2019年6月4日火曜日

天童市「天童温泉 滝の湯ホテル」

2004年,日帰り入浴。

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山形市の北に位置する天童温泉は,街中にある 規模の大きい宿が多いです。今回は,某雑誌の露天風呂スタンプラリーのため,訪れてみました。

広い駐車場でしたが,結構車が停まっていたので,混んでいるのではないかと少し不安になりました。でも,フロントで日帰り入浴を受け付けた後,お風呂へ行ってみると貸切状態。どうやら,ホテルで行われている会議などにきている人の車だったようです。

お風呂は露天風呂のついた男女別の大浴場があります。男女とも,大規模ホテルらしい広く立派な脱衣所で,浴室もゆったりとして,カランの数も十分です。循環していたようですが,一部掛け流しの循環でしたので,ちょっと気分は良い感じです。

男湯の方には湯船の手前にオブジェが飾られていましたし,女湯の方には湯船の真中にある半球状のオブジェからお湯が注がれているなど,一味変わった雰囲気です。

お湯は無色透明の石膏泉。元々のお湯が高温で加水していることや循環しているということもあり,あまりお湯の特徴は感じられませんでした。お湯の温度はちょうどいいくらい。

意外だったのは,飲泉の許可をとっていること。浴室に飲泉用として,別に温泉が出ているところがあります。チョロチョロとしか出ていないので絶対量が少ないのですが,飲泉の許可を取るのは大変ということを聞いたことがありますし,こういった形で提供してもらえるのは嬉しいものです。

飲泉は十分冷ましており,少し冷たいくらい。ほんの少し,硬い味がしました。胃腸の調子を整える,肥満に効果がある,という作用もあるようです。

露天風呂は男女ともに外塀と大浴場の間にチョコンとあります。想像していたよりもこじんまりとしたもので,雑誌の写真を撮った方のマジックを感じました。お湯は内湯よりもぬるめで,ゆっくり入れそうです。

開放感はないものの,開け放たれているせいで,内湯のような塩素の匂いは感じませんでした。御影石を使っているのは豪勢ですね。

お風呂上りには,中庭を見ながら,準備されていた冷たいお茶を飲みました。また,センター系の施設だと有料なことの多いマッサージ・チェアも無料で利用できるみたいでした。

お湯を味わうには物足りないかもしれませんが,このお風呂を貸切状態で利用できたのはポイントが高いと思います。


[飲み湯] (飲泉所の看板)
 天童温泉は明治四十四年に灌漑用水を掘ったところお湯が 湧き出たのが始まりです。 泉質は含芒硝石膏泉で浴用は勿論,飲用にも適しています。 天然のお湯を飲み健康づくりにお役立てください。


(女性用の大浴場。広々として気持ちが良いです)


(湯船の真ん中にある半球状から,温泉が注がれています)


(大浴場の外にある露天風呂。外を見渡すことはできません)


(飲泉所があります。冷たくひやされた温泉が少しづつですが出ています)


(男性用の大浴場。こちらも広々です)


(大浴場の中にあるオブジェ。
 お風呂にあるオブジェを初めて見ました)


(お風呂は循環掛け流しですが,このお風呂が貸切なのは,とっても贅沢な気分)


(浴場を出ると塀との間の狭いところを通って,露天風呂へ向かうことに)


(開放感には欠ける露天風呂ですが,
 雑誌の写真は,とてもゆったりと見えてました(笑))


(男性用大浴場の飲泉所。温泉を大切に扱っているのは好感がもたれます)


(お風呂にのぼせたら,冷たいお水をどうぞ)


(お風呂上りには冷たいお茶。そして中庭の散策も良いです)



【宿の情報】
天童温泉 滝の湯ホテル
山形県天童市鎌田本町1-1-30

花笠大浴場「紅の湯」「藍の湯」,露天風呂
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉 源泉温度46度~61度
  [源泉名/天童温泉]

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