2020年4月3日金曜日

大崎市「川渡温泉 二宮荘」

2005年7月,日帰り入浴。

ーーーーーーーーー
 暑い時期になると,温泉のチョイスも難しくなります。この日は,熱いががサッパリの馬場温泉とぬるい上川原荘の,ちょうど間くらいに位置し,某サイトで湯上りサッパリと書いてあった二宮荘を選択。3連休ですが,ここなら人がたくさんいてゆっくりできないということも無さそうだし。

 国道から看板を目印に道をそれ,200~300メートル進んだところに二宮荘はありました。古い建物を想像していたのですが,普通にきれいな民宿の外観。玄関を入ると,ちょっとした掛け物の飾りなど,宿の人の気配りが感じられます。柳楽くん風の少年に入浴料を支払って,いざお風呂へ。

 お風呂は入り口の右側に男女別の内湯があります。左右対称で同じつくり。長方形の湯船には黒褐色のお湯が注がれており,湯船の端からしっかり掛け流し。案の定,お風呂は貸切状態でした。

 浴室に入ると,ほわんとした硫化水素臭。かつ,うっすらとアブラ臭もします。掛け湯をすると最初は熱く感じましたが,お湯に浸かってみるとそんなでもなく少しだけ熱めの適温でした。じっとしていると,泡がうっすらとつき,肌をなでると泡で柔らかい感じがします。泡がなくなると,ちょっと吸い付くような肌さわり。お湯自体の肌さわりとしては,こちらが正解なんでしょうね。

 サッパリしたお湯のはずが,いつの間にか玉のような汗が湧き出てきます。危険を感じ,湯船の縁で一休みしますが,それでも熱さはなかなか引きません。しょうがないので(?)お湯を口に含んでみると,しっかり油分があるようで,くちびるの周りに油膜がはったような感じに。あまり良い感じではありません(笑)。

思いのほか,しっかりあたたまり過ぎたようで,脱衣所で扇風機を回しながら汗が引くのを待たなければなりませんでした。でも,周りは田んぼか山,そんな中でゆったりとすることができますね。

(女湯。小ぶりな浴槽ながらも,気持ちの良いお湯でした)


(少し熱めの黒褐色のお湯です)


(湯気が逃げるような天井の構造で,浴室内にこもりません)


(男湯。女湯と左右対称の造りです)


(窓を開ければ,気持ちの良い風が吹き込みます)


(シンプルな浴室ですが,これが貸切状態は嬉しいです)


(馬場温泉に近いだけあって,お湯の中に細かい気泡が出てます)


(これまたシンプルな脱衣所)


(民宿というイメージ以上の,小ぎれいな館内でした)


(二宮荘の外観。右手前の建物が浴室です)


【温泉の情報】
川渡温泉 民宿旅館 二宮荘
宮城県大崎市鳴子温泉馬場136

男女別内湯
単純温泉  PH7.1 [源泉名/二宮源泉]

0 件のコメント:

コメントを投稿