2020年9月24日木曜日

川崎町「峩々温泉」3('02.07)

 宿に戻ってきた人たちは,きっとすぐにお風呂にいくだろうなと考え,少し時間をずらすことにしました。10時30分すぎに内湯へと行きます。あつ湯とぬる湯。ここのあつ湯を患部に当てると良いと言われています。有りがたいことに,私のほかにお客さんはいません。まずは一度体を温めようと,ぬる湯へ入ります。でも,ぬる湯というほどぬるくはなかったです。

 次にあつ湯へ。こちらはお湯につかるのではなく,お湯をかけて入ります。ちょうど両脇のところに木で作られた枕があるので,そこに頭を乗せて横になります。そして,置いてある竹の入れ物でチョロチョロとお腹にお湯をかけます。なんかのんびりって感じがとてもよかったです。最初は私一人だったのですが,途中からもう一人。でも,その人は慣れていて,本を片手にかけ湯していました。

 最後に実際どのくらいの熱さなのかを湯船に入って体感。本当に熱かったです。ほんの5,6秒入った後は,へりに腰掛けてひざから下だけをお湯につけて,体を温めてみました。

 内湯をあがった後,露天を見てみましたが,照明がぼんやり照らされていて実にいい雰囲気。先客が数名いたのと,すでに十分お風呂に入っていたので,ここはおとなしく帰ることにしました。

 とても静かな館内。お客でいっぱいのはずなのに,こういった落ち着いた宿のせいなのか,騒いでいる人はいないようです。私もゆったりと眠ることができました。

 翌日,朝食は8時から夕食と同じ場所で。とてもあっさりとした内容でしたが,名物というお味噌汁(なめこ入り)は美味でした。食後はフロント脇にある談話室でコーヒーをいただけます。

 最後にまだ入っていない露天風呂へ。露天風呂は9時までなので早めにいかなくっちゃと,少し慌てて。すでに先客がいましたが,カップルだったようで,私の気配を察知してあがりました。それで私の貸しきり状態。
 
 手前の湯船に入ってみると少しぬるめ。お湯はほんの少し滑らかな感じがします。奥の方でお湯が出ているのでそちらに行ってみると,ちょっと暖かくなっています。でも,そんなに熱いほどではないです。早い時間のときは熱いくらいだったみたいなので,夜の雨でぬるくなってしまったのでしょうか。

 体が少し,あったまったところで,露天風呂へ。こちらもお湯はぬるめでしたが,体を横にして見る川の流れはとても最高です。少し上のほうには1m強の落差の滝がありますし,なんといっても川の流れはすぐそこなんですから。

 ただ,やっぱり少しぬるいので,ほどほどで元に戻ります。湯船に体を浸して見上げる山々の景色は気持ちいいものです。ぼんやり15分くらい入っていました。

 まだ足湯を試していないことに気が付き,上がった後,テクテク行ってみました。実際に足をつけてみると,お湯の高さが足りません。30cmくらいしかお湯の深さがないので,くるぶしのちょっと上くらいまでしか漬かることができません。まぁ,十分体を温めた後なので大丈夫でしたが。足をつけたまま,横にゴロンとなってみると,これまた気持ちがいいもんです。

上がった後,少し部屋でゆったりした後,10時ぎりぎりにチェックアウトしましたが,山奥の一軒家にも関わらず,施設面はこざっぱりしていて,でも十分秘湯の味わいを楽しめる峩々温泉はとても良かったです。また来てみたいと思わせる宿でした。


(渓流沿いにある露天風呂。最初は気がつきませんでした)


(こんなに川の近くにあります)


(足湯です。水深は浅めでした)


(足湯のところからの景色です。
 こんな風景を見ながらのんびりも良いです)


(蔵王の清水です。冷たい水が美味しいです)


(家族風呂です。
 こじんまりとした湯船につかり,ゆったりするのも悪くないです)

(日帰り客用の露天風呂です。女性用になります)


(外を覗き込むと駐車場です。
 湯船に浸かって上をぼんやりと,見ているのが良いでしょうね)

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