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久しぶりの温泉でドキドキしながら玄関を開けると,ゴロンと横になった猫が出迎えてくれました。
お風呂は独自源泉を使った混浴の大浴場と,東鳴子の共同源泉を使った男女別の浴場があります。平日の午前中ということもあり,他にお客さんもいなかったので,まずは混浴に入ることにしました。
入り口は2つあるものの,別に男女に分かれている訳ではありません。脱衣所も男性と女性が一緒のスペースになるので,ちょっと敷居が高めの混浴になります。
浴室へは6~7段ほど,脱衣所からは下るようになります。ラジウム炭酸泉の浴槽と鉄鉱泉の浴槽が1つづつあり,その間には塀が立っています。天井は脱衣所の天井の高さそのままなので,とても高く開放感がありますし,窓から見える緑も気持ち良さそうです。ちなみに,この窓の外すぐのところを鉄道は走っているのを見ることができます。
ラジウム炭酸泉の浴槽は正方形の形をしたもので,4~5人くらい入れそうなもの。源泉は2本の管から,直接湯船の中に注がれていました。
若干のアブラの匂いがするのは,やはり東鳴子。色は飴色でしょうか。湯船につかって少し経つと,肌に気泡がついてきます。すごく泡付きが良いわけではありませんが,やはり泡の付いた肌を撫でる時の柔らかい感じは気持ちが良いです。飲泉用と思われるコップがあったので口に含んで見ましたが,アブラが口の中に張り付くような感じがしました(笑)。
続いては鉄鉱泉。宿の張り紙にはラジウム炭酸泉に入浴後,上がり湯としてお使いくださいと書いてあったので,その指示に従った形になります。また,鉄鉱泉は,実際よりも高めの温度に感じられることがありますのも書いてありましたが,実際に熱くなっていました。私の前に入る人が暫くいなかったせいでしょうか。
キリリと熱いお湯は,少しかき混ぜたくらいでは適温にはならなかったので,覚悟を決めてお湯に浸かりました。目の覚めるような入浴感でした。そんなに鉄分を感じることはなかったです。
すっかり,たっぷり楽しんだのですが,共同源泉のお風呂にも入ってみます。時間帯によって,男女の浴槽は変わるようでした。
私が入ったのは,混浴のすぐ脇にあるお風呂。大きめの長方形の湯船に,少し黄色味がかった透明な共同源泉が,たっぷりありました。窓から注ぐ陽の光が浴槽を明るく,こんなお風呂を貸切で入れる幸せを本当に感謝してしまいます。
独自源泉じゃないと有難みがないような気がしてしまう今日この頃ですが,そんな思いを吹き飛ばすかのようなお湯の状態。掛け流しの量が凄く多いという訳ではないのですが,暫く人が入っていない新鮮なお湯は,その力をひしひしと感じさせるものでした。人もいないので,つい湯船の脇でトド状態。いやぁ,気持ちが良いですね。
そいういえば,ここの宿,タイガースファンのご主人らしく,駐車場からタイガースのユニフォームを着た猫の看板が建っています。混浴での桶はケロリンだったので,やっぱり改心したのか(失礼)と思っていましたが,こちらのお風呂では,タイガース魂が炸裂。ただ,思っていたほど,それが浮いている訳ではなかったです。
(混浴の脱衣所。曇りガラスの向こうが浴室です
真ん中の紙には
「炭酸泉入浴後,鉄鉱泉をあがり湯に。
鉄鉱泉は重曹泉との混合泉のため
炭酸泉よりやや熱く感じます」と書かれています)
(いさぜんの湯 炭酸泉の湯船
脱衣所より下にあります)
脱衣所より下にあります)
(画面左上の管と画面左真ん中の管から,源泉が直接注がれています)
(いさぜんの湯 鉄鉱泉の湯船
壁の向こうが炭酸泉です)
壁の向こうが炭酸泉です)
(東鳴子共同源泉を使った湯船
窓からの陽が気持ちよかったです)
窓からの陽が気持ちよかったです)
(少し黄色味がかった共同源泉
しっかりと温まりました)
しっかりと温まりました)
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