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ここ大川荘は,芦ノ牧温泉でも上のレベルに属する宿です。入り口を入ると,三味線の音が鳴っています。中二階のところで,実際に弾いているのです。う~ん,流石。まだ時間も早いせいか,そんなにお客さんは見受けられません。なんか自分達のためだけに演奏してもらっているみたい。
部屋まで案内してくれる仲居さんも,きちんと着物を着ていますし,その応対も柔らか。若干古い部分は目に付きますが,広さは十分。窓からは,下を流れる川を眺めることもできます。
ゆったりと部屋で一休みした後,早速,露天風呂へ。本館から,だいぶ下へ下りていくようなのですが,とりあえずエレベーターがあるので,それに乗っていくことに。でも,考えてみたら,どうせなら行くとき(下りるとき)に階段を使って,帰るとき(登るとき)にエレベーターを使えばよかった。
まぁ,2F分をエレベーターで下りると,そこでスリッパを脱ぐようになります。で,そこからさらに階段で下りていきます。右手が男性用,左手が女性用になります。男性用のほうは,川にかかっている橋が見える反面,逆に橋から見えるってことなのかも。もちろん,女性用の方はそんなことはありません。
男性用も女性用も大きめの湯船と,それよりも少し小さめの湯船の2つ。湯船の大きさの違いは,お湯の温度の違いだったのでしょうか。若干,小さ目の湯船の方がぬるめになっていたように感じました。どちらの湯船にも,勢い良くお湯が注がれており,湯船からあふれ出たお湯がどんどん流れています。
さらに,注ぎ口のところには,それぞれコップがありますので,飲湯することもできます。ちなみに飲んでみても,決して美味しいものではありません。もちろん効能はあるのでしょうが,どうも,,, そんな,劇的に飲めない味ではないのですが,進んで飲みたい味ではありませんでした。
さて,実際のお湯の感じですが,無色透明,特に匂いも感じられません。露天風呂につかっていて,大きい湯船の方は丁度良いくらいの温度。しかも,下を見ると川の流れを見ることも出来ますし,そのまま対岸から上のほうに広がる空を見上げても気持ちが良いものです。
しかも,不思議なことに露天風呂に来るお客が少ない。客層がファミリー客で大浴場の方にばかり行っていたのか,あまり露天風呂のほうにはお客が流れてきません。1時間ほど入っていて,やってきたのは3人ほどだけ。貸切状態になっていた時間は20分以上,あったように思います。
心地よかった露天風呂を後にして,部屋に戻ります。そこで一休みした後は,部屋での食事。実は,今回の宿泊は,「宿まるくん」というJTBのプランを利用したのですが,平日は8千円,土曜日祝前日でも12千円という破格の価格設定。他のどんなプランを見ても,こんな安いプランはありません。しかも2名から,この値段。普通だと,倍はします。
きっと,食事で若干,品数を減らしているんだろうな,と思っていたのですが,それが全然。もしかしたら,もっと高いプランはもっと品数が出ていたのかもしれませんが,十分な品数・量です。他の通常のプランで申し込んだ人と,恐らく違いが無かったのではないかと思います。
食事の後,8時30分からは,餅つきが行われます。時間になったので,どれどれと1Fに下りていってみると,歌が聞こえてきます。そういえば,売出し中(?)の歌手が夜,バーで歌うというポスターが張ってあったな,と。1~2曲程度,歌った後,いよいよ餅つき。つかれた餅は,その場でき“なこ餅”にしてお客さんに振舞われます。つきたてということで,とても柔らかかったです。
次の日の朝食は,大きなセレモニーホール(?)でバイキング。煮物からサラダ,揚げ物など,それぞれ数種類づつ。パンにご飯に,おかゆなど,いろいろあります。まぁ,取り立てて凄く美味しいと言う訳ではありませんが,どれもまとまった味に仕上がっていました。
最後にもう一度,ということでお風呂へ。まずは露天風呂に行きますと,今回も貸切。しかも入っていた30分強,ずっと一人でした。こんなに気持ちが良いのに,なんでみんなこないんでしょうか?
そして,きちんと身体も洗わなきゃ,ということで大浴場へも。やはりチェックアウトが近いせいか,他にお客は3人のみ。ごく普通の大浴場といった感じで,特に変わったところもないでしょうか。ただ,窓は大きく取られているので,明るい光が差し込んでいたのは気持ちが良さそう。人によっては,大浴場だけでも満足なのかもしれません。
今回,この宿をお勧めとしていますが,その大きな理由は先に述べた「宿まるくん」によるもの。これだけの宿を,この値段で楽しめるというのは実にお徳です。逆に,通常料金でここの宿に泊まるのであれば,料金分の楽しみしかなく,お勧めまではいかなかったかなとも思います。
何はともあれ,「窓まるくん」様様です。ただし,この「宿まるくん」,インターネットでもひっかからないし,最初,内容を確認するのは大変でしたけれど,,,
(露天風呂には,こういう階段を下りていきます。
だいぶ下へ下へ,下りていきます。)
(女性用の露天風呂です。
丁度,男性用と対になっている造りです。)
(川岸側に大き目の湯船,
崖側に少し小さ目の湯船です。)
(露天風呂のところから
下を覗き込むとこんな感じです。)
下を覗き込むとこんな感じです。)
(男性用の露天風呂です。)
(かけ湯になります。)
(男性露天風呂からの景色です。
橋が見えます,ってことは,向こうからも見えるのかな?)
橋が見えます,ってことは,向こうからも見えるのかな?)
(朝の露天風呂。
湯煙の立ち方が良いですね。)
湯煙の立ち方が良いですね。)
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