ーーーーーーーーーーー
山間にある温泉街にも関わらず強食塩泉という意外な泉質。昔はこの辺りも海の中だったから,とはいうものの,なかなかイメージはできません。
本当は共同浴場も覗いて見たかったのですが,人が入っているようだったので,あの独特の浴室の状態を確認することはできませんでした。建物の外見は鮮やかなスカイブルーといった感じでした。
今回は共同浴場の湯守をしているという「ますや旅館」のお風呂に入ることにしました。ちょうど共同浴場の向かいに位置します。宿に入ると女将とおぼしき女性が対応してくれました。
今の時間は,まだ宿泊客もいないので大丈夫だが,男湯の方しか入れないけど良いですか,とのことでした。貸切は願ってもない話(笑)なので,喜んで入らせてもらうことに。
木で作られた浴室・湯船はとても風情のある感じ。そこにお湯が注がれていますが,熱めの源泉のため,「とい」が掛けられており,お湯は一部を除いて捨てられています。少しもったいないような気がしますが,今の時期はこうしないと温度の設定が上手くいかないのでしょうがないですね。
実のところ,このように調整してもらっても,湯船に入るとちょっと熱めの温度。じっと浸かっていると,じっくりお湯が効いてくるのが判る感じがします。
湯船は3~4人が入るくらいの大きさ。お湯は,いかにも塩を溶かしたお湯だと思わせるような少し灰色がかった白濁。その中に茶色の湯の花が舞っています。肌を触るとみっしりと温泉の成分が感じられるので,すべすべというよりは肌に張り付く感じがします。
熱めの温度のせいなのか,塩分が肌につくせいなのか,非常にあたたまります。玉のような汗が体からドンドン流れてきます。お湯を飲んでみると,強食塩泉というのが実感できます。単にしょっぱいというのではなく,しっかりと塩辛いです。
今回は日帰りにも関わらず,覚悟を決めてたっぷりとお湯に浸かっていたため,風呂上りはもうくたくた。やっとのことで宿にも戻り,後は夕飯時まで寝ていました。
ちなみに,宿の近くに足湯もあったのですが,源泉そのままの温度で注がれていたため,この日は足をつけるのはちょっと厳しいくらいでした。
(男性用の内湯です
こちらを貸切で利用しました)
(源泉が熱いため,
お湯の注ぐ量を,樋で調節しています)
(お湯の注ぎ口の木の箱の中
とりあえず,一度は中を確認してみたかったんです(笑))
とりあえず,一度は中を確認してみたかったんです(笑))
(お湯の色はこんな感じ
凄く濃い食塩水っていう様子が,伝わるでしょうか?
薄茶色の湯の花も舞っていたのですが,上手く撮れませんでした)
凄く濃い食塩水っていう様子が,伝わるでしょうか?
薄茶色の湯の花も舞っていたのですが,上手く撮れませんでした)
(浴室は木で作られているので,結構雰囲気があります
鉄だと塩でダメなのかな?)
鉄だと塩でダメなのかな?)
(女性用の内湯です
こちらはお湯が貯まっていませんでした)
こちらはお湯が貯まっていませんでした)
(入り口にあったのですが,
源泉に含まれる塩のため,
管に白い結晶が付いています)
源泉に含まれる塩のため,
管に白い結晶が付いています)
0 件のコメント:
コメントを投稿