2019年12月30日月曜日

大崎市「中山平温泉 仙庄館」1

2009年7月,宿泊。

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 中山平温泉の中では大きい宿。雪見風呂の風情が良さげですが,土曜日の宿泊なのに8400円という格安のプランがあったので,ブルーベリー狩りがてら泊まりました。

 建物の構造上,隣の建物しか見えない部屋もあるようですが,安いプランだったのに川沿いの部屋でした。8畳プラス広縁で,大きさはまずまず。入口すぐにあるトイレは使いにくかったですが,自由に使える冷蔵庫など,ひととおりのものは揃っていました。

 男女別の内湯,内湯から離れたところにある男女別の露天風呂,その脇にある貸切露天風呂の3種類あります。貸切露天風呂はロビー受付の,早いもの順です。

 最初に貸切露天風呂の予約をした後,まずは男女別の露天風呂へ行きます。建物を一度出て露天風呂の建屋に入るので,多少,行きにくいです。一番手前に貸切露天風呂,真中が女性用の露天風呂,奥が男性用の露天風呂という順番です。

 そのため,女性用は目の前の川を眺めることはできるのですが,両脇に壁があり,男性用に比べるとちょっと開放感に劣ります。 無色透明で熱めのお湯が注がれています。湯の花も見られませんでしたが,硫黄の香りが鼻をくすぐります。肌さわりはちょっとぬるぬる感もあるかなぁ,といった感じでした。

 一休みして,ロビーで鍵を受取り貸切露天風呂へ。脱衣スペースはこじんまりとしています。ドアを開けると,3人程度がちょうど良いくらいの湯船があり,そこにどんどんお湯が注がれています。男女別の露天風呂と同じくらいの投入量なので,湯船からのお湯の溢れ具合も気持ちが良いです。

 その分,お湯は熱め。蛇口から直接湯船に水を入れられないため,桶を使って入れるしかありません。しかもどんどん掛け流されるため,あまり水をうめた効果も出ないのです。 でも,他の露天風呂や内風呂では見られなかった白いふわふわした湯の花や,何といっても鮮度の良いお湯。この宿に泊まって,このお風呂に入らなかったら損だと思います。

 食後には内湯に入りました。露天風呂よりはぬるめに設定されています。また,露天が透明なお湯だったのに対し,こちらは若竹色に濁った感じで,気分的に悪くありません。タイミングによっては貸切状態にもなったりするので,ゆったり入ることができました。

 食事は夕食・朝食共に部屋食。夕食は6時前後に持ってきます。ただ,スタッフの数が限られているせいか,ピッタリの時間にはならないこともあるようです。冷めた料理が出ないようにとの配慮かもしれませんが,最初から酢の物などさっぱりとしたメニューが多め。ご飯は美味しかったです。

 朝食は8時過ぎから順次。こちらはごく普通。牛乳ではなく,マミーのような乳酸系ドリンクが出たのにはびっくり(笑)。 働いている方の人柄は悪くないのですが,昔からの旅館の延長上にあるようなサービス。もちろん,格安の値段で泊っているので多くを望むのは酷ですが,あの貸切露天風呂に入る価値はあり。


(女性用内湯「展望大浴場」
 緑色に白濁しているお湯)


(お湯の投入量はそこそこ)


(お湯もそんなに熱くなく,ゆっくり入れます)


(脱衣スペース)


(男性用内湯)


(L字型の湯船)


(こちらは白濁。同じ内湯でも女湯と違う)


(夜の内湯の雰囲気)


(その日によってブレンド具合が違うらしい
 この日は「仙庄の湯」「黒森の湯」)


(部屋からの眺め)



【宿の情報】
中山平温泉 月見の宿 仙庄館
宮城県大崎市鳴子温泉字星沼28-2

展望大浴場,露天風呂,貸切露天風呂
単純硫黄泉 [源泉名/新滝の湯、新黒森の湯、新吹の湯、新々仙庄の湯]

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