2019年6月16日日曜日

山形市「蔵王温泉 おおみや旅館」

2004年8月,日帰り入浴。お勧めです。

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温泉街の細い道を登っていって,突き当たり付近に駐車場があります。手前には上湯共同浴場もあり,おおみや旅館よりもそちらに吸い込まれる人の方が多いようでした。

お風呂は正面玄関より,左斜め前すぐにあります。男女別になりますが,時間帯で交代しているようなので,宿泊すれば両方のお風呂が楽しめます。

左側のお風呂(この時間の女性用)には,「源泉露天風呂」「檜造玉子風呂」の2つの湯船があります。「源泉露天風呂」の方には,近江屋1号泉,「檜造玉子風呂」の方には近江屋2号泉が注がれています。

「源泉露天風呂」の方が「檜造玉子風呂」よりも少し熱めのお湯です。「源泉露天風呂」はあまり濁っていない緑がかったお湯なのに対して,「檜造玉子風呂」の方は白く濁ったお湯でした。どちらも崖に面しているため,景色には恵まれませんが,お湯の掛け流れ具合は良い感じです。

右側のお風呂(この時間の男性用)には,「泡の湯」「檜の湯」「露天風呂」の3つの湯船があります。「泡の湯」は硫黄泉ながら泡がつくということで期待していたのですが,この時は泡つきを感じられませんでした。

どの源泉を使っているかの記載はなかったのですが,濁っていない緑がかったお湯ということで,近江屋1号泉なのではないかと思います。適度にぬるめで,ゆっくりと入ることができます。また,湯船の縁からまんべんなくお湯が掛け流しされており,トドになるには最高の状態だと思います(浴室の床も檜で柔らかい感触です)。

「檜の湯」も源泉の表記はなかったのですが,お湯の感じからすると近江屋2号泉ではないでしょうか。こちらのお湯の温度も適温で,ゆっくり口の下までお湯に使って入ることができそうです。硫黄泉らしく,ぬるぬるとした肌さわりなのは「泡の湯」と同様です。

 「露天風呂」は近江屋3号泉が使われていると明記されていました。この宿で3号泉に入れるのは,このお風呂だけでしょうか。露天風呂といっても,上も横も遮られているので景色が良い訳ではありません。丸い湯船に熱めのお湯が注がれています。比較的熱めに強い私でも,すぐ音を上げてしまうほどです。

3つの源泉の中では一番白濁していたと思います。 いずれの源泉も,口に含んでみると,硫黄泉特有の酸っぱさがあります。1号泉が一番まろやかだったように感じましたが,2口目以降,麻痺していただけかもしれません。3口も含むと,もう歯もギシギシしてしまいます(一部,溶けてしまったのか?)。

硫黄泉らしく,肌にも“ぬめぬめっ”とした感触があります。でも,とても強そうなので,お風呂を上がってから顔だけは水で洗い流しましたが。


(露天風呂に出たところから見た「泡の湯」(奥)と「檜の湯」(手前))


(「泡の湯」 濁りの少ないお湯です
 右手前・左手前にお湯が掛け流しで,とても気持ちが良いです)


(こちらが「檜の湯」
 光が反射して見にくいですが,お湯が白濁しています)


(「露天風呂」は近江屋3号泉
 一番白濁していて熱い!! 露天といえども開放感は薄いです)


(ここで湯の華を濾しているみたい
 湯の華が少ないということは,1号泉なのかな?)


(もう一つの浴室側で,「源泉露天風呂」
 やはり白濁していないお湯で,玉子風呂よりはぬるめ)


(「玉子風呂」の玉子は,匂いではなく,湯船の形からきているようです
 近江屋の湯よりも白濁しています)


(玄関にあった打ち水用の樽中には金魚が泳いでいました
 写真では見えませんが,,,)



【宿の情報】
蔵王温泉 源泉風呂 おおみや旅館
山形県山形市蔵王温泉46

源泉露天風呂・檜造玉子風呂,泡の湯・檜の湯・露天風呂 (露天風呂は冬期閉鎖)
酸性・含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉
 (含硫黄水素強酸性明礬緑礬泉) PH1.6 [近江屋2号源泉]

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