2020年6月9日火曜日

仙台市「作並温泉 一の坊」1('09日帰り)

2001年10月,日帰り入浴。お勧めです。

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 宿の入り口にいくと,きちんと日帰り入浴の料金表示がされており,ホテルの従業員からも「日帰りの入浴ですか?」と声をかけられる。「そうです」と答えると,「入って右にフロントがあるので,そちらにお進みください」と丁寧に言われる。感じが良い。

 フロントで入浴料を払うと,靴を靴箱にいれ,スリッパで2階へ。2階には日帰り客専用の着替えルームがあり,そこで浴衣に着替える。そう,日帰り客でも浴衣が準備されているんです。いくつかお風呂があるので,浴衣があるのは大助かり。

 さて,もう少し早く行っていれば全部のお風呂に入れたのかもしれませんが,私が行ったのは午後2時くらい。時間により源流露天風呂と鹿のぞきの湯・行基の湯が男湯・女湯交代するのです。残念に思いつつ宿の中を歩きますが,なかなか良い感じ。もちろん鄙びた感じではなく,立派な温泉宿なのですが,ちょっと日本風の雰囲気をうまく演出していたと思います。

 最初に行ったのは「鹿のぞきの湯」。源泉なので熱めですと書いてありましたが,そんなに熱くもありません。冬だったからでしょうか。崖の脇にお風呂があるので,景色的にはあまり期待できません。でも,他の建物が目に入るわけでもなく,周りの塀も雰囲気ありげにつくられているので,そこそこじゃないでしょうか。お湯は無色透明のやわらかい感じ。きちんと下半身をお湯につかりつつ座れるように,片方のへりには段差があるなど心使いがなされてます。

 30分くらいゆったりしてから,次に向かったのが「行基の湯」。屋根がかけられていて,空は脇からちょっと見える程度。で,脱衣所と湯船の間はなんにもないので,服を脱いだらすぐチャプンと入れます。めるめの湯と入り口に書いてましたがそのとおり。熱いお湯に真っ赤になりながら入っていたい人にはものたりないでしょうね。でも,ゆっくりお湯に浸かりたい人には理想的な温度。結構本気でぬるいですから。

 そして最後に大浴場「丸子の湯」。ここは唯一,シャンプー・リンスや石鹸があります。脱衣所も広々としていて,お風呂の方がガラス張りのため,開放感があります。もちろん,お風呂からも外がガラス張りになっているので,日の光がサンサンと降り注ぎます。浴槽のタイルの色が緑っぽい感じなので,お湯が薄い緑色に光ってみえます。気泡が出ている場所もありますし,一般的な近代温泉宿的なお風呂といえます。

 全体的に感じたのは,ほどよい雰囲気を醸し出しているな,と。本格的な温泉ではないにしても,十分擬似的に,楽しむことができる。しかも,設備は新しく,綺麗。あまり,期待していなかったせいもあるんでしょうが,良い温泉でした。


(「鹿のぞきの湯」の説明)


(「行基の湯」の説明)


(「丸子の湯」の説明)


(この先に「鹿のぞきの湯」と「源流露天風呂」があります)


(右の方が岩組に,左の方が雰囲気ある塀になっています)


(お湯の表面を湯気が漂います)


(「行基の湯」。ぬるめのお湯なので,風が入り込まないように,
 周りを囲んでいるんだと思います)

(ここで湯を浴びます。
 この湯は普通の熱さです)

(3月なのに,まだつららが下がっています)


【温泉の情報】
仙台市 作並温泉 ゆづくしの宿 一の坊
宮城県仙台市青葉区作並長原3

大浴場「丸子の湯」, 広瀬川源流露天風呂,露天風呂「鹿のぞきの湯」,自然風呂 (旧「行基の湯」)
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 低張性弱アルカリ性高温泉 68.1度 
  [源泉:鶴の湯3号泉]

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