2020年9月25日金曜日

川崎町「峩々温泉」4('02.07)


(日帰り入浴者も入れる露天風呂。
 こちらは石で組まれている男性用。
 少し,ワイルドな仕上がりです)


(日帰り客も入れる内湯。木で溢れています)


(以前来たときは,ここだけにしか入浴できませんでした)


(夜の内湯になります。あつ湯側です)


(同じくこちらはぬる湯側です)


(夜になると館内の廊下はこんな感じです)


(フロント脇の談話室にあります。
 飲湯用に専用で設けられています)


(有名なボンネットバス。
 年季が入っていますが,雰囲気十分です)



標高850Mの険しい濁川渓谷に沸く峩々温泉は,宮城蔵王の最も奥に位置するという秘湯中の秘湯。胃腸病の日本三大名湯(他は大分の湯平温泉,群馬の四馬温泉)として有名。蔵王連邦の刈田岳の噴火によってできたお釜を水源とした濁川の強い酸性の成分が温泉の湯にも反映している。

ここで有名なのは,もともと営林署が使用していたというボンネットバス。宿の前に懐かしい形のバスが止まっていますが,それがこれです。馬力もあって,山道にも強いということらしく,今でも夕食後に行われる山頂での星空ツアー(天気がよく,星空がきれいな晩に実施。参加は無料)に使われています。

明治9年の開湯以来,ずっと昔ながらの湯治場としての姿を守りつづけているのが,ここ峩々温泉です。胃腸病に効き目があるという湯の性質を,さらに長年にわたる独自の入浴法の研究,そして東北大学医学部の教授を招いての講演など,もっと高めようとする活動もしているようです。ここの温泉の湯は,入浴だけでなく,飲泉も勧めているようで,お風呂に入ってお湯を飲んで,を繰り返すことにより効果が増すようです

ここのユニークな入浴方法としては,“かけ湯”なる方法があります。宿泊者専用の建物にある大浴場の「あつ湯」(43~46度くらい)のものを浴びた後に,浴室の板の間の部分に木枕を置いて横になるというもの。そして竹筒で胃腸のあたりに繰り返し温泉の湯をけけるというもの。繰り返しかけることによって,その周辺の筋肉の緊張を取り,肩こりなどにも効果的とのこと。

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