2019年9月29日日曜日

猪苗代町「表磐梯温泉 ホテル不動滝」《廃業》

2005年3月,日帰り入浴。お勧めです。廃業しました。

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電話で入浴の可否を確認して,満を持して向かいました。途中からは案内の看板があって安心ですが,結構,右へ左へと道を曲がります。ホテルは一番奥にありました。

お風呂はフロントから1階下にあります。露天風呂と内湯は離れたところにあり,裸のまま移動することはできません。 露天風呂は,男女別の更衣室があるタイプの混浴です。でも,男湯と女湯が湯船の先の方で繋がっているだけなので,マナーの悪いお客さんさえいなければ,入りやすい混浴です。

露天風呂のお湯は少し茶色っぽく濁っていたかもしれませんが,基本的には無色透明。でも,お湯が溢れているところなどは,温泉の茶色い成分が固まっていて,成分の濃さを感じさせます。

あまり景色が望める訳ではないのですが,広々とした開放感はあります。男湯と女湯の間にある岩には大きいカエルのオブジェもあり,楽しめそうです。

内湯は男女別で,それぞれ7~8人程度入れそうな大き目の湯船と3,4人程度が入れそうな小さ目の湯船があります。お湯が注がれているように見える大き目の湯船の方が熱めになっていました。

内湯のお湯は,緑がかった濁った茶色(笹緑色?)をしています。色が付いているだけで,効能がありそうに思えてしまう単純な私には嬉しいです。(お湯の上澄み部分,あるいは注ぎたての時は無色で,お湯の底の部分,あるいは時間が経ってからは濁るようなので,必ずしもどちらが濃いのかは判りませんが)

でも,ここでの圧巻は,湯船から気持ちよく掛け流しされていたお湯が固まっている浴室の床です。男湯は湯船のすぐ脇のところに細い側溝があるので,女湯よりも温泉成分のつき方は弱めでした。いつの時点の写真か判りませんが,宿のチラシにのっていた写真はごくごく普通の大浴場なので,温泉前・温泉後の比較を見れて面白かったです。

純食塩泉ということなので,それなりの浴感はあります。じんわり体があたたまっていくのがわかりますし,玉のような汗もでてきます。ただ,強食塩泉のような強い塩味まではしませんでしたし,尋常じゃないあたたまり方でもありません。その分,ゆっくりと体の中からあたたまるせいか,入浴後の疲労感はあまりありません。また,湯上り後の汗も,結構あっさりとひいていきました。

脱衣所には,「風邪をひいている人は,1日3回,この温泉でうがいをすると良くなる」というような事が貼ってありました。うがいはしませんでしたが,飲んでみたところそんなに塩分がきつくないお湯でした。

また,この温泉に通っている方の「これからもこの温泉に通って,寿命より20歳長生きしたい」という誓い(?)のような紙も貼ってありました。確かに良いお湯だったと思います。


(混浴露天風呂。お湯が注がれているところです)


(男湯側の脱衣所が右奥になります。
 内湯と違って透き通ったお湯です)


(お湯の成分が,キレイに模様を成しています)


(混浴露天風呂とはいっても,男湯側と女湯側の間に岩があります
 その上にはカエルのオブジェが)


(女性用の内湯。奥が熱め,手前がぬるめです)


(窓の外は白い雪景色)


(内湯の床でも,固まったお湯の成分が見られます)


(男性用の内湯です。奥が熱め,手前がぬるめ)


(笹濁り色のお湯です。飲泉することもできます)


(男湯は湯船の外に側溝があるので,女湯ほどキレイな模様はしていません)



【宿の情報】
表磐梯温泉 ホテル不動滝
福島県耶麻郡猪苗代町字綿場7126-22

男女別露天風呂,男女別内湯 
ナトリウム-塩化物泉[源泉名/不動滝の湯]

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