2020年10月9日金曜日

白石市「鎌先温泉 みちのく庵」

2003年5月,日帰り入浴。

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 以前,鎌先温泉では,すヾきや旅館の日帰り入浴を楽しみましたが,今回は,鎌先温泉の中でも,温泉街から離れたところに建っている「みちのく庵」。白石インターからくると,温泉街の手前を左に曲がり,上へ上へと登っていきます。思っていたより上に上がっていきます。
 高台のところに「みちのく庵」は建っていました。平屋造りで,決して大きい規模の旅館ではありません。でも,一組一組にきちんと対応してくれそうな雰囲気です。まぁ,もちろん,それだけの値段もする宿ではありますけどね。
 日帰り入浴だけだと1000円ですが,昼食・部屋付きの日帰りプランもやっています。どちらかというと,このプランを利用している人が多いみたいです。せっかく「みちのく庵」にまで来たのであれば,ゆったり食事を部屋で取りたいってことなんでしょうね。まぁ,日帰りプランも良い値段はしますが,宿泊に比べると,だいぶ手軽に利用できますからね。
 
 お風呂は檜風呂+露天風呂と石風呂+露天風呂で,時間帯によって男女が入れ替わります。宿泊すると両方が楽しめるのですね。
 私が入ったのは石風呂の方。もともと大人数が宿泊する宿ではないため,そんなに馬鹿でかいお風呂ではありません。洗い場も3人分くらいだったでしょうか。露天風呂の方は特に小ぶりなので,2人で入るのが精一杯くらい。最初,他の人が入っていたので,遠慮して内風呂から入ってみました。
 
 源泉は43度で,使用時の温度が42度ということなので,若干の過熱をしているのでしょうか。結構,ドボドボと湯船にお湯が注がれているのですが,あまり湯船からお湯が溢れている感じはしません。やっぱり循環なのかなぁって,最初は思ってました。でも,よくよく見てみると,奥の方のヘリの部分が少し高さが低くなっていて,そこからお湯が外に出るようになっています。浴室を不用意に濡らさないように工夫しているんですね。
 お湯の熱さは適度な熱さ。入り応えがありますが,ゆったりと浸かっていることができるくらい。無色透明なのですが,少し茶色の湯の華が舞っています。そんなに多くは無かったですけど。お湯の感じは,プリップリッとしていて,肌から弾くような感じです。
 
 後から露天風呂へ。山々を見ながらの景色はなかなかのもの。ちょっと下を見てみると,道路があります。立ち上がると見えちゃうなぁと思いましたが,よくよく考えてみると,この道は宿への道。大して車が通る訳ではないのですね。
 露天風呂も内湯と同じように,お湯は見えにくいところから外に溢れ出るようになっています。お湯の熱さも内湯と同じくらい。お湯の注がれる量は少なめですが,内湯との湯船の大きさを考えると同じくらいの割合でしょうか。
 
 結構,久しぶりの温泉になってしまったのですが,やっぱり温泉は良いなぁと再認識するに十分なお風呂でした。1000円という値段は決して安くは無いのですが,その分,客も多くなく,ゆったりできました。ここの宿は料理自慢だったので,きっと料理を食べれば,もっとこの宿のことを知ることができたのでしょうね。
 帰り際,宿泊のお客の準備がされていたのですが,スリッパ1つ1つにお客の名前が貼られていました。間違えないようにっていう心遣いなのですが,初めて見ました。ちょっとびっくり(笑)。
 ここの女将は着物ではなく,普通(?)の服をきて対応していました。うまく雰囲気が伝わらないと思うのですが,ここの宿のお客との距離の取り方を示していて,良い感じのような気がしました。

(窓が大きく取られている内湯です
 ちょうど角のところからお湯を溢れさせています)


(内湯のお湯はこのくらいの勢いですが,
 露天はもう少しチョロチョロです)


(露天風呂になります。2人くらいが入れる大きさ)


(露天風呂からの景色。
 天気が悪く,遠くは見えませんでした)


【温泉の情報】
白石市 鎌先温泉 四季の宿 みちのく庵
宮城県白石市福岡蔵本字狸峯3-4-5

檜風呂,石風呂,露天風呂×2
塩化物硫酸塩炭酸水素塩泉 低張性中性冷鉱泉 (43度)
      [狐峯源泉]
  

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