2020年4月21日火曜日

石巻市「上品の郷 ふたごの湯」1('06)

2006年1月,日帰り入浴。お勧めです。

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 「ふたごの湯」は,道の駅「上品(じょうぼん)の郷」に併設されている温泉施設です。今年の初湯は,ここにしようと心に決めていたのですが,やっと訪れることができました。

 お昼過ぎに着いたのですが,すっかり駐車場は一杯になっており,人気の高さを感じさせます。靴を入れるロッカーも数箇所が空いている程度。凄い人ですね。

 基本的に,お風呂は大きめの内湯と一回り小さい露天風呂の2つの湯船があります。ただし,冬の間は,露天風呂の周りは壁で覆われているので,内湯と変わらない状態になっていました。

 露天風呂だったお風呂の方が人が少なめだったので,まずはそちらへ。湧出温度が低めのため循環掛け流しとなっておりますが,濃茶のような色を見ると期待できそうです。(写真で見ると,クリーム色っぽい感じもしますが,実際はもっと透明感がありました。)

 循環しているせいか,そんなに肌さわりはギシギシしません。意外と食塩泉っぽくないなぁと思いながら,ちょっとお湯を口に含んでみると,いやいやシッカリ塩気がします。循環してもこれだと,お湯の実力は高いのでしょうね。人が多かったせいか,お湯がなまり気味だったのが残念でした。

 じゃあ,と内湯の方へも行ってみました。先ほどよりは人が少なくなっていたので,窓際でゆったり。お湯を見てみると,何か細かい細かい泡のようなものが見えます。いや,肌にも泡がびっしり付いています。循環掛け流しなのに,鮮度が良いのでしょうか。湯船の中に入れている分は加熱されているようですが,注ぎ口から入れている分はぬるめなので,源泉そのままなのでしょうか。

 この泡々は,なかなかのつき方。泡の付いた肌を撫でる感触も柔らかくて気持ちが良いです。でも,肌を撫でて泡を取った後,すぐに泡付きがはじまります。う~ん,予想以上のお湯です。

 良いお湯に出会えて嬉しいのですが,ここで終わるわけにはいきません。今日の目的は,この2つの浴槽ではありません。循環掛け流しの2つの湯船の他に,加温もせず,掛け流しの湯船があるんですから。

 それは,サウナ用の水風呂。入り口のすぐ脇にあります。お湯の見た目も,しっかりと濁った黄緑のクリーム色。とても濃そうな感じがします。

 しっかりと体を温めた後,源泉水風呂へ向かいます。1月という時期のせいかもしれませんが,冷え冷えというか,氷水のような冷たさです。気合を入れて体を沈めたものの,1秒くらいしか我慢できませんでした。冷たすぎるせいなのか,泡つきは見られません。肌さわりなどは冷たすぎて,何が何だか判りません。

 足を水風呂につけて徐々に体を慣らして行った後,もう一回チャレンジしてみました。10秒くらい入りましたが,それが精一杯。体をブルブル震わせている私の姿は,周りからは違和感があったかもしれません,もしかしたら。

 天井も高く,洗い場と洗い場の間には間仕切りもしてありますし,とても居心地の良い施設です。夏の暖かい時期にでも,もう一度リベンジしてみたいところでした。

(露天風呂風の浴槽)


(笹濁り色に見えますが,実際にはもう少し透明度のある緑色)


(お湯の注ぎ口は,流石にお湯の濃さを示しています)


(こちらが「かしわ」の大浴槽
 陽が当たると,黄色みが強くなります)

(この源泉の注ぎ口も溜まりません
 熱くは無かったので,源泉そのままなのでしょうね)

(天井も高く,窓も良い感じに取られています)

(憧れの源泉水風呂。色の濁り方が違います
 お湯が引き締まっているように見えますが,
 入ってみると体が引き締まります(寒さで))

(外にあった足湯。寒い時にも楽しめそうです)

【温泉の情報】
上品の郷 ふたごの湯
宮城県石巻市小船越二子北下1-1

含鉄-ナトリウム・カルシウムー塩化物泉 高張性中性冷鉱泉 16.3度
   [源泉名/1号源泉]

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