2019年8月9日金曜日

福島市「飯坂温泉 なかむらや旅館」1(04年日帰り)

2004年5月,日帰り入浴。凄く良かったです。

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飯坂温泉といえば共同浴場の「さばこ湯」が有名ですが,その近くにある宿が今回の訪問先,なかむらや旅館になります。どうしても共同浴場だとお湯が熱くても水で薄めることができず,熱くってなかなかお湯が楽しめないという話を聞いていました。

それと,なかむらや旅館にあるお風呂の片方には「さばこ湯」で以前使っていた御影石を移して使っているらしいので,ちょっとは雰囲気も味わえるのかなと思ったためです。

宿の外見は土蔵づくりの歴史を感じさせる建物で,あまり旅館らしくはないかもしれません。ここに来ようとして来なければ,ふらりと立ち寄ることは無いような気がします。私の場合は,来る気満々だったので,事前に電話をしてからやってきました(笑)。

建物の中に入っても,外見と同様歴史を感じさせられます。フロントというよりは帳簿場といった方が適切だと思います。実は,この建物,登録有形文化財に指定されている,本当に歴史のある建物なんです。

お風呂は2つあるのですが,男性用・女性用に分かれているのではなく,それぞれを貸し切って入ることになります。女将さんが両方を見せてくれ,「どっちでも好きな方を使ってくださいね。何だったら,両方入ってもらっても良いですよ」と嬉しいことを言ってくれます。

1つは湯船の縁が木でできているタイプ,もう1つは湯船に鯖湖湯で使っていた御影石を使ったタイプ。今回は,御影石を使ったタイプの方へ入ることにしました。

が,一大事。せっかく持ってきたデジカメなのですが,1枚撮ったところでバッテリー切れ。うんともすんとも反応しなくなってしまいました。あ~あ,とっとこだなぁ。

しょうがなく,今回は携帯で撮った小さな画像併用になります(涙)。 お湯は湯船から,ドクドクと掛け流しされています。こんなに贅沢な使い方をしてしまって良いのかなぁ,って思うほど。お湯は流石に,熱々。せっかくですが,しっかりと加水させてもらいました。

無色透明で特徴の無いお湯,っていう印象があったのですが,お湯を掬ってみると,とても滑らかな,優しい感じのするお湯です。市販のアルカリ水を飲んだ時の柔らかさを,そのまま持ち合わせたお湯のようです。

お湯を口に含んでみると,これは美味しい!! 美味しい温泉に出会うことはなかなかありませんが,ここはペットボトルに入れて帰りたいくらいでした。

ここのお湯で顔を洗ってみると,洗っている時から,肌の感じが良くなっていくのが判るようです。実際,後々,肌の調子は絶好調。勝手に美人の湯とさせてもらいたいくらいです。 お湯の感じはとても優しいのですが,如何せん,お湯が熱すぎたので,体には堪えます。

ここは貸切で,湯船からお湯が掛け流しになっているので,トド初体験。桶を枕にちょと横になってみました(笑)。至福の一時でした。

土湯峠や高湯など,特徴のある温泉が多い中,どうしても飯坂って低く見がちでしたが,いえいえどうして,見直してしまった一日です。


(2つのうちの1つ洋風な造りのお風呂と言われた方です
 きちんと撮れた写真はこれ1枚)


(温泉街の中にある内風呂ですが,陽の光はきちんと入ってきていて,
 明るく気持ち良さそうでした)
 

(もう1つのお風呂の方です
 鯖湖湯で使われていた御影石を使用しています)


(無色透明で劇熱でした。でも,さっぱりしたお湯)


(一応,空気にお湯を触れさせることにより,湯温を下げようとしています
 が,注がれるお湯の量が多いため熱いです)



【宿の情報】
飯坂温泉 なかむらや旅館 
福島県福島市飯坂町字湯沢18

貸切内風呂「寛ぎの湯」「興右衛門の湯」
アルカリ性単純温泉(52.8度) [源泉名 湯沢源泉]

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