2019年4月4日木曜日

鹿角市「後生掛温泉」

2000年11月,宿泊利用。凄く良かったです。

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“馬で来て 足駄で帰る 後生掛” と言われるほどの名湯のこの後生掛温泉。オンドル小屋と呼ばれる長期療養者用の小屋もあり,諸病に効果があるといわれる素晴らしい温泉です。

私が泊ったのは11月も下旬の時期。

東北自動車道の松尾八幡平ICから八幡平を越えてくるアスピーテラインを使えれば,もっと楽に来れるのかもしれませんが,既に冬期閉鎖の状態。という訳で,鹿角市の方から後生掛温泉に向かいました。

暖かい日が数日続いたという事で,途中のトロコ温泉近辺までは道路に雪はなく楽勝,と思いきや山の方に上ってくると日影では雪がしっかり残っています。スタッドレス・タイヤに替えておいて良かった。

まず建物ですが,“旅館部”といわれる響きからは信じられないような洗練された雰囲気。 私は1万3千円の新築の建物に泊まったのですが,この場所に不似合いなほど,キレイな部屋でした。

10畳ほどの部屋の他に,テーブルと椅子のおいてあるくつろげるスペース,キレイな洗面場にトイレ。そして床暖房になっています。

冷蔵庫も空の状態になっていて自由に使えるなど,心配りも嬉しいです。

食事は夕食・朝食ともに大広間での食事となります。一応,部屋のランクによって内容も異なるようで,衝立で仕切られています。

きりたんぽをはじめ,キノコ類など,地方色の濃いメニューでした。とはいえ,基本的には食事内容で売る宿でもなく,味的には可でなく不可でなくといった感じでしょうか。


さて,肝心の温泉ですが,これは流石です。 私は泊っている間に3回入りました。小浴場には入らなかったのですが,七種類の湯を揃えている大浴場は素晴らしかったです。

まず1回目は一番普通の“神恵痛の湯”(10畳くらいの大きさで,一番大きな湯船)から入り,次に後生掛の名物である“箱蒸し風呂”(そんなに熱い気はしなかったのですが,1分くらいでギブアップ。その後,落ちついた後でもう一度チャレンジ)。

そして“泥湯”(温度は低め,泥を体に塗りたくる一風変わったお風呂)の後,“打たせの湯”(上から流れる水流に肩や腰を当ててリフレッシュ)に行き,“露天風呂”(混浴なんですが,一応男湯と女湯の間に柵があり,先が繋がっているものの,わざわざ覗きにいかない限りは大丈夫)に入ってもう1時間。 1回目はこれで終わり。

2回目は食事の後,残っていた“火山風呂”(底から空気の泡がボコボコ出ているお風呂。 神恵痛の湯よりは温め)と“サウナ風呂”(自然の蒸気を利用しているので,決して熱くはありません。

普通のサウナを期待していくとガッカリするでしょう)に入り,もう一度露天風呂へ。

次の日の朝に,もう1度,露天風呂に行って終わり。

露天風呂の好きな私としては,確かに山に向かって露天があるので景色的には良いわけではありませんが,冷たい風が気持ち良く,なかなか良いお風呂だったと思います。

(「火山風呂」この気泡が肌に良いとの事です)

 
(「神恵痛の湯」後生掛温泉の基本でしょう)


(夜の露天風呂。外は寒く,湯船につかると「ふぅ~」と声が出てしまいます)


(新しい客室。床暖房のため,寝る時は苦労しました,,,)


(窓からの景色。11月にも関わらず,雪はしっかりありました)


(立派な洗面場とトイレ。
 歯ブラシ,シャンプーなども付いてました)


(どこかの温泉街のホテルのようです。とても山奥だとは思えません)


(廊下です。キレイなものです)



【宿の情報】
後生掛温泉 旅館部
秋田県鹿角市八幡平熊沢国有林

大浴場(火山風呂・神経痛の湯・サウナ・箱蒸し風呂・滝湯・泥湯・露天風呂),小浴場
酸性硫化水素泉

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