2019年11月26日火曜日

いわき市「いわき湯本温泉 古滝屋」1

2004年2月,宿泊。

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 足を伸ばして,いわきまでやってきましたが,実に遠い道のりでした。6号を南下するにしても,東北道から磐越道のルートを取るにしても,結構時間がかかります。この日は,いわきにはお昼過ぎに着きました。お昼を食べてアクアマリン福島を見ているうちに,チェックイン可能な2時は過ぎ,宿に着いたのは3時半頃でした。

 ここ古滝屋は宿の前に充分な駐車スペースが無いため,荷物を降ろした後は宿の人に車を預けることになります(駐車場は少し離れたところに)。チェックインをすると,予約の時にお願いしていたとおり,貸切風呂の予約が出来る状態になっていました。通常,宿泊者でも千円かかってしまう貸切露天風呂ですが,私の場合は,無料で予約をすることができました(メールマガジンを購読していると良いことが起こるかもしれません)。

 建物は大平館(旧館)と元禄館(新館)の2つがあり,新しく建てられた元禄館の方が高い料金となっています。大平館は,少し使い勝手は悪くなるかもしれませんが,使える施設に違いはありません。

 泊まったのは元禄館の部屋。久しぶりに,ゆったりとした広さの部屋に泊まることになりました(笑)。5~6人くらいは泊まれそうな大きさです。

 最初に入ったのは貸切露天風呂。貸切風呂は「五右衛門の湯」「見返り美人の湯」「千代の湯」の3つあります。「千代の湯」は室内家族風呂で,他の2つは貸切露天風呂となっています。なお「見返り美人の湯」は,温泉ではなく,トルマリンを溶かしているお湯になります。

 まだ明るい時間の予約が可能だったので,私が選んだのは貸切露天風呂の「五右衛門の湯」でした。ここは屋上露天風呂の脇にあります。フロントで鍵を借りていくこととなります。

 4階の部屋からの景色はイマイチでしたが,やはり9階の屋上からの景色はなかなかです。道路向かいにある温泉神社も見渡すことができます。お風呂は風呂釜が2つあり,並々とお湯が湛えられています。露天風呂ということもあり,あまり硫黄の香りは強くはありませんが,お湯をすくうと微かな香りが感じられます。

 向かって左側の風呂釜の方がぬるめ,右側の風呂釜の方が熱めとなっています。ここ古瀧屋は,「大黒の湯」と「福の湯」,「千年の湯」の熱めの湯船とぬるめの湯船など,湯温を2つ備えている場合が多いようです。温度の調整は,湯船に注ぐお湯の量で行っているようです。当然熱めの湯の方が,多くのお湯を注いでいるため,より新鮮だといえます。

 ここの「五右衛門の湯」の醍醐味は何といっても,たっぷりと貯まっている湯船に身を沈める時,お湯があふれ出す,あの瞬間だと思います。豆板温泉の三峰荘のように,お湯を貯めては湯船に入っての繰り返しは気持ちがいいものです。


 そして実に温まるお湯です。硫黄泉とナトリウム硫酸塩泉,塩化物泉の3種類のお湯が混合しているという温泉は,しっかりと体を温めてくれます。貸切時間は50分間なのですが,30分も過ぎる頃には,もう充分すぎる感じでした。


(女性用露天風呂になります)


(男性用や貸切露天風呂とは
 眺める方向が異なります)


(貸切風呂「五右衛門の湯」
 右の湯船が熱めです)


(五右衛門風呂っぽいですが,湯船の底が熱い訳ではありません
 湯船に身体を沈めると,お湯が縁から溢れます)


(貸切露天風呂から見る,道向かいの温泉神社です
 夜はライトアップされます)


(「千年の湯」
 雲って見難いかもしれませんが,左の湯船が熱めです)


(「千年の湯」 左の湯船
 すぐ隣は別の旅館なので,窓の外を見ることはできません)

(「千年の湯」 右の湯船)



【宿の情報】
いわき湯本温泉 元禄彩雅宿 古滝屋
福島県いわき市常磐湯本町三函208

大黒の湯,福の湯,千年の湯,露天風呂「浮世風呂」,貸切風呂「千代の湯」「見返り美人の湯」「五右衛門の湯」

含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 低張性弱アルカリ性高温泉
[源泉名/常磐湯元源泉]

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