2020年2月20日木曜日

大崎市「東鳴子温泉 旅館大沼」1(’05宿泊)

2005年9月,宿泊。お勧めです。

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 8つのお風呂が楽しめるという東鳴子の旅館大沼。やっぱりこの数を入りきるには泊まるしかない,と思い,今回宿泊してみました。湯治部の部屋を利用すれば,週末でも結構お気軽に泊まることができます。

 宿の外見は素っ気の無い4階建ての建物ですが,2階建ての建物にある入り口付近は,ちょっと綺麗になっています。中に入ってみると,意外と最近の和風モダンっぽいような雰囲気もあります。チェックイン後は,ロビーで抹茶を出してもらえます。

 部屋は旅館部と湯治部があるのですが,安く済ませたかったので(笑)湯治部を選んでいました。フロントの脇の階段を上がっていくと,湯治部の4階建の建物に行くことができます。湯治部の部屋は,6畳一間で窓からは隣りに建っている「ニューあらお」が見えます。

 あくまでお風呂中心に安く済ませたいと思って選んだ湯治部でしたので,部屋の防音に関する部分,布団のふかふか感などは,値段なり。お風呂はもちろんのこと,部屋でもゆったりしたいのであれば,旅館部の方が良いかと思います。旅館部にしても,十分お値打ち価格ですので。
  

 さて,早い時間にチャック・インしたこともあり,すぐに「母里の湯」に行くことができました。宿から車で2分かからないくらいのところに,この離れの露天風呂はあります。入り口をくぐると,そこに「母里の湯」の脱衣所の建物が見えます。山の方へ登っていく道もありましたが,ここは30分だけの貸切なので,どうなっているのか見ることはできませんでした。

 脱衣所に入ると,目の前に写真などで見る露天風呂の風景が広がります。GW明けという新緑の美しい時期でしたので,湯面に映る緑も爽やかな感じです。脱衣所に時計があるので,時間を確認しながら入れるようになっています。30分というのは,ゆったりするには短いのですが,多くの宿泊者に入ってもらうためには仕方がないです。

 お湯は薄っすらと緑がかった透明。細かい湯の花が舞っています。ここは源泉①(含芒硝・食塩重曹泉)の方のお湯になります。注ぎ口からは常時お湯が流れている訳ではなく,まるで間欠泉のようにしばらく流れては,しばらく止まって,といった感じです。お湯の注がれているあたりは少し熱めですが,全体としてはちょうど良いくらいの温度です。単純ですが,少なくてもチェックイン後は最初のお客さんだったはずなので,お湯がとても気持ち良く感じられました。

 あっという間の30分。後ろ髪引かれる思いのまま,服を着て脱衣所を出てみると,ちょうど次のお客さんがきていました。帰りも車で宿まで送ってもらえます。行き帰りの車の中での会話も楽しいです。

 宿に戻ってからは,下駄を借りて近くを散歩。いさぜん旅館には例の虎(ネコ?)の看板が,高友旅館は建物の屋根も黒く,なんぶ屋の新館は東鳴子で一番,なぁんて思いながらカランコロン。信号のところまで歩いていったので,ちょっとした運動になりました。

(貸切露天風呂「母里の湯」。手前が脱衣所,左奥にお風呂)

(広めの浴槽があって,その先には,爽やかな緑が見えるんです)

(含芒硝・食塩重曹泉のお湯
あまり気にはしませんでしたが,今の時期は小さい虫が飛んでました)

(きれいな庭園が広がります
 手前の桶の中には,清水が注がれています)


【温泉の情報】
東鳴子温泉 旅館大沼
宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯34

貸切露天風呂「母里の湯」,薬師千人風呂(天女大壁画),内庭露天風呂「石割の湯」 以上は源泉①,天女風呂(壁画),備長炭風呂「陽の湯」,薬石風呂「陰の湯」,家族風呂 以上は源泉②,アロマテラピーふかし風呂(芳香浴)

①ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉(含芒硝・食塩重曹泉) 74.6度 PH8.0 
②ナトリウム-炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉(純重曹泉) 62度 PH7.0 

[源泉名/①新井第2号線・動力揚湯源泉・新井第5号線・唐竹沢源泉 混合泉, 
②大沼の湯 1号・2号・3号混合泉(赤湯)]

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