2020年10月21日水曜日

七ヶ宿町「天使ランド」《廃業》

2003年4月,日帰り入浴。廃業したようです。

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 とあるHPで,この天使ランドのことを知り,いつかは行きたいなぁと思っていました。なにせ,PH10.1。こんなアルカリ性,見たことがありません。中山平の“うなぎの湯”だって,こんなにPHは高くありません。
 七ヶ宿ダムの先を左に曲がると,そこに天使ランドがあります。天気が悪いせいか,あまりお客さんは来ていないようです。天使ランドの(子供用の)施設を使う人が入れる駐車場ではなく,温泉に近い方に入れてもらいました。
 不思議ぃ~な雰囲気。「温泉」と書いてある温泉施設らしい建物はあるのですが,入浴料を取るような場所もない。しょうがないので,レストラン(のような場所)に集っている施設の人らしいおばちゃんたち聞いてみると,ここで入浴料を払うらしい。お金と交換で,入浴券のバッチみたいなものをもらいます。
 
 温泉の建物は,決して豪華なものなわけではなく,ロッジなどに併設されているような温泉のイメージ。使っていないときは電気が消されているので,ちょっと寂しいかもしれません。
 浴室も窓が大きく取られているので,まぁ明るい感じがします。露天風呂に行くドアの手前にビニールが置かれているのがちょっとですが。窓の外に露天風呂が見えますが,表面にビニールが浮かんでおり,今の時期は入れないようです。
 とはいえ,とりあえず何事もチャレンジ。ドアを開けて外に出ると,すぐ湯船。足を入れると,とてもぬるくて入れるような温度ではありませんでした(やっぱりね)。でも,ちょっと入ってみようかなと,足を底まで入れてみると,ヌルヌル。とんでもなくヌルヌル。さすがPH10.1。ほんと,転んでしまいそうで(さらに,風邪をひいてしまいそうでしたし),浴室に戻りました。
 内湯のほうのヌルヌル度もさすが。源泉のままだと温いので,加熱しているそうですが,それでも温め。熱いお湯にしっかり入りたい気分だったので,ちょっと残念。でも,この手のお湯は,じっくり入ることができるので,しっかり身体が温まるんですよね。
 お湯の中に,本当に細かい粒子が浮かんでいるみたいで,少ぉしお湯が濁っているような感じがします。あきらかに湯の華がまっているという感じではありませんが。泉飲もできるのですが,味はXXX。しょうがないですね。掛け流しですし,このPH10.1というお湯の貴重さは,なかなか。
 
 夏になると外の露天風呂にも入れますし,他の家族風呂や薬草風呂にもお湯が張られるようです。微妙に不思議な雰囲気のする施設であることを別にすると,他では味わえないこのお湯は素晴らしいです。
 でも,本当の温泉好きに「天使ランド」というネーミングはピンとこないですし,温泉に興味の無い人にはこのお湯の凄さは判らないでしょうし,なかなか難しいですね。いっそのこと,もう少しキチンと温泉単独で売っていった方が良いような気がします。

(男湯になります。
 手前が内湯,おくが露天風呂になります)

(お湯はヌルヌルしています。
 源泉が低い温度のため,熱くないです)


(今の時期(4月)は露天風呂は温度が低く,
 入ることができません(風邪ひきます)。。)


(女風呂になります。
 男湯とはお風呂の造りが違います)


(こんなものが浴室にあるのは,やっぱり子供ランドだから?)


(女湯側から見た露天風呂。
 先のところで男湯と繋がってます)


(家族風呂ですが,お湯は張られていませんでした)


(こちらも貸切風呂(?)。
 薬草が入れられるのでしょうか。今の時期は空でした)


【宿の情報】
七ヶ宿町 天使ランド
宮城県刈田郡七ヶ宿町七ノ森

男女内湯・露天風呂,薬草風呂,家族風呂
アルカリ性単純泉
 

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