2019年12月23日月曜日

大崎市「神滝温泉」《廃業》

2004年10月,日帰り入浴。廃業しました。

ーーーーーーーーーー
 鳴子から鬼首に向かう途中,道路の右手にあるのが神滝温泉で,婦人病に効くといわれる湯治客中心の宿のようです。

 木造の建物が,良い感じで鄙びています。置いてある温泉の成分表も歴史が感じられますし,館内に置いてある様々なもの(ロサンゼルス・オリンピックの時のコカコーラグラスも現役)が昭和を呼び起こします。

 お風呂は内湯が2つ。特にどちらが男湯・女湯という訳ではなく,どっちも貸切で入っていいですよ(ニコニコ),とのこと。奥の方が熱め,手前の方がぬるめにしているようです。どちらも,天井が高く,がらんとした浴室で,造りは左右対称となっています。

 お湯の温度の調整は,湯船に注いでいるお湯の量で行っているようでした。最初は奥の熱めのお風呂にしようと思ったのですが,やはり少し熱め(笑)だったので,手前のぬるめのお風呂に。

 無色透明なお湯なのですが,湯船の縁などが赤くなっているので,鉄分を含んでいるのでしょうか。弱食塩泉ということですが,口に含んでみると塩気というよりも鉄さびの感じを強く感じます。肌さわりは,鉄分を含んでいるせいか,少し突っ張るような気もします。

 それにしても,国道から少し外れただけなのに,すっかり車の往来も忘れてしまうような世界。ただただ,湯船に注ぐお湯の音だけが浴室に響き渡ります。天井が高いのも気持ちが良いですね。


 ちなみに神滝温泉の神滝とは“みたき”と読むようです。最初は“かんたき”って言っていたんですけど。


(雰囲気のある宿の外見
 でも外見だけじゃなく,中も雰囲気十分です)


(二つある湯船の奥の方
 こちらを熱めに調整していました)


(素っ気の無い湯船に,お湯が勢いよく注がれています)


(手前の湯船の方。こちらがぬるめ)


(無色透明なんですが,湯船に赤く温泉成分がついています)


(広い天井に明るい窓)


(温泉の効能が書いてある板も
 年季が入っています)



【宿の情報】
神滝温泉
宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字上蟹沢19-1

内湯×2
弱食塩泉[源泉名/神滝源泉]

0 件のコメント:

コメントを投稿