2020年5月4日月曜日

色麻町「馬古沢温泉」

2005年8月,日帰り入浴。

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 国道4号線 三本木近辺を通る時に気になっていた馬古沢温泉(実は色麻町にあります)。混浴ということもあり,なかなか足が向きませんでした。

 この日は,事前に電話してから訪れましたが,きちんと「うちは沸かし湯です。混浴ですけど良いですか?」と話してくれました。好感が持てます。

 国道からは適所適所に看板があり,迷うことはありません。温泉の手前まで来ると,温泉を沸かしているであろう湯気が出ているのが見えます。建物の前には軽トラックが沢山停まっており,近所の人たちに人気があることが伺われます。

 車を停め,建物の中に入っていますが,どうにもここの人らしき方がいらっしゃいません。部屋で休憩している人に聞いてみると,「上!」との回答。このお風呂の建物の横(上の方)にある自宅にいるようです。一度,外に出て,お金を支払った後,もう一度お風呂の建物に戻ってきます。

 お風呂は2つあるのですが,一つが使われており,もう一つは準備中。日によって,交互に使われているみたいですが,この日は窓に面していない方のお風呂が使われていました。

 浴室に入ってみると,すでに先客が一人。水を一生懸命出しているようですが,実際掛け湯をしてみると,結構な激熱。私も湯船の脇で少し温度が下がるのを待っていました。

 ここは温泉ではなく,湧き水を使っているお風呂です。でも,土色に濁っているお湯,そこに漂う茶色のフワフワした湯の華,そして一緒させていただいた方々に効能があるという話を聞かせていただくと,効きそうな感じがしてきます。

 また,後から来られた方の話しでは,ここは温泉ではないから熱くしないと効果がないんだ,といって水と止めてドンドン熱くしていました。薪で沸かすこともあるらしいのですが,この日はボイラーで沸かしていました。本当は薪の方が良いんだけれど,とその方は話していました。

 お湯は仙台の権現森に似ているような気がしました。(こっちの方が少し濃いような感じはしますが)色といい,鉄錆び味といい,熱めに沸かすところといい。

熱いお湯に入ったせいか,汗はなかなか引きませんでした。無理やり服を着て出ましたが,外も暑かったです。建物の入り口近くに,湧き水がチョロチョロと出ているのですが,これが源泉と同じものになるそうです。やっぱり金気味がしました。

(馬古沢温泉への道程は,看板が出ているので判りやすいです)


(馬古沢温泉の入り口
 玄関脇の看板も古く,年期を感じさせます)

(4畳半スペースの休憩室
 こんな部屋でみんな休んでいました)

(浴室は2つありますが,この日は手前の方が使われていました)

(長方形の湯船には,熱々のお湯が入っています)

(規定外の湧き水とは思えない,濃く濁っているお湯
 赤茶けた湯の華が一つ見えます)

(浴槽の壁のタイルには絵)

(「馬古澤の湯宿」と書かれています)

(建物入り口の脇にあります
 チョロチョロと出ている湧き水は,お風呂に使っているものと同じ)


【温泉の情報】
色麻町 馬古沢温泉
宮城県加美郡色麻町四竃字馬古沢8

内湯2つ (使用は1つのみ/混浴)
規定外の湧水

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