2019年2月16日土曜日

雫石町「国見温泉 石塚旅館」1(露天風呂編)

2005年7月の宿泊。お勧めです。

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エメラルド・グリーンの憧れのお湯。江戸時代から薬師の湯とも呼ばれ,胃腸病・神経痛・皮膚病に効くと言われています。また飲用でも胃腸に効くようです。日帰りではユッタリできないと思い,宿泊することにしました。

秋田県側では暑いくらいの晴天だったのに,県境に向かうにつれ天気はどんより。岩手県側に入り,国道から国見温泉に向かう道に入ると,霧がもやり,細かい雨が降る状態に。10分ほど進むと,宿が見えてきました。

トイレ付の9千円の部屋を予約していたのに,何故かトイレなしの部屋に変わっていました。食事の内容も変わりないし安く泊れて良いわよ,女将には言われましたが,,,(笑)。山の宿なので,おおらかにいかないと。

部屋自体は,意外と普通。確かに立派ではありませんが,もっと古めかしい部屋を想像していたので,問題はありません。小さいテレビは,100円投入タイプ。温泉成分で1年に1度くらいは修理が必要というのは,温泉の濃さを示しているんでしょうね。

名物の混浴露天風呂は,昔からの内湯手前を一度外に出たところにあります。男湯内湯の目の前ってところです。

脱衣スペースがちょっとあるだけで,後は長方形の湯船があるだけ。周りは岩が組まれていて,あまり眺望は開けていなかったです。でも開放感のある空を見上げながら,って,この日は霧雨状態でした。

常に4~5人の男性が入っているので,女性にはなかなかチャレンジしにくいお風呂だと思います。とはいえ,ちょっとした瞬間に誰もいなくなったりもしますし,夜になると格段に入る人は少なくなります。

私は4時過ぎに入ったのですが,幸運なことに貸切! ゆったりと楽しむことができました。

お湯はイメージ通りのエメラルド・グリーン。1mほど上にある筒からお湯が注がれているので,湯船の中も攪拌されるのか,濁っています。

湯船の端のほうから足を入れると,底がぬるっ。覚悟はしていましたが,結構ビックリするくらいの湯の花の積もりぐあい。真中の方はそうでもありませんが,端のほうには1,2cmくらいは積もっていたのではないでしょうか。 ちょっと熱めのお湯で,冷たいくらいの外気が心地よかったです。

入浴後はフラフラとお湯のパイプを追って少しだけ歩いてみました。新しくできた内湯の脇には以前あった内湯の後が残っていました。いろいろなHPで風情のある様子を見ていたので,ちょっと残念。

(これが有名な混浴露天風呂を上から湯船を見たところ)


(お湯がドンドン注がれています)


(露天風呂の周りは岩が組まれています
 細長い長方形の湯船です)


(露天風呂の湯船の底には湯の華が積もっています)


(露天風呂に引かれているお湯のパイプです)



昔からの内湯は男女別ですが,女性には混浴露天風呂は厳しいので,露天風呂がついています。高い塀があるので,こちらもあまり景色を楽しむ感じではないですね。男湯側からは混浴露天風呂などが見え,実は一番眺望が良いのかもしれません。

内湯は歴史を感じる湯船。こちらには透明なエメラルド・グリーンのお湯が張ってありました。窓は全開になっていましたが,強い硫化水素集がしてきます。

男湯側はどこよりも熱いお湯でしたが,女湯側は新しい内湯の方が熱かったです。

(古くから残っている男性用の内湯)


(キレイなエメラルドグリーンのお湯)


(温泉の成分が感じられる床です)


(お風呂に張ってある注意版
 それだけ成分が濃いんですねぇ)


(浴室の天井は高く,窓も窓も開け放たれています)


(女性用の内湯
 外には女性専用の露天風呂があります)


(女性専用の露天風呂
 壁があるので景色は良くありませんが,混浴には入りづらい方はこちらで)


(正方形の湯船です
 角にある箱のところからお湯が注がれています)


(遠めに見た混浴露天風呂。手前の川の水も濁っています)


(混浴露天風呂の外観
 手前の屋根のあるところが脱衣スペースになっています)



【宿の情報】
国見温泉 石塚旅館
岩手県岩手郡雫石町高倉温泉

混浴露天風呂,男女別内湯(女湯のみ露天風呂付),新しい男女別内湯
含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉 
 [源泉名/国見温泉(薬師の湯)]

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