2020年3月4日水曜日

大崎市「東鳴子温泉 高友旅館」2


 最後に「黒湯」へ。入り口が2つあり,それぞれ脱衣所があるようです。玄関側から入っていくと,「婦人風呂」の入り口もあります。「婦人風呂」には「黒湯」と同じ源泉が注がれています。やはり,ぷぅ~んと,あぶら臭がしてきます。

 いろいろなお風呂がありますが,今回は「黒湯」にチャレンジしてみることにしました。さすがに全部に入ることは出来ませんので。

 「黒湯」といっても,黒いお湯な訳では無いようです。緑がかった茶褐色のお湯です。お湯の中の視界はゼロ,といったところでしょうか。とても熱く,桶でかき混ぜてもダメなようです。諦めて水で薄めることにしました。

がんばってお湯に浸かってみると,お湯のパワーをひしひしと感じることができます。お湯に顔を近づけると,石油の匂いが(あぶら臭),,, また,はいってすぐ,体が火照ってくるのがわかります。これはあたたまるお湯のようです。パンフレットの効能に「子宝」と書いてあったのも納得です。 

 この「黒湯」の脇には,もう一つの湯船「プール風呂」があります。湯船を洗ったばかりらしく,お湯が10cmくらい溜まっただけの状態でした。でもキチンとお湯を抜いて清掃されているのが判って嬉しいですね。

 お湯はひたすら熱く,水を出すために水道のところまで湯船を横切っていくのもやっと。結構な勢いで水を出したのですが,適温になるまでは至らず。少し待って入ってみてはまだ熱く,もう少し待ってみて入ってみてもまだ熱く。印象はひたすら熱かった,というのしか残りませんでした(涙)。それにしても,なかなか手ごわいお風呂でした。

 気を取り直して「黒湯」に入ってみると,お湯の温度は変わりないのに適温に感じます(笑)。「プール風呂」様々です。落ち着いて湯船の中を見てみると白い湯船が少しですが舞っていました。トドりながら,もっと入っていたいお風呂でしたが,最初に見た「ラムネ風呂」が気になり,そちらへ。

 「ラムネ風呂」もやっぱり熱め。水で薄めた後,一,二の三で,我慢して入浴。少しじっとしていると,体に泡が付くのが判りました。お湯の表面に浮かんでいる油分の膜を見ながら,(熱くて実際には出来ませんでしたが)ゆったりとするのも悪くなさそうです。
 ここ高友旅館のお湯は,熱いから,というだけではなくパンチがあるお風呂ばかりのようです。後髪を引かれたのは,4つの源泉のうち,入ることのなかった「家族風呂」(純重曹泉)でしょうか。

 相当くたびれた建物を想像していたのですが,旅館部の方は結構しっかりとしていたようです。今度は泊まりながら,お風呂巡りをするっているのも悪くなさそうです(というか,いつかしなくては)。

 ちなみに,玄関右のスペースにパソコンが置いてあって,宿泊客が自由に使えるようになっています。が,Macっていうのは私には敷居が高そうだなぁ,,,


(「黒湯」
 混浴ですが,時間によっては貸切状態。奥にあるのがプール風呂です)

(湯船の縁です。お湯の成分が層になっています)

(「プール風呂」
 お湯を溜めている途中)

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