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私としては驚きの一日3湯目のお風呂(笑)。でも,ここは基本的に日帰り不可の宿。屋代さんの案内がある時に入っておくべき(入っておかなければならない)と思い,がんばりました。
中に入ってみると,意外と横に広がりのある建物だったことに気がつきます。入り口から進んで,廊下の右側に男女別の内湯,左側に混浴の大浴場があります。男女別の内湯がまるみや旅館の独自源泉だということなので,今回はそちらに入ることにしました。
脱衣所から少し下がったところに浴室はあります。男女,ほぼ同じ造りになっていますが,若干男湯の方が大きいと思います。とても天井の高い浴室になっており,2階分のスペースがありそうです。
この時は少し緑がかったグレーの濁った色のお湯でした。赤みがかったお湯になることもあるようです。お湯は湯船の50cmくらいの高さから注がれている,ぬるめのお湯が一つ。男湯と女湯の間の壁から湧き出ている,熱めのお湯が一つ。計2つのお湯が注がれており,湯船では少しぬるめになっていました。
鉄分を含んでいる重曹泉とのことですが,肌を撫でてみるとミッシリとした感じがします。黒っぽいような茶色っぽいような小さな湯の華も舞っています。
お湯からは,ほんの少し鉄さび臭。口に含んでみるとエグ味と,炭酸の渋い感じが強く感じられます。これは結構,後々まで残ります。
高い天井の浴室の中,お湯が湯船に注がれる音だけが響くだけ。時が止まったような空間の中,じっくりとお湯に浸かっていると,なんか気持ちも落ち着いてきます。後は宿に行くだけだったので,気が済むまでゆっくり入らさせてもらいました。
お風呂を上がり廊下を歩いていると,ふっと廊下がグニャグニャします。ん,時代物の建物なのかな。いやいや,すっかり湯疲れしてしまって,フラフラしたようです。やっぱり力強いお湯でした。
ちなみに共同源泉を注いでいる大浴場は,大きめの湯船に透明のお湯。湯治の時は,交互に入ったりするんでしょうね。
帰り際,宿のご主人ともお話しました。お湯を大切に思っていることが感じられ,とても好感が持てる方でした。「また寄ってくださいね」という暖かい声が嬉しかったです。
(独自源泉の女湯です
筒の中からぬるめのお湯が出ています)
(写真下のところから,熱めのお湯が出ています)
(脱衣スペースからは,
こんな感じに少し階段を降りて,浴室に入るようになります)
こんな感じに少し階段を降りて,浴室に入るようになります)
(独自源泉の男湯。鄙び具合も良い感じです)
(緑がかったグレーのお湯
若干の濁りに細かい湯の華もありました)
若干の濁りに細かい湯の華もありました)
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