2020年8月14日金曜日

蔵王町「遠刈田温泉 だいこんの花」1(大浴場)

2005年10月,宿泊。お勧めです。

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 ちょっと自分のお泊り予算からは出てしまうものの,一度は行ってみたい温泉リストの一つだった「だいこんの花」に行ってみました。予約の電話を入れた時から,キチンとした対応をしてもらえたので,自然と期待は高まります。2~3日後には宿から予約確認の通知が来ますし,一週間前くらいには電話もありました。

 チェックインは15時からなのですが,高速道路を使ってみたら意外と早く宿についてしまいました。ロビーででも時間まで待たせてもらおうと,建物に入っていくと,時間前にもかかわらず部屋へ案内してもらえることになりました。(他にも気合を入れてやってくる人が多いのか,15時前に到着しているお客さんがチラホラ。)

 ちなみに館内の案内こそロビーでしてもらいましたが,様々なチェックインの手続きは部屋で行われます。また,宿の従業員が部屋に入ってくるのも,この最初の時だけ。後は用があったとしても,基本的には入り口のところで,やりとりは行われるので,チェックアウトまでの時間,全くのプライベートな空間になります。

 夕食・朝食の時間を聞かれ,冷蔵庫の中がフリーだという説明を受けます。冷蔵庫の中には,冷えたグラス×2.冷えたワイングラス×2,ビール 250ml×2,南蔵王の水などが入っていますが,その他に希望の飲み物があれば,と聞かれます。オレンジジュースをもらうことにしたのですが,迷っていたトマトジュースも追加してもらえました。

 宿の中では,最初から準備されている浴衣の他,作務衣で過ごすこともできます。私はやっぱり浴衣にしました。

 部屋は二人には充分すぎる広さ。ちょっとした書き物ができる机に,外を見渡せる位置にあるイスとテーブル,ベッドにはシモンズ製のマットレス,そして小上がりになった畳スペース。ウォシュレットのトイレは当然なのでしょうが,冷蔵庫は旅館にありがちな1ドアの小さいものではなく,単身用の2ドアのものが設置されています。

 2階建てくらいの高さがある天井は,とてもゆったりしています。部屋が暖まりにくそうですが,足元からの床暖房と,エアコン2台(この時は1台のみ稼動)で充分でした。

 一通り宿の中を散策してみたのですが,和風のエッセンスを加えた東南アジアのリゾート・ホテルのような印象を受けました。フロントのある母屋があり,その右側には大浴場「ぎんやんま」,小とりサロン,アロマエステ「ジュニパー」などが続いています。客室は母屋から「ロ」の字上に繋がっている通路沿いにあります。

 宿泊客が通る通路の脇に,従業員が台車などを運ぶ通路がもう一本通っています。一周してみると,意外と広いことに気が付きますし,結構階段もあります。また,通路に屋根はかかっているものの,風の強い時の雨風は通路にも入り込むでしょう。天候の悪い時は気をつけたほうが良さそうです。

 自家農園も覘いてみましたが,いろんな種類の野菜を作っているようでした。ここで作った野菜が,食事に使われるんですね。

 雰囲気の良い宿でしたが,従業員の方々も,押し付けがましくない応対がしっかりと板についていましたし,何よりすれ違う時などにキチンと挨拶をしてもらえるのは(当然なんですが)心地よかったです。声を掛けてくれるときも,大きな声ではなく,穏やかな声でした。


(だいこんの花 入り口です)


(畳の上にシモンズのベッド。少し固めで,すっかり熟睡
 枕は5タイプに変形して機能的)


(テラスには椅子が2つ)


(テラスの椅子に座った時の景色
 自然を身近に感じることができます)


(この机の引き出しには
 コーヒー,紅茶などが入っています)

(小とりサロンのテーブル
 鳥用のエサ置き台が窓の外に)


(同じく小とりサロン。和風なのにアジアンチック)


(部屋とお風呂の往復などは,こんな通路を使います)


(大浴場「ぎんやんま」
 女湯の内湯です)


(無色透明のお湯
 早い時間帯は貸切風呂に行くのか,独占できる可能性が高いかも)


(女湯の露天風呂)


(同じく女湯の露天風呂
 入浴スペースはたっぷり。ただ洗い場が少な目かも)

(大浴場「ぎんやんま」
男湯の内湯です。大浴場の内湯は循環掛け流し)


(男湯の露天風呂)


(夜の露天風呂
 浴室から漏れる明かりが,雰囲気を出しています)


【温泉の情報】
蔵王町 遠刈田温泉 温泉山荘 だいこんの花
宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字北山21-7

露天風呂付き大浴場「ぎんやんま」,貸切露天風呂×4
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫化塩泉
    [源泉名/蔵王濁川の湯]

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