2020年8月18日火曜日

蔵王町「遠刈田温泉 だいこんの花」3(食事)


 ここの楽しみのもう一つは,食事ですね。でも,食事といっても,夕食と朝食だけではなく,様々なおやつ・夜食も準備されていました。

 まずは,到着して一風呂浴びた後,16時から17時の間の「三角あげ」。母屋囲炉裏で,遠刈田温泉街にある「はせがわ豆腐店」の「三角あげ」が出されます。炭火で炙りたてをいただくので,とても美味しいです。一つ一つは大きく見えるのですが,結構ペロリと食べれます。

 食事は18時から19時30分までの好きな時間からスタートでき,チェックインの時に決めます。呼ばれないので,だいたいの時間になったら,母屋ダイニング「コの字」へ向かいます。ここは,個室風のテーブル席です。囲炉裏のあたりは,既にライトダウンされていました。

 メニューの詳細については,写真を見ていただいた方が,間違いないと思います(笑)。嬉し山料理と銘打っていますが,やっぱり野菜が美味しいですね。生の野菜に味噌をつけて食べるだけなんですが,とても野菜がみずみずしかったです。

 味付けも,濃すぎず,優しい感じでした。ただ,出汁の取り方をキツメにしているせいなのか,少し旨みが強く感じました。個人的には,もっと淡いお出汁の取り方でも良いのかも。メインは「山盛りきのこと三元豚の酒蒸し」と「秋のお野菜と三陸産あわびのミルク焼き」のどちらかを選ぶようになります。ただし,コースの主役を野菜と考えているのか,ちょっとパンチ不足だったかな。

 ここまで食べて「意外と残さず,ちょうど良いくらいの量だったなぁ」と思っていたら,次の「だいこんの花流 いも煮」で沈没でした。大きな鍋で作ったいも煮を,これまた大きな器によそってくれます。結局,美味しいご飯をちょっと残すことになりました。

 料理以外で一つ気になったのは,足元の寒さ。どうしてもテーブル席なので,足元がスースーするんですよね。もっと寒くなってくれば空調をつけるのかもしれませんが,部屋と同じように床が温かいと,より快適だったかなと思います。

 ちょっと辛口なコメントだったところもあるかもしれませんが,料理の味付け,サーブのタイミングなど,とても良い感じでした。ついついゆったりしすぎて,2時間以上,「コの字」にいたようです。

 夕食後,20時から21時30分の間には,母屋囲炉裏まわりで甘口のデザートワインが振舞われます。貴腐ワインに似た,甘みの強いワインでした。ライトダウンされた中で,静かにグラスを傾けるのも良いですね。

 一日の最後を締めくくるのは,22時から23時の間に,小とりサロンでの夜食。この日は「玉こんにゃく」と「蒸した里芋」でした。「里芋」が,とてもぬめりがあって,かつ甘くて美味しかったです。

 朝食も夕食と同じように,チェックイン時に時間を決めます。サラダバーとドリンク,スープ,ヨーグルトなどを自分で取っている間に,朝食が運ばれてきます。朝食も品数が多く,すっかりお腹一杯になってしまいました。お気に入りは自家製の寄せ豆腐。評判のトマトジュースも,とても飲みやすかったです。(宿自家製のジュースではないのですが,部屋に持ってきてもらったカゴメのトマトジュースは,凛々子を使い,水を一滴も入れていないとのことですが,野菜っぽさは全く無く,フルーツのようでした)


 最後に,10時30分から11時の間,母屋囲炉裏で焼きたての「かきもち」をいただきます。パリッパリッという食感と,ゴマの風味が美味しかったです。しかしまぁ,よく食べたもんだと思います。


(16時から母屋囲炉裏でいただく,はせがわ豆腐店の三角あげ)

(夕食の献立です)

(飲み口スッキリ蔵王のにごり酒「風の乙女」)

(旬の前菜
 「菊花・菊菜の浸し」「いちぢくの揚げだし」「林檎のかすてら」)

(自家製野菜(味噌をつけていただきます))

(体にやさしい,かぼちゃのポタージュ)

(サラダ風 旬のお刺身)

(蔵王牛乳のベシャメルソース 秋味ぐらたん)

(メイン(どちらか一つ)
 山盛りきのこと三元豚の酒蒸し)

(メイン(どちらか一つ)
 秋のお野菜と三陸産あわびのミルク焼き)

(シャキシャキ食感 白菜のマリネ)

(だいこんの花流 いも煮(山形風) 
 大きな鍋からよそってもらいます)

(いも煮とご飯「蔵王のひとめぼれ」)

(自家製お漬物)

(だいこんブラマンジェ 蔵王梨のコンポート)

(食後のデザートワイン)

(朝食のバイキング
サラダ,スープ,トマトジュース)

(人気の厚焼き玉子)

(焼き魚や小鉢,お汁など)

(自家製の寄せ豆腐)

(バイキングの野菜
3種類のドレッシングがありました)


(チェックアウトの時にいただく,焼きたての「かきもち」です)


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