2020年7月14日火曜日

仙台市「秋保温泉 佐藤屋旅館」2('05/宿泊)

2005年4月,宿泊。

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 以前に一度,日帰りで訪れたことがありますが,ゆっくりと内湯に入ってみたいと思い,今回は宿泊で訪れました。チェックインは14時からと少し早め,そしてチェックアウトは11時までと なっています。15時前に宿に行きましたが,駐車場は少し離れたところに案内されました。恐らく早く訪れたお客さんは,離れた方の駐車場に案内されるのでしょう。

 お風呂はフロント脇にある内湯2つと露天風呂付の内湯が男女時間交代制に なっており,夜の21時以降男女のお風呂が変わります。それと宿泊客が入れる貸切風呂が1つあります。1時間づつ貸切できるということだったので,チェックイン時に夕食前の予約を入れました。

   この宿は5階建てで,今回は最上階の5階の角部屋となりました。部屋からは大きな桜の木を見下ろすことができるのですが,この日は凄い強風だったので楽しむどころではありませんでした。8畳の部屋に踏み込みがついて広さは十分。豪華さ,新しさはない部屋ですが,TV・冷蔵庫・トイレ・洗面台など一通り揃っており不自由は感じませんでした。

 せっかくなのでお風呂三昧というところですが,目当ては源泉掛け流しの「里の湯」。ただし,露天風呂付内湯「磊々の湯」との時間交代なので,入りたいと思うときに入れなかったりするのが残念。最初は男性が入れず,夜になると女性が入れず。う~ん。

 早い時間の「里の湯」は,お湯を絞っているせいなのか少しぬるめでしたが,夕飯以降の時間になると,ちょっと熱めなお湯に戻っていました。相変わらず外が見えない浴室ですが,ゆったりするのにはピッタリです。このお風呂を貸切できるのは実に幸せだと思います。(平日だったせいか常に貸切でした)

 秋保らしい無色透明の柔らかいお湯でした。軽く塩気もあります。最初に湯船に浸かる時の食塩泉のピリピリとした感じも良いです。秋保で掛け流しというこのお風呂は,とても気持ちが良いですね。

 前回は入れなかった,宿泊客用の貸切風呂は「磊々の湯」脇にあり,宿の人に鍵を開けてもらうようになります。時間になると部屋に電話がかかってきました。大きめの樽の湯船に熱いお湯が注がれています。当然,お湯は掛け流し。ただ,お湯の感触的には「里の湯」というよりも「磊々の湯」のような感じがしました。そんなに秋保らしいお湯の感触が感じられず。

 でも,このタイプの湯船に体を沈めた時の,ザバザバーッというお湯が溢れる様は気持ちが良いですね。熱めのお湯がキリッと身を引き締めてくれます。

 露天風呂付の「磊々の湯」はキレイで整っていると思いますが,あまり温泉といった印象を受けないのは以前訪れた時と同じです。やっぱり佐藤屋旅館を訪れたら,「里の湯」を味わって欲しいと思います。

 さて,お風呂以外については,一昔前のの温泉旅館といった印象を受けました。食事は朝晩ともに部屋食で,夕食は18時頃から,朝食は7時30分すぎから(もう少し遅くの時間もできるようです)となっています。部屋食は周りを気にせず,ゆったりとはできるのですが,布団の上げ下げをするタイミングが必要となるため,個人的には煩わしい部分もあります。

 夕食は最初にある程度のものを運んでから,温かい天ぷらなどはもう一度運んできてくれます。食後の連絡をしてから,デザートのフルーツと杏仁豆腐を持ってきてくれるのも,当然といえば当然なのですが嬉しいです。

 また,宿泊後,宿から葉書をいただきました。こういった心遣いも良いですね。
 

 と,ここまで書いて,再度,写真の整理をしていると,ふと温泉の成分表に目がとまりました。「里の湯」は新2号泉だったのですが,「ぬくもりの湯」は秋保温泉 2号・4号泉混合泉となっています。

 なるほど,「ぬくもりの湯」に入っても,いまいち「里の湯」の浴感を感じられなかったのは源泉が違うせいだったのかもしれません。実は2種類の源泉を使っている宿だったのでしょうか。


(貸切露天風呂「ぬくもりの湯」
 秋保温泉 2号・4号泉混合泉との表示)

(楕円形の大きな湯船に,無色透明のお湯が注がれています)

(夜の「里の湯」(旧男湯側)
雰囲気のある浴室です)

(夜の「里の湯」(旧女湯側)
 里の湯のお湯が一番気に入りました)

(ふくふくコースの夕食です)

(部屋の下に咲いていた桜)

(モーニングコーヒーが飲めます)




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