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「旅の宿」サイト経由で申し込んだ宿です。正直あまり期待はしていなかったのですが,庭の手入れも行っているキチンとしたところでした。駐車場は宿の前を通り過ぎたところにあります。素泊まり6畳の部屋で予約していたのですが,この日は宿泊客が少なかったので,8畳の角部屋に案内してもらいました。古い建物なのは間違いありませんが,よく手入れされていたと思います。
部屋について,一息つこうとお茶を飲みました。最初,変わった味のお茶だなぁと思っていましたが,ちょっと冷めてきたら,さらに個性が出てきました。湯のみ茶碗にポットのお湯を注いでみると,うっすらと香るタマゴ臭。このお湯のクセがお茶の味を変化させたようです。
お風呂は男女別に内湯が2つ。それぞれ台形の湯船があり,基本的には左右対称で同じ造りになっています。
無色透明のお湯ですが,いわきの鉱泉らしく,ちょっと熱めになっていました。そのおかげで,蛇口から冷たい源泉を投入することができるのですが,地元の人で熱いお湯に浸かりたい人もいるようで,ちょっと気は使います。
夕方に入ったときは,若干お湯が濁っていたのですが,夜や翌朝に入ったときはキレイに透き通っていたので,人がたくさん入った時には濁りが生じるのかもしれません。とはいえ,源泉の投入で新鮮なお湯は堪能できます。
投入されるお湯からは,明らかにタマゴ臭がしてきます。肌さわりはヌルツルする感じで,他のいわきの鉱泉と同じなのですが,このタマゴ臭が独特で嬉しくなります。口に含んでみると,やはりタマゴ臭が広がり,あまり飲みやすい感じではありません。
ちなみに,ここ国元屋さんは,福島県内で数少ない飲泉が認められているところで,お風呂をあがったところに飲泉用の蛇口があります。胃腸に効くという話しでしたが,確かに飲んでしばらくすると,お腹が動いていたようです。
素泊まりだったので,食事は外に食べに行きましたが,夕飯を作っている様子や日帰りでやってきたお客さんの話から,ここで食べても良かったかなと思いました。なお,小名浜中心部からも近いので,食べる場所に困ることはありませんでした。
夕食から帰ってきてからと,翌朝にもお風呂に入りました。鉱泉なので沸かしていない時間もあるのかなと思っていましたが,夜中でも入ることができました。沸かすための燃料代だって馬鹿にならないだろうに,感謝感謝です。
(なかなか来れませんが)いわき方面に来たときは,定宿にしても良いんじゃないかと思ったくらいです。
(想像していたよりも立派だった入り口
応対もしっかりしていました)
(男湯の内湯
台形の形をした湯船)
(無色透明のお湯ですが,
時間によって(?)若干の濁りもありました)
(湯気が逃げるような浴室の造り
窓の外は沢が流れています)
(女湯の内湯
男湯と左右対称です)
(やはり湯船の中は熱めなので,
源泉をドンドン投入します
掛け流しで入れて贅沢な気分)
(湯上り後の待合せスペース)
(待合せスペースは沢の上にあります
風が気持ち良いです)
(部屋から下を見てみて
柑橘類の木だったようです)
《パンフレット》神白温泉のごあんない
千数百年の古い歴史を持つ小名浜唯一の療養の名湯。高温大量の温泉に恵まれ,胃腸の弱い人には最適と言われている。
●飲泉の方法
時間
一般的に,空腹時又は食前30分ぐらい前が適する。とりわけ午前6時~8時くらいまでがよく,午後なら3時ごろか,夕食前の空腹時がよい。
飲み方
回数は一日1~2階。10~30分ぐらいかけて,小分けにゆっくり飲む。
↓
食べ物により薄められず,胃・腸の粘膜に直接,作用する。適度な温度により粘膜が拡張し,温泉成分の吸収を促進させ,消化管壁を構成している筋肉の緊張も和らげるので,より効果が高まる。
【宿の情報】
神白温泉 国元屋
福島県いわき市小名浜上神白字追分
男女別内湯
ナトリウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉
[源泉名/神白温泉]
ナトリウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉
[源泉名/神白温泉]
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