2020年3月16日月曜日

大崎市「東鳴子温泉 紅せん」1

2008年1月,宿泊利用。

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 いわゆる東鳴子温泉街の川向にある宿。橋を渡るときに正面に見える建物がそれです。

 今回は,「鳴子温泉郷で貸切風呂があり」という条件で探して,この宿にしました。じゃらんなどで見ていたプランよりも,宿のHPから同様のプランを申し込んだ方が安かったです。

 部屋は8畳+窓際の広縁スペースとゆったり。新しい建物ではないものの,冷蔵庫もありましたし,お湯の出る洗面台,ウォシュレットのトイレなど,快適です。ちょっとした高台になっているので,部屋からの景色はなかなかのもの。白鳥が飛んでいくのを見ることもできました。

 お風呂は,露天風呂付の男女別大浴場と宿泊者専用の貸切露天風呂,そして家族風呂があります。貸切露天風呂はフロントに申込み,時間になったら鍵を借りに行くシステムです。

 まずは,大浴場へ。脱衣所が床暖房になっているのは嬉しいです。浴室は窓も大きく取られていて明るい印象。浴槽は4×2mくらいの大きさ。脱衣所には「ろ過のため循環,レジオネラ禁対策のため塩素」と書いていましたが,投入量と同じくらいの量が湯船から溢れていましたし,塩素の匂いも気がつきませんでした。お湯は無色透明で,無味無臭。多少,肌にみっしりするような感じはありますが,鳴子にしては大人しめのお湯でしょうか。ただ,温泉の堆積物が作られているのは流石です。

 露天風呂は,内湯よりも広く,ゆったりしています。お湯の感じは同様なのですが,茶色く小さい湯の花が舞っていました。ろ過の具合が内湯とは違うのでしょうか。石が高く積み上げられているので,景色を眺めながらといった感じではありませんが,外から見えないようにするためには仕方がないようです。

 4時すぎからは,貸切露天風呂へ。男女別大浴場の脇から一度外に出て,貸切露天風呂の脱衣所へ行く感じです。こちらの脱衣所は床暖房とはいきませんでしたが,電気ストーブがついていました。スペースも広く,まだ新しい感じがします。そして,ドアを開けて露天風呂へ。

 大浴場についている露天風呂が石で視界が遮られているのに対して,貸切露天風呂は圧迫感がありません。湯船も広く,2~3人程度で入るにはもったいないくらい。お湯もためたてなのか,気分良く感じてしまいます。ちょっと熱めのお湯に,冷たい風が心地よいです。

 予約したときに,宿の人はシャワーがついていない旨,言っていましたが,ここには必要ありません。お湯で体を流したら,あとはゆっくり入っているのがベスト。露天風呂の後ろにある,宿の看板はなくても良いと思いますが。

(宿の外観です)

(女性用大浴場)

(温泉の成分が堆積している様子です)

(女性用の露天風呂
大浴場から出て,数段,下にあります)

(男性用大浴場)

(湯口はカエル様)

(男性用の露天風呂。雪が舞い始めました)

(このとおり眺望はよくありませんが,覗かれる心配もありません)

(お気に入りの家族風呂。湯船が良い感じです)

(湯口のコケの感じも○)

(家族風呂の窓から見た景色です)

【宿の情報】
東鳴子温泉 旅館 紅せん
宮城県大崎市鳴子温泉字久田83-4

露天風呂付男女別大浴場,家族風呂,貸切露天風呂
ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉 (旧名:含石膏・塩化土類-重曹泉) [源泉名/沢子の湯2号]

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