2019年8月2日金曜日

米沢市「五色温泉 宗川旅館」

2003年12月,日帰り入浴。

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米沢十湯の一つ,ここ五色温泉「宗川旅館」。以前にも一度きたことはあったのだけれど,あまり印象に残っていませんでした。

国道13号線を板谷エリアで曲がり,山へ入っていくのですが,市内には雪なんか無かったのに,道の脇には雪が残っています。どんどん奥に進むにつれ,冬を感じていきます。 宿手前からは道路にも雪が残り,駐車場にも雪が。すべらないような底の靴を履いていたわけではないので,雪でツルツル滑ります。

宿の外見は,結構年季の入った感じがしてましたが,玄関を入ると古いながらもキチンと磨き上げられたような感じ。通常の時期ですと,日帰り入浴は露天風呂のみとなるのですが,冬となりお湯も温くなってきているので,内湯のチョイスをすることもできます。

今回は,内湯を選びました。男湯は大きな岩が奥にあって,その手前がアーチ上の半洞窟状態になっている浴室です。浴槽は2つに分かれており,奥の浴槽に熱いお湯が注がれ,手前の浴槽には底で繋がっています。そのため,手前の浴槽はちょうど良いくらいの温度となっていて,さらに浴槽の外に掛け流されています。

女湯は男湯よりもこじんまりとしています。浴室内が湯気でもうもうとしています。お湯の温度は男湯の手前の浴槽ぐらいの適温となっています。お湯は無色透明で,肌がキュッキュと引き締まるようなお湯感です。もしかしたら若干の金気臭がするかな,くらい。少しだけですが,茶褐色の湯の花も舞っていました。

お湯の注ぎ口など,一部分は浴槽が茶色に変色していましたが,これはお湯に含まれる成分がついたのでしょうね。味も鉄っぽい感じ,あるいは少し固めの水の味がしたような気がします。とても温まるお湯だったと思います。

入浴はしませんでしたが,露天風呂のほうも覗いてみました。露天風呂へは宿を出て,駐車場よりも高い位置にあります。やはり雪が積もっているので,滑って転ばないようにそろりそろりと登っていきます。

この日は天気も良く,遠くまで綺麗に見渡せました。気持ちの良いものです。露天風呂の方は男女とも内湯よりもぬるめ。そして泉質も異なります。内湯は無色透明でしたが,露天風呂の方は少しグレーに濁っている感じがしてました。

最近作られた(作り直された)建物のようで,とても小奇麗な浴室でした。 それにしても,この一帯の温泉はいろいろな泉質があり,興味深いですね。


(宗川旅館の外観。すでに雪が積もっていました)


(女性用の内湯。冬期間なので内湯も入れました)


(有名な岩石風呂。ちょっとだけアーチ上の洞窟っぽいです。
 手前の湯船は温めです)


(お湯は無色透明ですが,温泉成分で底の部分が赤くなってます)


(露天風呂の廊下。湯上りはこのスペースで待ち合わせでしょうか)


(女性用の露天風呂。でも,露天じゃあないよなぁ)


(内湯とは異なり,灰色に濁ったお湯です)


(男性用の露天風呂です。女性用と同じ構造になってます)


(露天風呂の建物を出たところからの眺望。絶景ですねぇ)



【宿の情報】
五色温泉 宗川旅館 
山形県米沢市板谷

岩石風呂①,露天風呂②
① ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉 (含む塩化土類-重曹泉/45.9度/5号源泉) 
②ナトリウム-炭酸水素塩温泉 (重曹泉/48.9度/4号源泉)

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