感じられませんでした。下から人工的に泡を出している(ジャグジー状態)せいなのでしょうか。源泉の感じをより味わうなら露天でしょうか。ちなみに,サウナもついていますので,ちょっとしたスーパー銭湯風ですね。

 最後に。脱衣所から浴室に入ってすぐのところに,本当の源泉そのままのお湯(?)が木桶に注がれていますが,そこはもう炭酸泉で白く濁っているのです。これを見ると,凄いお湯なんだなぁって,再度感激してしまうこと間違いありません。三本木で見つけたお勧めのお風呂です。

(露天風呂です。緑がかったお湯。
 脇に置いてある木の椅子に座れます)


(桶風呂です。脇に作った人の名前がさされてます)


(打たせ湯です。
 目の前に塀があるので,
 跳ねるお湯を気にする必要がありません)

(箱風呂です。この小ささが絶妙に気持ち良いです)

(小さな泡が見えますか?)

(露天風呂からの景色です)

(内湯になります。窓から光が射し込んでいます)

(源泉だそうです。この白濁具合が感激です)



【温泉の情報】
豆坂温泉 三峰荘
宮城県大崎市三本木新沼中谷地屋敷4

大浴場(サウナ付),露天風呂(露天風呂,箱風呂,桶風呂,打たせ湯),貸切風呂
単純泉(炭酸を含む) 低張性中性高温泉
   [源泉名 豆板温泉 四季彩の湯]

 

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