2020年1月7日火曜日

大崎市「鳴子温泉 ホテル瀧嶋」2(薬湯)

2003年12月,日帰り入浴。お勧めです。

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 前回訪れたときは,この瀧嶋のお湯のパンチ力を甘く見ていたため,3号源泉の方に入浴しただけで帰りました。3号源泉以上にパンチのある薬湯とは? もう気になってしょうがなかったので,再び訪れることにしました。

 お風呂はフロントの1階下にあるのですが,今回行こうとしている薬湯は更にその1階下にあります。前回の時は4~5人並んでいたのですが,今回は既に入浴している人が一人いるのみ。その人が入れば,順番が回ってきます。

 ここは貸切状態にしながら入ることができるので,こうやって順番を待つようになるのです。それにしても,温泉に入るのに順番待ちなんて初めての経験です。 そのうち,宿に泊まっているというおじいちゃんがやってきて,いろいろと話しかけてきました。

 気仙沼から来ているというおじいちゃんの言葉をキチンと理解することはできなかったのですが,調子の悪いところにタオルをあて,そこに薬湯を何回も掛けると,痛みも取れていくんだということも話してくれました。

 前の人が上がったので,階段をおりていきます。脱衣所があり,その先に浴室があります。浴室のドアをあけると,右手に3~4人がゆったり入れるくらいの湯船が。驚いたのは,湯気が天井辺りに漂っており,まるで雲のようです。

 蛇口が2つあり,右の方の蛇口からは水が,左の方の蛇口からは熱い源泉が出てきます。壁の向こうを見てみると,源泉が貯められているようです。ここで湧き出した源泉を一度プールしておいて,必要に応じて湯船に注ぐようにしているんですね。当然,温泉の蛇口を開き,掛け流し状態で楽しみました。

 お湯は無色透明で特徴のないような感じもしますが,3号源泉があんなにパワフルだったことを覚えているせいか,とても成分の濃いものに思えてしかたありません。地下の浴室ということで,蒸し風呂状態になっていることも,効能を高めているのかもしれません。

 この時,お湯は熱めだったのですが,単に熱いからということではなく,あっという間に体中が温まります。キレイにお湯に使っている部分の体が赤く染まっていきます。ミシミシと体にお湯が染み込んでいくような感じがします。 宿のすぐ傍から噴出しているというお湯は新鮮かつパワフルでした。当然,湯上りもガッチリ茹で上がり状態でした。

 ちなみに,この後,3号泉を確認してみたのですが,ほのかな油臭がしており,お湯も若干ですが黄色に色づいていたようで,似ているようで1・2号泉とは違うんだなと思いました。

【おまけ 2005年1月入手】
 ホテル瀧嶋の化粧水(?)を入手しました。「うすめず・加えず・温めず」,すべての加工工程を除き,単純に容器に入れた100%の温泉だそうです。(顔の粘膜は薄いので)顔への使用は3日に1回程度が良いと書かれていますが,確かに力のある温泉です。

 私の場合,ちょっとパサパサする程度まで油分を取り除いてくれます。使う人との相性,使い方の注意もあるのでしょうが,私は気に入りました。


(前回は清掃中だった女湯)


(同じく前回は清掃中だった家族風呂
 男湯・女湯・家族風呂は同じ3号泉)


(これが今回訪れた「薬湯」
 浴室の上の方が,湯気で雲のようになっています)


(ホテル瀧嶋の化粧水。効能あり)


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