2019年12月28日土曜日

大崎市「中山平温泉 東蛇の湯」《廃業》

2009年2月,日帰り入浴。廃業しました。

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 ラドン温泉前にある駐車場に車を止めて,道を下っていくと,古い校舎風の建物があります。そこが「東蛇の湯」。

 入り口でお金を払って,大浴場はそのまま真っ直ぐ。更衣室は男女に分かれているものの,内湯・露天共に混浴。更衣室と内湯を隔てるガラスも曇りガラスではないですし,お湯の色も無色透明なので,難易度は高い混浴です。開放感に劣るものの,ダメな人には女性専用のお風呂があるようので,そちらを利用した方が良いでしょう。

 内湯には湯舟が2つありました。1つには鎖が張ってあり,入れないようになっています。高温の源泉を,自然に冷ますのがここの流儀なのです。入れる方の内湯は,多少お湯の量が減っていましたが,源泉を追加することはできるので,お湯のくたびれは気にならないのではないでしょうか。

 お湯は無色透明なのですが,若干の濁りがあります。とろろ昆布のような湯の花が少し舞っていました。お湯を口に含んでみると硫黄の香りもちょっとします。軽くにゅるにゅるする肌触りは,中山平らしい感じです。最初は,多少ぬるめでしたが,途中から源泉を追加した人がいたので,結構熱めに戻りました。

 露天風呂も内湯同様ですが,すぐ脇を流れている川を見ながらの入浴は開放感もあって気持ち良いです。にゅるにゅる感は内湯の方に強く感じました。久しぶりの温泉だったせいか,すっかり長湯をしてしまいました。

 と,帰ろうと思ったら,入れないようになっていた鎖が外されていました。やったー,と小喜び。 

 まだまだ熱々でしたが,中のお湯はとても新鮮な感じがしました。こういった源泉の温度の下げ方というのは初めてでしたが,解放後すぐのお湯は良いですね。


(内湯で入れる方の湯船
 透明ですが,若干の濁りも)


(お湯の温度が下がったときには
 ここから源泉を投入できます)


(入れないように鎖が張ってあったもう1つの内湯
 帰る間際に鎖が外されていました)


(露天風呂)


(内湯よりも湯船が大きく
 常に源泉が投入されていましたが
 外気のせいもあり,多少ぬるめ)


(露天風呂からの景色
 風も心地よく,長湯してしまいます)


(最初は入れないようになっていた露天風呂)


(少し緑がかったお湯のように見えます)


(大浴場に下りていく階段)


(東蛇の湯の入り口です)


【宿の情報】
中山平温泉 東蛇の湯
宮城県大崎市鳴子温泉字星沼6-1

(混浴)渓流露天風呂・内風呂,女性用風呂男湯,女湯
含硫黄-ナトリウム・炭酸水素塩・硫酸塩泉 (含重曹芒硝-硫黄泉) 
[源泉名/1号地A3号,白須8号,6号地G2号泉,6号地G3号井,6号地G4号泉 混合泉]

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