2019年10月25日金曜日

大崎市「東鳴子温泉 旅館大沼」2(’05宿泊)


 夕食前にもう一風呂,ということで,次は源泉②の赤湯へ。赤湯が注がれているのは,女性用内風呂・家族貸切風呂・陽の湯・陰の湯の4つ。まずは陽の湯へ行きました。陽の湯と陰の湯は湯治棟の4階にあります。陽の湯の方は炭が入れられており,陰の湯の方は薬石が組まれているお風呂になります。展望がきくとはいえ,街中にある宿なので,遠くが見えるわけではありませんでした。意外と走っていた電車に手を振ることはできます。

 お湯は少し熱めでしたので,ちょっとだけ水でうめました。赤みがかった透明なお湯で,湯の花はわずか。とても優しいなめらかな感じのするお湯ですが,肌をこするとお湯の成分が肌と肌の間にあるように思われます。うっすらとモール臭がして,口に含んでみるとやはりモール臭的な味が。そして,さすが赤湯(赤梅)の湯と呼ばれるお湯だけあって,体がとても温まります。お湯に入っている感じはとても優しいのですが,とても効いている気がします。

 食事は6時から,部屋食です。お膳タイプで一度に運んできてもらいます。量的には,豪華なところに宿泊馴れしていると,少し物足りないくらいの量かもしれませんが,私にはちょうど良いくらい。牛肉のバター焼きはボリュームがありました。ものによっては少し濃い目の味付けのものもありましたが,全般的には美味しくいただきました。ただ,部屋食は周りを気にすることなく食べられる反面,食べ物の匂いが部屋に充満してしまうのはマイナス。
  

 食後は一休みした後,再度,お風呂へ。ロビー脇に千人風呂・天女風呂・家族風呂・貸切露天風呂・ふかし風呂があります。時間が時間だったのか,それぞれの貸切風呂は埋まっていました。そのせいか,千人風呂の方はほぼ貸切風呂状態。途中,女性が一人と男性が一人いただけ。きちんとシャワーが準備されているので,髪を洗うならここか天女風呂でしょうね。

大きな湯船の真中には,まぁ~るい椅子状のものがあるので,ここで半身浴ができます。また,湯船の端のほうには何やら訳のわからないものが。四角い板の真中に,少し太めの短い棒が刺さっているのです。前後にゆすってみると,棒も揺れます。そこで,もう少し大きくゆすってみると,,, パコッと棒が外れ,棒が刺さっていた穴のところからお湯が出てきます。慌てて戻しました。メガネをしていなかったので,一体何に使われているのか,さっぱり推測できませんでした。何だろう?。

 深夜,なかなか寝付けなかったので,もう一度,赤湯源泉へ。今度は,貸切家族風呂。お風呂自体は小さく,お湯も結構熱めになっていました。今度はしっかり水を入れて入りましたが,やっぱり赤湯は良いなぁ。独特の入浴感があります。

 翌日は朝食抜きのプランにしていたので,ゆっくり寝ていました。そして,最後にもう一度赤湯源泉へ(笑)。湯治棟の4階にある,もう一つのお風呂「陰の湯」へ。前に入った人が,だいぶ水で薄めていたせいか,自分で水を入れることはありませんでした。ちょっと薄くなりすぎているような気はしましたが,出発前の入浴なので,このくらいで良かったのかも。


 みんな宿でゆったりしているようで,チェックアウトの10時前後は,宿泊客がフロントが混みあっていました。帰り際には女将さんから小さなお土産をもらいました。後で確認してみると,レトロ・バージョンの森永キャラメルでした。


(「薬師千人風呂(天女大壁画)」
 混浴で,写真に写っているのが,女性用の脱衣所からの入り口
 仏画家高橋典子さんが描く,天女の大壁画を見ながら入れます)

(「母里の湯」と同じ,含芒硝・食塩重曹泉のお湯 
 左下の丸い部分が椅子状態
 右上に見える板の上に,突き出ているのは,,, )

(こんな感じ
この真ん中の棒を抜くと,刺さっている穴から源泉が出てくるんです)

(脇にある仏像
 飲泉できそうな感じだけれど,
 左に写っている竹には穴が空いているので,手ですくうしか,,,
 でも飲泉は不可ですよ)

(「薬師千人風呂(天女大壁画)」 女性用の内風呂です
 混浴に入りづらい場合は,こちらでゆったり
 脱衣所からの入り口は2つあって,1つはこっち,もう1つは右奥にあります)

(もう1つの入り口から入った女性用の内風呂湯
ここは純重曹泉,いわゆる赤湯(赤梅の湯)です)
 

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