2006年 9月,日帰り入浴。
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鳴子温泉にある共同浴場の一つ。昭和23年に早稲田大学の学生が実習で掘り当てた源泉を使っているので,この名前がついています。平成10年に早稲田大学の石山修武教授のデザインで今の建物になりました。硫黄をイメージしたという黄色い建物の外観は,どこが入り口か良く判らない不思議な感じ。恐らく中央の通路の先だろうなと思いながら進んでいくと,下へと続く階段がありました。
降りていったところに,入湯券の自動販売機と受付はあります。 脱衣所もコンクリート打ち付けの状態で,共同浴場らしからぬ感じがします。足元が冷たくないのは,源泉の熱を熱交換しているためのようですが,冬の時期はありがたいでしょうね。平日のお昼時ということもあって,埋まっているカゴは1つだけ。思惑とおり空いている状態にニンマリです。
浴室は高い天井で,上の窓から明かりもさしています。デザインされたなぁ,と思わせる浴室ですが,パンフレットで見ていた色使いよりも,だいぶ褪せてきており味が出ていました。
湯船はひし形(台形)をしており,そこに3つの樋があって,源泉が注がれています。2/3のところで湯船が区切られており,左1/3が段差が3つ,右2/3が段差が2つと深さが異なります。深さのせいなのか,投入されているお湯の量のせいなのか,左1/3の方が若干熱めになっていました。
お湯は無色透明ですが,卵スープ状の白い湯の花が見えます。源泉が98度と高めなので,熱交換&加水でも,お湯はキリリと熱く,足の先までジーンと響くような良い感じ。硫黄からくるのは,肌さわりは少しツルツル感がありました。 一緒に入っていた方が,樋に溜まっている湯の花を手で湯船に落としていたのには,黙って感謝! やっぱり湯の花があると,効能が増すような気がする単純な人間なもので(笑)。
湯船の脇で,まったりとできる空間もありましたし,何より途中から貸しきり状態で,ゆったりと入れたのは嬉しかったです。 湯上り後は,中座敷で休むこともできるようですし,共同浴場としては高めの値段設定ですが,使い方によっては重宝するかもしれません。
(建物の真ん中にある通路ここが入り口なのですが,,,
突き当たり付近,右に曲がると失敗です(笑))
(男性用内湯。三本の樋にお湯が注がれています)
(一番左の樋のところで湯船が区切られています
左の湯船の方が少し熱めです)
(桶の底には「鳴子・早稲田桟敷湯」と)
(天井は高く,湯気は篭りません
不思議な造詣も合うのか合わないのか)
(湯船の底には,ふわふわの湯の花が沈んでいます)
(建物の外観。硫黄をイメージしたという黄色です)
【温泉の情報】
鳴子温泉 早稲田桟敷湯
大崎市鳴子温泉新屋敷124-1
男女別内湯,貸切露天風呂
ナトリウム-硫酸塩泉・塩化物泉 [源泉名/町有下地獄源泉]
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