2020年5月18日月曜日

松島町「ホテル海風土」1

2009年3月,宿泊。

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 松島に温泉が沸いたのは2007年。この温泉は単純泉でしたが,近くの一の坊でも掘り当てたのはナトリウム-塩化物泉なので,現在は2種類の源泉があるようです。

 海風土が一応元湯だったことと,3連休なのに次の日が土曜日で休前日料金ではなく平日料金だったことで,泊まってみました。ちなみにJTBの部屋指定なし(和室)で予約を入れたものの,和室の中では1番良いんじゃないかと思われる2部屋続きの角部屋に泊まれました。

 宿には少し早めに到着し,車を駐車場に停めさせてもらい,松島循環バスで松島観光をしました。バス停は宿のすぐ前ですし,30分に1本は走っているので,使い勝手も良かったです。

 1階のロビーは,バリをイメージした造りとなっており,フロントもホテルらしくありません。チェックインの手続きはロビーのテーブルに座り,ウェルカムドリンクを飲みながら進めることになります。パブリックスペースには,多少の図書と自由に使えるPCも1台ありました(WBCの結果を確認するのに使わせてもらいました)。そして,部屋に向かう前に,浴衣を選ぶことになります。子供用にも仁平が準備されます。

 エレベーターを降りると,これもバリをイメージしたような造りになっており,部屋の前にも猫の置物がありまました。部屋は和室なので,入り口のドアは和風っぽい感じ。踏み込み的な感じで2畳のスペースがあり,8畳+広縁の部屋と6畳の部屋になっていました。特にバリちっくなところはなく,ごくごくオーソドックスな和室です。空の冷蔵庫だったので,飲み物はルームサービスか,自動販売機で購入するようになります。

 お風呂は1階に男女別の内湯「星の舟」と5階に展望風呂「みはらしの湯」があります。展望風呂は男女入替えで,夕方から夜中までが女性,日の出からが男性となっています。

 1階のお風呂は,ごくごく普通の造り。特にバリ風でもなく,和風でもなく,どちらかというと公共の宿にありそうな雰囲気。外は駐車スペースなどのために目隠しされており,開放感はありません。洗い場の数は十分だと思いますが,洗い場と洗い場の間に仕切りがあった方が嬉しいかもしれません。その他,サウナが併設されていました。

 お湯は無色透明のアルカリ性単純泉。衛生管理のため塩素を投入しているので,浴室に入った時点で匂いを感じます。温度管理のために加水もしているようですが,アルカリ性らしいヌルヌルとした肌さわりはあります。

 バスタオルは脱衣所にあるので持ってくる必要がなく,湯上り後に麦茶やレモン水,シャーベットのサービスがあるのは嬉しいです。また,無料のマッサージ器が2台と,フットマッサージャーも2台ありました。

 やはり,この宿の売りは個室に付いている掛け流しのお風呂,そして展望露天風呂でしょう。予算上,お風呂付の部屋にしなかったので,そのお風呂は楽しめませんでしたが,展望風呂は味わってきました。
 展望風呂へは4階から階段で上がっていくようになります。この展望風呂からの眺めは最高です。陽が沈む前の一時の景色,また日の出の時の景色も良いです。4階の屋根の部分も庭のようにしているので,手前のところから海までの視界に違和感もありません。窓を開けることができるので,開放感もあります。「松島だなぁ」と感じれる景色です。

 浴室の構造上なのか,塩素の匂いも気になりません。同じお湯の使いなのでしょうが,単純な人間なので,この絶景で入るお風呂の方が全然気持ち良く思ってしまいます。

(入り口の脇にある「海風土」のロゴ)


(無料で入ることの出来る足湯。地元の人が使っていました)


(1階のフロント。旅館などの雰囲気とは違います)


(展望風呂からの景色。これを見るためだけでも十分価値あり)


(細長い湯船には,若干ぬるめのお湯が張っています)


(展望風呂にはシャワーが無いので,これでかけ湯して入ります)


(日の出がもうすぐ)


(展望風呂から日の出。朝の時間は男性用です)


(屋上に造られた庭が,松島の風景に溶け込んで良い感じです)


(浴室自体も細長いです)


(開放感があるせいか,塩素臭は気になりませんでした)



【温泉の情報】
松島町 ホテル海風土
宮城県宮城郡松島町松島字東浜5-3

屋上展望風呂「みはらしの湯」,大浴場「星の湯」(女性用)「月の湯」(男性用)
アルカリ性単純温泉
  [源泉名/松島温泉1号泉]


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