2004年11月,日帰り入浴。
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角館はみちのくの小京都と呼ばれる町並みが残っています。そのまちなかに「かくのだて温泉」があります。本当に街中にあって,お風呂上りに散策をしてしまったほどです。
比較的新しい温泉で,建物もまだキレイです。ロビーや脱衣所の床が(恐らく温泉熱によって)暖められているのが心地いいです。浴室内も屋根が高く作られていて,湯気がこもらないのがうれしいですね。
いまどき風の浴場で,整えられた十分な数のカランとゆったりとした長方形型の湯船。一風変わっているのが,湯船の中にある大きな岩。
男湯は右側に大きいものが一つ,女湯はそれよりも小さいものが二つありました。
また,入って正面のところに飲泉所があります。洗面所のように整えられた蛇口と,その脇に家庭にあるような湯船。飲泉所の設備をキチンと整えているっていうのは好印象です。
ちなみに家庭にあるような湯船に入っていたのはサウナ用の冷たい水(温泉?)でした。飲泉は,慢性便秘・腎臓病・通風などに効くみたいです。ただし,塩味+エグ味が感じられる味で,あまり量は飲めませんでした。
湯船のお湯は熱め。キリッと気が引き締まるような感じがします。無色透明ですが,塩化物の泉質を感じることができます。
硫酸塩泉と塩化物泉の良いところをとったような,肌さわり。お湯で顔を洗うと,肌の調子がどんどん良くなっていくのが判ります。
お湯の温度が熱めなこと,そして意外と塩化物を含む量が多かったようで,しっかりと体が温まります。
熱めのお湯なので,湯上りがさっぱりとしそうなところですが,そこは塩化物泉なので,ちょっと肌がべたつくような感じが残り,体の中まで温まっていきます。
湯上り後も床暖房のロビーが良い感じです。近くのおばちゃん達は,大広間も使わずロビー脇のスペースで,お漬物の交換会をやっていました。
午前中だというのに缶ビールを飲んでいたおばあちゃんも。近所の人たちに愛されている温泉のようで,ほんわかしてました。
それにしても街中で,こんな凄い温泉が湧き出ているなんて驚きですね。
(ゆったりとした浴室です。天井も高いので湯気がこもりません)
(浴室の真ん中には飲泉所があります
飲泉できるよう整えられている姿勢が嬉しいです
飲みやすくはありませんでしたが(笑))
(飲泉所の脇にはポリ風呂?
脱衣所にサウナがあるので,そのための水風呂のようです)
(湯船には大きな岩があります。独特の雰囲気を醸し出しています)
(無色透明のお湯。少し熱めで,キリッとします)
(女湯には岩が2ヶ所。男湯と構造は同じです
飲泉所の脇にポリ風呂はありません)
【宿の情報】
かくのだて温泉
秋田県仙北市角館町下中町28
男女別内湯(サウナは男湯のみ)
カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 [源泉名/かくのだて源泉]
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