2019年12月21日土曜日

大崎市「中山平温泉 あすか旅館」

2003年8月,日帰り入浴。

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 ぬるぬる系の中山平温泉の中でも,あまり耳にしない「あすか旅館」ですが,鳴子温泉郷では飲泉もできるという珍しい旅館。天気も良かったので,露天風呂があり,かつあまり混んでいないようなところを目指して,ここを選びました。

 ここは中山平温泉の奥に位置します。温泉のお湯を持って帰れるということで,ポリタンクをたくさん持った人もいました。建物をを入るとピンポーーンと音が鳴り,宿のご主人がやってきます。ただ,内湯は中,露天風呂は外にあるため,建物を出たり入ったりする時に,ピンポーーン,ポンポーーンと鳴らしてしまうのでした(笑)。

 最初は露天風呂。お風呂の掃除のためにお湯を抜いた後なのか,2/3くらいしか溜まってなく,まだ掛け流し状態にはなっていませんでした。源泉が注ぎ込まれているだけなので,凄く熱め。脇に水道があるので,とりあえず薄めないと。

 脱衣所は駐車場から露天風呂に向かう途中の右手,露天風呂の少し手前。ちなみにある部分の駐車スペースからは露天風呂が見えてしまうかも。脱衣所も露天風呂も,ただ素朴にそこにあるって感じ。脱衣所は決して立派なものではないし,露天風呂も景色が素晴らしいという訳ではありませんが,それで十分。

 水で薄めたところから,ソロリソロリと入ります。まだ熱いのですが,そこは我慢,我慢。他の中山平の温泉ほどぬるぬるはしませんが,それでもいい感じでぬるぬるはします。お湯の中で腕をなでる時の,あのぬるぬる感は悪くありません。無色無臭ですが,やっぱり新鮮なお湯は気持ちが良いものです。

 ただ,ちょっと熱すぎたので,ここは早々に切り上げました。本館(?)から少し離れた別館(?)に家族風呂があります。覗いてみると少し小さめの湯船。お湯の温度は,少し温いくらい。加水しているのか,どうにかしてお湯を冷ましているのかは判りませんが,ゆったり入るにはこのくらいが丁度良いのかもしれません。

 内湯は,入り口のすぐ脇になります。男性用は湯船が2つあります。大き目の湯船には,どばどばと流れ込むお湯(加水,あるいは冷ましたお湯)と源泉のままの状態でチョロチョロと流している2つが注ぎ込んでいます。その結果,全体としては家族風呂と同じくらいの温度となっており,ゆったり入れそうです。

 もう一つの小さい湯船には,源泉だけが注ぎ込んでいるので,ちょっと熱めです。一人も入れば十分な湯船に身を沈めると,ザァーっと,お湯が外に流れていきます。いやぁ,どこでやっても,これは気分最高です。ただ,注ぎ込むお湯の量が少ないので,次にザァーっとするまでに時間がかかってしまうのと,お湯が少し熱めなのが難点でしょうか。

 女湯の方は湯船は1つだけ。不思議なことに,男性用の大きな湯船と同じように,どばどばと注ぎ込んでいるものと,チョロチョロと注ぎ込んでいるものの2つがあるのですが,全体の熱さとしては,露天風呂や男性用の小さな湯船よりは少し温い程度。水を入れて薄めなきゃっていうくらいです。

 女湯の脱衣所にある椅子は,下に貯湯槽があるのか,下からポカポカしてきます。冬とかは,湯冷めもしなくて良いのかもしれません。また,脱衣所は男湯・女湯ともに,最近壁を張り替えたらしく,木の香りが漂ってきます。


 中山平温泉の中とすれば,特徴の薄いお湯だったかもしれませんが,ほぼ貸切状態で掛け流しのお湯に疲れるなんて幸せです。ちなみに,お風呂上りにフロント脇にある飲泉所で,お湯を飲んでみましたが,今まで飲んできた中で一番なめらかで,のみやすい温泉でした。これで,ご飯とかも炊けるそうです。


(あすか旅館の入り口です。
 この左の建物部分が内湯になります)


(混浴露天風呂です。
 ケロヨンの桶を使用)


(熱めのお湯でした。お湯はまだ八分目)


(家族用の内湯です。
 ポカリスエットの桶,使用です)


(女性用の内湯になります。湯船は一つ)


(女性用脱衣所にあるイス。
 下からポカポカしてきます)


(男性用内湯です。大き目の湯船の方です)


(同じく男性用内湯です。小さい方の湯船です)


(玄関すぐにある飲泉所です。
 (熱いですが)とても飲みやすいです)



【宿の情報】
中山平温泉 あすか旅館
宮城県大崎市鳴子温泉星沼68−1

内湯(男女),家族風呂,混浴露天風呂
アルカリ性単純温泉 (80.3度) [源泉名 あすかの湯]

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