2020年1月16日木曜日

大崎市「鳴子温泉 すがわら旅館」

2005年 1月,日帰り入浴。お勧めです。

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 鬼首方面から,鳴子大橋を渡って突き当たったところに位置します。ちょうどチェックアウトの時間だったので,ロビーに人が溢れていました。フロントの人の対応は丁寧で,「今の時間だと大浴場は混浴ですが,貸切風呂にしますか?」と聞いてくれました。お客さんがチェックアウトしているところだったので,入っている人はいないと踏んで大浴場に行くことに。

  宿は横には広がっていると思ってましたが,想像以上に奥にも延びていました。廊下を,階段を奥へ奥へ。廊下にはちょっとした置物が飾られており,宿の雰囲気づくりへの努力の跡が見られます。

 大浴場手前に貸切風呂が2つ。1つは正方形の湯船で,半露天風呂のように開放感があります。もう一つはひし形の湯船で,若干大きめです。大浴場が女性専用時間の時は,ここが男性用のお風呂になるようです。

 大浴場は思っていたとおり,他にお客さんはいませんでした。広いお風呂を貸切です。20~30人はゆったりと入れそうな湯船があり,窓も半分くらいは開け放たれているので開放感は抜群。見えるのは中庭と建物だけなので,素晴らしい眺めとはいきませんが,気持ちがいいものです。大浴場の脇にある露天風呂よりも開放感が感じられました。

 源泉の温度が熱いため,源泉を注ぐ量で湯温をコントロールしています。そのため,注ぎ口から熱いお湯が波状に広がっていく様がお湯の表面で見て取れます。また,お湯をかき混ぜて入っても,暫くすると表面を熱いお湯がやってきます。 塩化物泉ということですが,舐めてみても塩味は感じられません。とても滑らかな肌触りのお湯で,東鳴子の赤湯を彷彿とさせます。結果してお湯の温度もぬるめなので,ゆっくり入ることができるお湯です。汗のかき方も,細かい汗が吹き出してくるのが判ります。

 強烈な個性のお湯が多い鳴子温泉郷においては,とても大人しいお湯だと思いますが,この柔らかさは嫌いじゃないです(しかも,貸切状態ですから)。

 脇にある露天風呂は扇状の湯船で,あまり景色は望めません。大浴場からの方が良いと思います。でも,露天風呂に出てきて,ぜひ山側を見てもらいたいです。そこでは源泉の噴出し口を見ることができるのです。シューシューと湯気が昇るのを眺めると,温泉の力を感じます。


(100%源泉そのままと謳ってます)


(混浴大浴場(女性専用時間あり)窓が大きく取られています)


(高温の温泉が注ぎ口から出ています
 そのため,湯面上に細波が立っているのが見えます)


(大浴場についている露天風呂。眺望は大浴場の方が上?)


(露天風呂に出て山の方を見ると,,,そこに源泉の噴出し口があります)


(女性専用の内風呂)


(家族風呂の一つめ。3~4人は入れそうな大きさ)


(もう一つの家族風呂。露天風呂風になっています)


(宿のロビー。和風にまとめられて好感の持てる館内でした)


(1階のフロント裏にある家族風呂です
 源泉から距離がある分,混浴大浴場などの方が新鮮?)


(同じく1階のもう一つの家族風呂)



【温泉の情報】
鳴子温泉 すがわら旅館
宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷5番地

露天風呂付き大浴場,女性用内風呂,家族風呂×4 (うち,2ヶ所確認)
ナトリウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉 低張性アルカリ性高温泉
   [源泉名/摩天の湯B]

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