2020年8月12日水曜日

蔵王町「遠刈田温泉 大沼旅館」

2004年10月,日帰り入浴。

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「壽の湯」の脇にある宿です。宿の前は何度も通っていたのに,今まで記憶に残っていなかった場所でした。今回は,じゃらんの露天風呂スタンプラリーもあり訪れてみました。お湯自体は,「たまや旅館」などに配湯されているものと同じ源泉です。

 宿の入り口脇には足湯もできており,温泉卵を食べながら入ることもできます。足湯だけなら無料でした。

 館内は心地よさそうな雰囲気でした。後で女将(若女将?)に話を聞いたところ,つい最近改装したばかりだったようです。「パンフレットなども前のならありますけど,今は全然違うので」とおっしゃっていたので,だいぶ手を加えたのでしょうね。

 お風呂は,露天風呂付蔵王美人の湯と(露天風呂のない)蔵王美人の湯,そして貸切露天風呂の3ヶ所ありました。露天風呂付と無しの浴室は,恐らく時間で交代になるのだと思います。日帰りでも空いていれば,貸切露天風呂を借りられるようです(1,000円)。

 私が訪れた時は,露天風呂付蔵王美人の湯が女湯になっていました。湯船の割りに浴室が大きく,シャワーなどをしている人がいても,泡を心配する必要はありません。お湯は少し熱めですが,じんわりと温まってくるお湯です。緑がかった黄土色のような色で濁っているお湯でした。味は少し鉄分を感じられるような,塩気があるような感じでした。

 露天風呂は,建物と外の道の間にあるスペースを使っています。この日は雨が降っていたため,お湯は少しぬるく,薄まっていたようですが,ゆっくり入浴するには良いくらいでした。

 一方,蔵王美人の湯は男湯でした。こちらも脱衣所・浴室ともにゆったりとしています。ただし,前に入ったお客さんが,だいぶ水で薄めてしまったようで,せっかくの温泉の感じが弱まっていました。お湯の注ぎ口のところにタオルを詰めたり,なんか四苦八苦していましたが,やがて諦めて出て行きました(ホッ)。

 どうしてもお湯が高温なためか,注がれている量はあまり多くなく,薄められてしまうと,元のお湯の調子にはなかなか戻りません。でも,きちんとしたお湯の状態だと,とても気持ちの良いお湯です。一度あたたまると,なかなか冷めないお湯でした。


 新しく改装して,がんばっている感じのする宿でした。女将(若女将)と話した感じでは,宿の人の感じも良さそうです。泊まってゆったりしてみたいです。

(露天風呂なしの蔵王美人の湯
 細長い長方形の湯船です)

(少し緑っぽく濁ったお湯
 遠刈田らしい遠刈田源泉7号)

(手前の暖簾が貸切露天風呂
 赤と青の暖簾は男性用・女性用)

(露天風呂付きの蔵王美人の湯
 こっちの方が明るい印象があります)

(蔵王美人の露天風呂
 塀の向こうは人が歩いているのですが,そんなことを感じさせません)

(雨が降っていたので,
 少し露天風呂のお湯は薄まっていました)


(入り口の右に出来た足湯
 売店で温泉玉子を買って,食べながら入ることもできます)


【宿の情報】
蔵王町 遠刈田温泉 大沼旅館 桃の花
宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉本町21

露天風呂付蔵王美人の湯,蔵王美人の湯,貸切露天風呂
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 低張性弱アルカリ性高温泉 68度
    [源泉名/遠刈田源泉7号]
 

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