2020年7月1日水曜日

仙台市「秋保温泉 佐勘」1('03日帰り)

2003年5月,日帰り入浴。

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 仙台の奥座敷といえば秋保温泉,秋保温泉といえば佐勘,ということで,一度は入ってみなきゃなと思っていました。入浴料が1200円とちょっと高めなのですが,もともと秋保温泉の宿泊料金設定自体が高めなのでしょうがないのかもしれません。

 日帰り入浴できるのは,11時から15時までなのですが,清掃時間が入るため,どのお風呂をメインにしていくかによって,宿に到着する時間を考えておいた方が良いでしょう。ちなみに名取の御湯は11時から,大浴場は12時から,それぞれ1時間清掃中となるため,入浴することができません。

 私が着いたのは,12時半頃だったため,大浴場の方は清掃中でした。さすがに全部入るのは無理だと思ったので,露天風呂がついている大浴場に入ることに。ただ,清掃が終わる13時まで時間が余ってしまったので,ちょっと混浴の河原の湯へ行ってみました。

 名取の御湯から下駄を履いて,もう少し下のほうへ降りていきます。そこには,こじんまりとした脱衣所と長方形の湯船がありました。誰も入っていなかったので,えいやーと服を脱いでちゃぷんと湯船へ。

 てっきり秋保温泉の大規模な温泉は循環じゃなきゃ,やってられないんだろうなと思っていたのですが,塩素の匂いはしません。湯の肌触りも,塩素が入ったときのツンツンした感じがありません。先の方を見てみると,湯船からお湯が流れ出ていて,掛け流しのようです。これはちょっとびっくりでした。

 左上の方に架かっている橋が目に入るとはいえ,川の流れを下に見ながら入るお風呂は気持ちが良いものです。しかも,これが掛け流しとくれば。お湯の温度もちょうど良いくらい。熱くもなく,ぬるくもなく,ゆったり入ることができます。

 後ろ髪を引かれつつ,13時になるので大浴場の方へ。ところが脱衣所のところに宿からのお知らせが書いてあります。当旅館は多くのお客様に安全に温泉を楽しんでいただくために,必要最低限の塩素を入れております。どうしても大きな浴場を管理していくためには必要なのですが,きちんと管理はしています,というような事が。ちょっと残念でしたけど,まぁ覚悟はしていましたけど,清潔ではないお湯に入らされるよりも,きちんと管理された状態のお湯に浸かった方が良いですし,断りを入れている宿の姿勢は好ましいと思います。

 大浴場は天井も高く取られていて,ゴージャス感もあります。お湯は,がんがんに塩素を効かせている訳ではなく,確かに必要最小限程度であろうくらいの量の匂いがしました。ただ,やっぱり肌触りの感じなんかは,河原の湯とは違いますねぇ。ん,あっちは掛け流しだったのになぁ。まぁ,湯船の大きさからいうと,この大きさだと必要な湯量および管理上から仕方が無いのでしょうか。

 男湯の露天風呂は木で組まれたお風呂と,石のお風呂。どちらともそんなに大きいわけではありませんでした。かつ,お湯も内湯と同じお湯が使われていました。雨が降っても入れるように屋根がついていたのですが,せっかく天気の良い今日のような天気だと,開放感が損なわれちゃってますね。屋根っていうのも一長一短ですね。

 ちなみに名取の御湯の方は,実は塩素を入れていないお風呂のようでした。湯船自体もそんなに大きくないものが2つ。かつ,源泉がどんどん掛け流しされている訳ではなく,不思議な一定のリズムで出たり止まったり。チョロチョロ,チョロチョロ,って感じです。洗い場も無いということで利便性は大浴場の方が良いですが,お湯を楽しむのであればこちらだと思います。


(混浴露天風呂の河原の湯です。
 入浴時間は5時から23時まで)

(お風呂のすぐ下を川が流れてます)

(名取の御湯です。こちらも5時から23時まで入浴可)

(少ぉし湯気が立っています。
 落ち着きのある浴室です)

(大浴場です。沢山の人が入ることができそうです)

(天井が高く取られていて開放感があります。
 奥に露天風呂が見えます)

(露天風呂の1つ目です)

(もう一つの露天風呂。それぞれ屋根があります)


【温泉の情報】
仙台市 秋保温泉 伝承千年の宿 佐勘
宮城県仙台市太白区秋保町湯元

大浴場「殿の湯」「姫の湯」,「名取の御湯」男湯女湯,「河原の湯」
(河原の湯)ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 低張性中性高温泉
           [新2号源泉]

 

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