2020年3月1日日曜日

大崎市「東鳴子温泉 まるみや旅館」

2005年1月,日帰り入浴。お勧めです。

ーーーーーーーーー
 私としては驚きの一日3湯目のお風呂(笑)。でも,ここは基本的に日帰り不可の宿。屋代さんの案内がある時に入っておくべき(入っておかなければならない)と思い,がんばりました。

 中に入ってみると,意外と横に広がりのある建物だったことに気がつきます。入り口から進んで,廊下の右側に男女別の内湯,左側に混浴の大浴場があります。男女別の内湯がまるみや旅館の独自源泉だということなので,今回はそちらに入ることにしました。

 脱衣所から少し下がったところに浴室はあります。男女,ほぼ同じ造りになっていますが,若干男湯の方が大きいと思います。とても天井の高い浴室になっており,2階分のスペースがありそうです。

 この時は少し緑がかったグレーの濁った色のお湯でした。赤みがかったお湯になることもあるようです。お湯は湯船の50cmくらいの高さから注がれている,ぬるめのお湯が一つ。男湯と女湯の間の壁から湧き出ている,熱めのお湯が一つ。計2つのお湯が注がれており,湯船では少しぬるめになっていました。

 鉄分を含んでいる重曹泉とのことですが,肌を撫でてみるとミッシリとした感じがします。黒っぽいような茶色っぽいような小さな湯の華も舞っています。

 お湯からは,ほんの少し鉄さび臭。口に含んでみるとエグ味と,炭酸の渋い感じが強く感じられます。これは結構,後々まで残ります。

 高い天井の浴室の中,お湯が湯船に注がれる音だけが響くだけ。時が止まったような空間の中,じっくりとお湯に浸かっていると,なんか気持ちも落ち着いてきます。後は宿に行くだけだったので,気が済むまでゆっくり入らさせてもらいました。

 お風呂を上がり廊下を歩いていると,ふっと廊下がグニャグニャします。ん,時代物の建物なのかな。いやいや,すっかり湯疲れしてしまって,フラフラしたようです。やっぱり力強いお湯でした。

 ちなみに共同源泉を注いでいる大浴場は,大きめの湯船に透明のお湯。湯治の時は,交互に入ったりするんでしょうね。

 帰り際,宿のご主人ともお話しました。お湯を大切に思っていることが感じられ,とても好感が持てる方でした。「また寄ってくださいね」という暖かい声が嬉しかったです。

(独自源泉の女湯です
 筒の中からぬるめのお湯が出ています)

(写真下のところから,熱めのお湯が出ています)

(脱衣スペースからは,
 こんな感じに少し階段を降りて,浴室に入るようになります)

(独自源泉の男湯。鄙び具合も良い感じです)

(緑がかったグレーのお湯
 若干の濁りに細かい湯の華もありました)

(天井が高く,湯気は上から抜けます
 のんびりと静かな空間です)



【温泉の情報】
東鳴子温泉 まるみや旅館
宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯33-2

男女別内湯(①),混浴大浴場(②) 
①ナトリウム-炭酸水素塩泉 ②ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物硫酸塩泉 
[源泉名/①まるみや1号・2号混合泉と何かの混合泉 ②新井2号泉・5号泉・唐竹沢源泉混合泉

0 件のコメント:

コメントを投稿